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2024.6.1 『幌内』(三笠・310m)  広い伐採地もまた緑!

 

 先週末はHiromiが土~月曜までの三連休を確保できたので、

金曜午後から単身『利尻山』へと旅立った。

そこでまた週末の時間が空いたムーミンを案内することにした。

ムーミンはとにかく手付かずの状態で、

どこに案内しても「初めて」と言うことで、

こちらとしても案内し甲斐があるというものだ。

 土曜日の朝南幌町でムーミンと合流し、

私の車で三笠市へと向かった。

この日は三笠市の里山へ案内することにした。

 三笠市幌内地区で、

「鉄道村」の前を通り、

砂利道を最奥まで進んだ。

そこに三笠市が炭都として栄えしころの名残である、

古い変電所の施設がある。

今は使用されておらず、

たまに見学者が訪れるくらいだ。

そしてその建物の前の広場に駐車。

徒歩で目の前の林道に入った。

林道を歩き出すと、

すぐチェーンゲートが現れる。

脇に入林ボックスがあるので、

きちんと記入してゲートを越えた。

林道上には新しいタイヤの跡が見られない。

 ほぼ直進する林道が、

右に大きくカーブを描くと、

その先の緑が急に美しく輝きだした。

降り注ぐ陽光のおかげだろうが、

今年はこの緑をずいぶん楽しめる。

やはり美しいものをより美しく感じるようになったのは、

歳のせいと言うしかあるまい。

 美しい緑を楽しみながら歩いて行くと、

道端のウドも目立ちだした。

もう成長して、

ほとんどが固くなってしまっているが、

まだ手ごろなものもある。

ムーミンに「持ってくか?」

と尋ねると、

「いえ、いいです・・・」

山菜には興味がないんだ、

と結論付けたが、

よくよく聞いてみると、

山菜は好物だということが分かった。

特にウドは芽を天ぷらにし、

茎は酢味噌和えにして食べるのが好きだという。

だったら採ってけばいいのに・・・

 林道は高度を上げると伐採地が現れ、

広い風景が楽しめる。

そんな伐採地を2カ所通り過ぎ、

更に進んで行くと、

それまでの伐採地の面積を、

はるかに超える広さの伐採地が現れる。

そしてその伐採地のピークが、

目指す「幌内」だ。

そこで伐採地の中に入った。

すると伐採地の中の緑も鮮やかで、

なかなかいい雰囲気だ。

ただ足元を覆う雑草の中には、

ウルシがかなり多く自生しているので、

下草に隠れた倒木や木の枝につまずいて転ばぬよう、

十分気を付けながら登って行く。

 伐採地の最上部で樹林に入った。

そこでムーミンに三角点標石を探させるべく、

先に行かせる。

そして難なく「あった!」

すぐ近くの立ち木にビスどめされた、

私製標識の前で記念撮影。

この木にビス留めされた私製標識も、

いずれ反感を持つ誰かに外されるのだろうか?

 下山は同じく伐採地の中を慎重に下って林道へ。

またすぐにウドが目につく。

この林道もまたウドが多く、

全く人の手が入っていない。

集落に近いところなのに、

誰も採りに来ないんだねえ。

そんな豊富なウドを、

ムーミンがとうとう採りだした!

なぁんだ、早く言ってよ~

と、採るのを手伝うと、

「うれしい!

今日はウドでビールだ!!」

ムーミンは酒が大好物らしい。

今度一杯やりましよう!

 ムーミンは量的に適度のウドを収穫し、

駐車地へ。

まだ時間が早いので、

直近の山へ移動!

 

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2024.5.26 『丸山』(当別・500m)  周遊林道にのって・・・

 先日の日曜日は、

春の毒性植物が元気な時期と言うことを考慮し、

草の毒に負けやすい体質の、

Hiromiの藪漕ぎを避けるべく、

登山道を歩くことにして、

道民の森の『神居尻山』(947m)へと向かった。

ところが一番川地区へ入って行くと、

まず現れるAコース登山口付近に車がいっぱい!

更に進んでBコース奥の広い駐車場に行くと、

な、なんと、既に満車で一台分の余地もない!

