「玉の浦」(タマノウラ)は野生のヤブ椿の突然変異種で、
長崎県五島列島で発見されました。
一重中輪で、濃い紅色に白覆輪が入る花ですが、
覆輪の入りが不安定です。
白覆輪が全く入らない年がありますが、今年は少し入りました。
4月中旬に咲いた1輪、
4月下旬、僅かに白覆輪が、
一昨年の花では、もう少しはっきりと出てました。
「二人静」(フタリシズカ)もセンリョウ科の多年草で、
ヒトリシズカより大きく、北海道~九州の山林下に自生します。
茎の先に普通2本の穂状花序を出し、小さな白い花を着けます。
花弁もガクも無く、3個のオシベが丸く子房を抱いています。
苗を植えたのではなく、
南庭の灯篭の脇で芽生えて、茎の先に開花しました。
草丈は20cm程、穂状の花序は4cm位です。
5月中旬の花、
5月下旬、
その2日後の花アップ、子房を抱いている白いオシベです。
昨日6月2日、オシベが落ちた後の小さな果実、
自然の実生で、群落が出来るでしょうか。
西洋シャクナゲとはツツジ科で、
ヒマラヤ・中国の野生種を欧米で品種改良したものです。
「太陽」(タイヨウ)という品種は、
日本の暑さに対応するように改良された品種で、
日本原産種と比べて、花が大きくカラフルです。
小さな苗木を鉢植えで育て、
玄関前通路脇、ハナミズキの隣に植えました。
大きな花芽を着けて、冬の雪と寒さに耐える1月中旬です。
4月下旬、蕾がほころんで、
翌日に開花しました。
その4~5日後の花、樹高は3m余りと大きくなりました。
4月末、ハナミズキと並んで、
5月上旬の花です。
花は終えましたが、暑さに強く、通年葉を楽しめ、
年々、樹高を伸ばしてきました。
「カキツバタ」(杜若)はアヤメ科で、湿地に群生します。
内花被が細く直立し、網目模様は無く、
大きな外花被片の中央部に白い斑紋があります。
斑入り葉の園芸品種を1株購入したものが増殖しました。
鉢植えにして水容器に入れ、現在は、昔の大きな火鉢に入れています。
今年は花茎を2本だけ上げました。5月10日の蕾です。
5月中旬、開花しました。
初めの花が萎むと、2番目の花が咲いてきました。
5月下旬、3輪目が開花しました。
大きな蕾2個から、3輪ずつ花を咲かせて、シーズンを終えました。
花が無くても白斑入りの葉が美しいです。
自宅北東側の池周りに植えた、紅花2種です。
共に上に伸びる樹形ですが、花の大きさや色が少し違います。
(庭のツツジは枯れ枝を切る程度で、自然樹形です。)
③は池の南側に植えました。 4月下旬です。
その3日後、
5月上旬の花、
④は池の北側でモミジの樹下に植えました。 4月下旬、
その翌日の花、
5月上旬の花アップ、