ジャン・アレチボルトの冒険

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乃木坂の風 10Aug13 ~ 高山一実のバラエティへの道、声とキャラを考えてみる

2013-08-10 16:00:00 | 芸能
高山一実さん、ちょっと悩んでいるみたいですね。

8月6日深夜に放送された「NOGIBINGO!」の「ショージキ将棋」で、

対戦相手の橋本奈々未から、

ぶっちゃけ、その特徴的なしゃべり方は作っている

と言われた高山さん、ルール通り「いいえ」と答えたものの、

嘘発見器の針が即座に振り切れてアウト。

地元の友だちとか、昔からしゃべってる子と話すときは、声やっぱ違います

と「作り」だと認めちゃいます。そして、

「声はファンのひとも気になってるだろうし、メンバーから作ってると思われるのは嫌で」

と話を続けるのですが、途中から泣き始めて、涙が止まらなくなってしまいます。

イジリー岡田のMCストップが掛かって、この話は終わったのですが、高山さん、気分が落ち込んじゃったみたいで、「私、面白くないから」など、ネガティブかずみんが炸裂。番組最後、星野みなみのデーモン小暮に至っても、元気を取り戻せなかったようです。

この放送を受けて、高山さんの8月7日ブログに、ファンから励ましのコメントが続々寄せられます。それに対するお礼を述べるために、8月9日のブログで、声の話を再び取り上げています。この中で、

声の悩みは本当に深刻です...泣

と書いていて、やはり悩みは深いようです。

ちょっと考えてみましょう。

// 地声か裏声かより、大声が問題か

このブログを読むと、二つの問題が高山さんを悩ましている気がします。

一つは、「のどへの負担」、もう一つは「自分のキャラ」です。

クールキャラになって、
口数減らして、
地声にすれば
私の描いているアイドル像にも
近いし、喉も守れるのですが、、、

現在の裏声は、面白キャラには必要だけど、のどへの負担が大きくて困っている、という問題がまず見えます。

実は、以前、「乃木坂って、どこ?」だと思うのですが、高山さんが、「裏声より、地声を出す方が、かえって力がいる」と話したことがあります。

一見、矛盾していますが、おそらく、どちらも本当のことだろうと思ます。

というのは、地声でも裏声でも、大きな声を出すと、のどへの負担が大きくなるという点が、一番、厳しい問題なのだと思います。

高山さんは、ダウンタウンの番組など、バラエティへの出演が、乃木坂の中では一番多いのですが、

乾いたスタジオで、何時間にも及ぶ収録の中、スタジオ全体に響く大きな声を出し続けるのは、かなりのどに負担が掛かるはずです。

しかも、たくさんのタレントを集めて、ガンガンしゃべらせて、実際に使うのはそのごく一部となると、存在感をアピールするためにも、声の大きさは死活問題です。

地声で行くにしても、裏声でしゃべるにしても、基本的な発声方法を身につけていないと、すぐにのどを痛めてしまうでしょう。

「もののけ姫」のテーマ曲を歌っている米良美一さんは、裏声による歌唱法を行っていますが、大きくて美しい声を出せる。

米良さんは、音楽大学を出ていて、ヨーロッパの音楽学校に留学するなど、声楽家として、本格的な訓練を受けているので、当たり前と言えば、当たり前なんですが、

高山さんも、基礎的な発声練習をしていけば、地声でも、裏声でも、あまり無理せずに、大きな声を出せるようになると思います。

そうすれば、「のどへの負担」という問題を、地声か裏声かという二者択一にすることなく、解決できるんじゃないでしょうか。

乃木坂の他のメンバーもそうですが、バラエティ番組への出演が増えてくると、大声を出す機会が多くなって、のどを痛める危険性が高くなります。

バラエティ特性では、キャラの問題ばかりがクローズアップされますが、無理なく大声が出せることも重要なポイントなので、基本的な発声練習を日頃から積み重ねておいた方がいいと思います。

生歌ライブにも役立ちますし。

// 裏声面白キャラは、全面変更ではなく、アレンジを

1990年あたりに「夢で逢えたら」という深夜のお笑い番組がありました。

レギュラー出演者は、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、清水ミチコ、野沢直子で、今から思うと超豪華メンバーですが、松本人志と内村光良が二人でコントをやったりして、さまざまな組み合わせで、コントを作って、人気の高い番組でした。