その光景を目にして、

もう全くそこに留まる気になれなかった。

静かだったころの『神居尻山』を思うと残念だ。

仕方なく道民の森から出て、

当別町の『丸山』へと向かった。

 一旦道々28号線に戻り、

北へ進路をとった。

そして国道451号線にのって浜益方面へ。

これを2.5kmほど走ると、

右手に林道の入口が現れる。

それに入るとすぐ、

放置されたような牧草地があるので、

ここを駐車地とした。

駐車地から林道を利用して高度を上げ、

藪に入って三角点のある「丸山」に立つ。

そして下山は登路の林道を更に奥へと進み、

時計回りで「丸山」の裾をかすめるように周遊し、

最後は登路の林道に戻る。

何年か前に挑んだ三角点ピークだが、

その時はヒグマとの接近遭遇で、

藪には入れずそのままスルーした。

 林道を歩き出すと、

まず「当別川」に架かる「川村橋」を渡る。

するとチェーンゲートが現れ、

二重にかけられたチェーンが施錠されている。

また、入林ボックスが備えられているので、

きっちり記入して入山する。

 ここもまた緑美しき中を歩いて行く。

立派な林道は傾斜があり、

どんどん高度を上げて行く。

道端にはウドが次々現れる。

しかし私もHiromiも、

もう今シーズンの山菜採りは終えたので、

次々現れるのを見るだけだ。

内心惜しい気持ちでいっぱいだけどね~

 林道上からは、

時折木々の切れ間から南の風景や、

近くの「別狩岳」(北)などが見える。

 斜度のある林道を登って行くと、

420で分岐となり、

これは右手の荒れた林道に入る。

路面はフキや笹に覆われている。

そんな荒れた林道を500mほど歩いて藪に入った。

この日はHiromiの藪漕ぎを避ける予定だったのに、

全く逆の結果となってしまった。

そんなHiromiも、

「今日は藪に入るよ!」、

と意気込んだ。

 藪は結構密度が濃く、

太い笹の場面ではなかなか前進できない。

それでも距離が長いわけではないので、

明らかにピークと思われる高みに上がった。

そして三角点標石を探すも見つからない。

地面に葉書に「丸山」と書かれた、

私製標識が落ちていた。

辺りの笹がうるさく、

標石が見つからないので、

あきらめて下山を開始し始めたとき、

目の前に標石が地面から突き出ているのを発見!

いやあ、見つかってよかったねえ!

この標石が見つかるのと見つからないのとでは、

気持ちに大きな差が生まれる。

 また濃い笹をかき分けて荒れた林道に戻った。

そして予定通り更に奥へと進む。

この荒れた林道はやがて右へと大きく弧を描き、

「丸山」の南側の裾を西に向かって伸び、

最後は登路の林道に吸い込まれる。

この荒れた林道脇にも、

ずいぶんウドが自生していた。

Hiromiが言う、

「来年はここでウド採りをしよう!」と。

しかしウド畑なら他にも多々ありますからぁ・・・

 駐車地に戻って帰途に着き、

夕方いつもの「反省会」。

 

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24.5.25 『剣淵』(ケンブチ・121m)  この標高でこの風景!?

 先週末の土曜日、

栗山で「天狗山」に登った後、

安平町追分を通り、

千歳市に入って「コムカラ峠」へと移動した。

この日の二座目は、

ムーミンのその後の予定に合わせた山を選定。

 千歳市道の「コムカラ峠」の頂上には、

アンテナのある施設があり、

その前が広く空いている。

そこを駐車地としてスタート。

市道を追分側に歩いて少し下った。

車の通りが多いので、

歩道のない市道脇を歩くのが怖い。

ただ、200mほどで林道の入口に至る。

そしてゲートを越えた。

するとすぐ「コトロ橋」を渡る。

この橋の下は川ではなく、

高速自動車道が走っている。

広く直線的に伸びる高速道路を見下ろすのは、

なかなか迫力ある光景だが、

同時に高度感があってちょっと怖い。

 「コトロ橋」を渡ると、

荒れた作業道が続く。

そしてこの作業道もまた、

緑が美しくて心を打たれる思いだ。

ムーミンと、

「きれいだなあ!」、

「きれいですねえ!」を連発。

今年の新緑が特に美しいわけではないはずなのに、

登るたびに感動の連続だ。

 直線的に伸びる緑の回廊を進んで行くと、

突然前方の樹木が切れて、

北から東にかけて、

遮るもののない風景が広がる。

ムーミンにその風景を見せたかった。

そしてそれを目にしたムーミンは、

期待通り感動しきり!

標高こそ低いが、

とにかくいい眺めだ。

 広い風景を眺めながら歩いて行くと、

作業道は針葉樹の中へ。

しかし長くは続かず、

それを抜けると広い大地の中、

小高いピークが見え、

二等三角点「剣淵」。

欠けた標石だ。

このピークに立つと、

登路で見えていた風景とは逆側の風景が広がる。

つまり千歳市側が見えている。

そこで昼食としたかったが、

この日は寒く、

ピークは冷たい風が吹いていたので、

少し戻った樹林の陰で昼食とした。

そして言われた、

「リーダーは食べるの早いですねえ」

別に急いでいるわけじゃあないんだけどねえ・・・

 昼食後復路でもまた素晴らしい風景を眺め、

美しい緑を楽しんで駐車地へ。

するとムーミン、

「もう終わっちゃうんですねえ!」

まあ、また今度と言うことがありますからぁ・・・


 

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2024.5.25 『天狗山』(栗山・330m)  ムーミンを原風景の中へ!

 

 先週末の土曜日は、

Hiromiが土曜出勤だったので、

ムーミンと栗山町の「天狗山」に登った。

 この朝早く、我が家で預かっていたHiromiのMTBを車に積み、

ホームセンターで購入したカラー平板その他を、

まずHiromiのところに届けた。

大きな物置が完成したので、

何でも容易に片付けられる。

それを終えて栗山町南角田へと向かった。

 合流地点である南角田の「不動の滝」に行くと、

ムーミンもちょうど到着したところだった。

それでそのまま「不動の沢林道」入口へ。

 二台の車を林道入口に置き、

徒歩でスタートした。

最近歩いて来た山が皆そうだったように、

この日もまた素晴らしい新緑の中を行く。

とにかくどこもここも素晴らしい緑の世界だ!