コントを通して、色んな人気キャラが誕生したのですが、私が好きだったのは。清水ミチコの「みどり」という女性キャラです。

ウッチャンの恋人という役で出て来るんですが、カツラをわざとずらした変な髪型に、変なメイクをして、変な服を着ている、ダサい勘違い女というキャラですね(笑)。

きちっとした身なりのウッチャンと高級レストランで食事をするコントでは、フィンガーボールの水を、お約束のように、ごくごく飲み始める。

ウッチャンが、「みどり、それは手を洗うものだよ」と教えると、「そんなことくらい、分かってるわよ、バカにしないでよね」と逆切れして、いつもの決め台詞、

みどりをその辺のおんなと一緒にしないでよ

で締める(笑)。

「みどり」は、視聴者投票でも上位にランクインするなど、人気のキャラだったのですが、あるとき以降、「みどり」のコントが放送されなくなってしまった。

どうしたんだろうと思っていると、番組内トークで、清水ミチコが「みどりキャラをやるのが本当に嫌で」と発言して、彼女がキャラを拒否したんだと判明しました。

「みどり」キャラは、おんなを捨てなきゃいけなくて、清水ミチコが、それをやり切っていたから、キャラが生きて面白かったんですが、本人には相当な負担になっていたんですね。

高山さんの8月9日ブログには、

でもTVで喋ってる自分は
なんかキモィルで((((/*0*)/

そんな自分が好きじゃなくて、
最近はOAもチェックできなくてさ。

と書かれていて、かずみんも、現在の裏声キャラを続けるのが負担になっているのかもしれません。

芸人のジャンルに入る清水ミチコですら、演じたくない人気キャラがあるのだから、山口百恵になりたくて乃木坂に入った高山さんが、もっとアイドルらしい可愛いキャラをやりたいと思うのは当然のことです。

しかし、一瞬でみんなの視線を集めて、笑いを取れるキャラというのは、そうそうは作れません。

浜田雅功が高山さんの裏声キャラについて、「あんた、ええもんもってるなあ、ずるいはそれ」と言ったように、必ず受ける面白キャラを持っているのは、浜田ほどの芸人から見ても羨ましいほど、貴重なことなんだと思います。

どういうキャラで行くかは、もちろん、高山さん自身が決めることですが、

これだけの面白キャラを、全部放棄するのは、あまりにもったいないという気がします。

「トンコツ魔法少女学院」にCOWCOWが出たとき、HKT48の村重杏奈が、持ちネタの「明太子!」を披露したんですが、伊勢丹柄ジャケットの多田健二が、芸人魂に火がついたのか、「ちょっと、アレンジしたい」と言い出して、急遽、指示を出し始めた。

その結果、少し長めのアレンジ版「明太子!」が出来上がった。

最初の「明太子!」は、勢いだけでやり切るという感じだったのが、アレンジ版は、村重さんの美少女っぷりや、可愛らしさも入っていて、なかなか良くなってました。

高山さんの裏声キャラも、あれこれアレンジすれば、アイドルらしい可愛さの要素も入れられると思うので、いくつか候補を考えてみてはどうでしょう。

例えば、松村沙友理のように、可愛いポーズ(ウザいという見方もありますが笑)を取りながら話したり、裏声に突然地声を入れたり、工夫の余地はあるんじゃないでしょうか。

自分の出ている番組を、自分でチェックできないのは、悲しいし、向上するためにも見た方がいいので、キャラのアレンジによって、自分で納得できるレベルに近づけるのは、一つのやり方だと思います。

// やがて、トーク力の勝負になる

こういった面白キャラは、一発で注目させるための、いわば「つかみ」的なテクニックですが、バラエティへの出演がさらに増えていくと、やがて、長めにしゃべって笑いをとることが要求されてきます。