また色々なことを尋ねながら歩き、

230で林道を離れて、

送電線の保守管理用作業道に入った。

上空を送電線が走る。

そしてそれを支える鉄塔も現れる。

緑は美しいのだが、

空が雲に覆われて重苦しいのが残念だ。

 送電線の作業道を抜けて、

「天狗山林道」に上がると、

もう目の前に「天狗山」の頂上部が現れる。

そこで藪に入って、

わずかな先のピークを目指す。

ムーミンにとって笹薮はどうかな?

と案じたが、

別に問題はなさそうだ。

もうずいぶん人が入るようになって、

踏み跡もはっきりしている。

そして四等三角点「天狗山」。

細いトドマツの幹にビスどめされていた、

黄色地に黒文字の私製標識がなくなり、

その前に取り付けられた、

コイル状の針金でくくりつけられた私製標識だけが残っている。

夕張の「空池山」でもそうだったが、

樹木の幹にビスを打ち込む行為に反発し、

取り外す登山愛好家がいるのではなかろうか?

 下山は「天狗山林道」から「不動の沢林道」へ。

そして途中でショートカットして小沢を渡った。

このショートカット中、

トドマツの幹に付けられた、

真新しいヒグマの爪跡を見た。

それも複数個所。

ヒグマの活動が活発なようだ。

 ここに初めて足を踏み入れたムーミンは、

十分楽しめた様子。

登山道しか歩いたことがないので、

地形図を相手にした山登りに興味津々!

この日もきっちり地形図の必要箇所をプリントアウトして持参していた。

まだ時間が早いので、

もう一座へ案内することとして林道を後にした。

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2024.5.22 『川崎』(170m)  俺っていい爺さんだよなあ!

 

 先日22日(水)は、

休みをとってウド採りに出かけた。

ここ数年続けている、

職場のおばちゃんたちに与えるためだ。

頭の中にウド畑は色々あるが、

今回はふくろう湖そばの三角点ピークを絡めて収穫することにした。

 この日はまたいい天気に恵まれ、

当別町のふくろう湖に着くと、

湖の眺めが素晴らしい。

そして周囲の新緑が美しく、

また緑の世界を楽しめる期待感が膨らんだ。

 ふくろう湖の「望郷橋」から湖岸林道に入り、

1kmほど走ると「当望林道」のゲートが現れるので、

そのそばの広い空き地を駐車地とした。

そして徒歩でスタート。

「当望林道」のゲートは、

締まっているものの施錠はされていない。

従ってそれを知っている人間が、

ゲートを開けて侵入する。

まあ、ふだんはほとんど誰も入ることはないが、

山菜シーズンの今は必ず誰かいる。

 林道を歩き出すと、

期待通り緑が美しい。

先日も触れたが、

これまで何十回となく、

毎年この新緑を楽しんできたはずなのだが、

どうして今年はそれがより一層美しく感じられるのか?

ただ単に歳のせい?

 ゲートから1.5kmほど歩くと、

上空を走る送電線の下をくぐった。

すると右手に送電線の保守管理用作業道が現れるので、

それに入って一旦下って行く。

この辺りから目的のウドが目につくようになった。

下山時にこの作業道は歩かないので、

とりあえず目につくウドを採れるだけ採って、

ザックに押し込んだ。

そして沢形の対岸急斜面を登る。

滑ってずり落ちそうになりながら、

両手をついて登った。

すると傾斜が落ちて歩きやすくなり、

登りきると送電線を支える鉄塔の下で、

四等三角点「川崎」。

ここからは送電線が伸びる北側の風景がいい。

 三角点ピークからは作業道を戻らず、

少々藪を漕いで東側の斜面を下った。

この斜面にウドが自生しているからだ。

ただ、ウルシが多いところなので、

うっかり触れて被れないよう、

十分注意しながら収穫した。

間もなくザックに入りきらなくなったので、

90リットルのゴミ袋を出して、

それに入れて手に持った。

手に持つ量は重くてたくさんは持てないので、

ほどほどにして下山を開始。

美しい緑の中、

重いゴミ袋を左右の手に持ち換えながら歩いて駐車地へ。

収穫したウドはけっこうな量ではあるが、

25人ほどいる従業員が持ち帰ることを考えると、

まだまだ量が足りないので、

場所を変えることにし、

その場を離れて湖岸林道を走った。

そして道々から月形町に抜ける「青月線」に入り、

途中で第二段の収穫を開始。

十分な量を確保して「青月線」を抜けて月形へ。

田園地帯の中で改めてウドを整理し、

袋に詰めた。

これだけあれば十分だろう!

自分の有給休暇と燃料を使い、

今年も奉仕活動に汗を流した。

俺ってホント、いい爺さんだよなあ!

それも今回が最後かな・・・

 

 

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