こうなると、今度はトーク力の勝負で、面白キャラとは、別の能力が必要です。

私の意見ですが、高山さんは、このトーク力、結構、良いものを持っていると考えています。

「乃木どこ?」で、メンバーが先生となり、子供たちの質問に答える企画がありました。

橋本奈々未は、「地獄って本当にあるんですか?」との質問に、

もしかしたら、今生きているこの世界が
地獄かもしれない

と答えるなど、子供相手とは思えない、強烈な回答を連発して、教室を沈黙の淵に叩き込んでいました(笑)。

他のメンバーが、上手く答えようとする重圧からぎこちなくなって、苦戦している中、

高山さんは、一番、自然に自分のペースで話が出来ていました。

「どうしてアイドルになろうと思ったんですか?」に対して、「山口百恵みたいなアイドルになりたくて」と答えたあと、

今は、逸れちゃったんですけど、ちょっと

また、質問への答えが上手くまとまらないときは、素直に、

まとまらなかった

こういう率直な態度が、子供たちに受けて、終始、和やかな雰囲気で「授業」が進んで行きます。

ななみんのときの張りつめた緊張感とは、大違いです(笑)。

さらに「自分をカワイイと思ってアイドルになったんですか?」に対して、

確実に言えるのはねえ
先生アイドルになってから
あんまりカワイイって言われなくなったんだよ

お笑い的には、ほぼ満点のトークです(笑)。

この「授業」は、子供たちも楽しそうだったし、高山さんも、手応えを感じたでしょう。

最近自分の出たバラエティを見るのが辛いのであれば、こういう「成功体験」のビデオを繰り返しみると、少し自信を取り戻せるかもしれません。

高山先生の「授業」を見ていて、興味深かったのは、大部分は、地声と裏声の中間でしゃべっていて、少し真面目な話では地声に近くなり、テンション高く言うときは裏声が出てくることです。

例えば、太っている男の子の「なんで僕はやせないんですか?」に対しては、

体型なんか関係ないよ~!

と、完全な裏声で叫んでました(笑)。

高山さんは、地声と裏声の両方を場面場面で使い分けて、自分の発言をより魅力的にインパクトのあるものにしているようです。

日常生活でも、ほぼ同じような話し方をしているのかもしれません。

いずれにせよ、地声と裏声のどちらか一方に決めるのは、かずみんの魅力を削ぐ気がします。

バラエティで長めのトークを任されるときも、子供たちへの「授業」のように、リラックスしてしゃべれば、自分の感情に合わせて、自然に地声と裏声が切り替わって、魅力的な話し方になるんじゃないでしょうか。


かつて、キャンディーズは、TBS「8時だよ全員集合」のコントコーナーで、体操服姿で、マットの前転運動を披露して、アイドルがそんなことまでやっていると、注目を集めました。

時は流れて現在、秋元真夏はヘリコプターからスカイダイビングを飛び、桜井玲香は橋からバンジージャンプを敢行、生駒里奈は粉まみれの顔でニヤッと笑い、星野みなみはデーモン小暮メイクで「お前ら全員、蝋人形にしてやる~」。

アイドルも凄いことしなきゃいけない時代になっちゃいました(笑)。

そんな中、高山かずみんも、お笑い芸人とほとんど変わらないタイプの問題に直面して、山口百恵を目指していたのに、本当に大変だと思います。

しかし、これが今のアイドルに要求されるハードルであるなら、乗り越えて行くしかないので、あれこれ工夫しながら、前に進んで欲しいです。


// 関連ブログ

8月9日00:24 高山一実


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写真が全部、ナイスです。1枚目は、アイデアがグッド!三人でやられると、見ている側は強烈なインパクトを受けますね。「あれ、ごめん、お邪魔しちゃったかな」てな感じで。3枚目、川後Pは、何か指原のような迫力がありますなあ(笑)。

8月9日13:54 大和里菜
1枚目、星野みなみとのツーショット!最近、他メンバーブログへの、みなみ出演率が高くないですか?乃木坂内人気が高まってきたとか(笑)。大和家のニューフェース、カワイイっす。

8月9日10:00 西野七瀬
夢の話が面白い!2枚目、桜井玲香とのツーショットは、超絶美少女が二人で、よく撮れてます。

8月9日00:18 井上小百合
1枚目、可愛いっす。安定っす(笑)。2枚目、星野みなみとのツーショット!言葉が出ないくらい、二人ともキュートです。

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7月26日22:00 星野みなみ
ツーショット写真4枚!とくに4枚目、ろってぃとドーナッツ持ってるのがめちゃめちゃ可愛いっす。

7月22日20:48 桜井玲香
星野みなみとの夢のようなツーショットが2枚!しかも、食べ盛りみなみの情報が満載!(笑)

7月18日14:18 星野みなみ
みなみ、浴衣、夏祭りからの、天使!(笑)

7月14日19:54 和田まあや
星野みなみの「取り扱い説明書」で、彼女の性格を紹介。しかも、このブログ、「あっ!みなみから連絡きたっ」で終わっていて、もう、お宝です(笑)。

7月13日22:54 星野みなみ
7月9日23:54 星野みなみ
7月2日14:06 星野みなみ
6月27日13:00 星野みなみ
6月17日14:36 星野みなみ

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8月9日13:54 大和里菜
8月9日00:18 井上小百合
8月7日14:42 伊藤万理華
8月5日23:24 衛藤美彩
7月27日22:48 畠中清羅
7月25日20:24 伊藤寧々
7月20日14:00 川村真洋
7月16日23:42 樋口日奈
7月16日11:00 畠中清羅

7月12日23:48 永島聖羅
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6月12日22:42 秋元真夏
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