HBD in Liaodong Peninsula

中国と日本のぶらぶら街歩き日記です。2024年5月からは東京から発信します

東京での生活は

2024-05-28 | 暮らす
帰国以来、仕事が忙しくてなかなか日記を書く時間がありません。

週末も仕事に侵食されています。

この日記を始めてからこんなに投稿の間隔が空いたのは初めてです。

北京の生活が長くなってくると早く東京に帰りたいと感じていましたが、今や北京の暮らしの方が快適だったな、と感じています。

まったく勝手なものです。





週末に水元公園でジョギングしました。

束の間のリフレッシュになりました
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帰国しました

2024-04-28 | 暮らす
北京での仕事が終わりました。

今回は3年半あまりの滞在でした。

再び東京に戻ってきました。

監視のない祖国は自由でのびのびできるので快適です。食事も美味しいです。

一方、あの混んだ電車で通勤する日々に戻ることは少し気が重くなりましたが、案外数日で慣れました。体は長年の習慣を覚えているものです。



日記は再び東京編に戻りますが、まだ中国で撮りためた写真がたくさんありますので、ぼちぼちご紹介していくことにします。

引き続きお付き合いください。
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ローリング・ストーンズの新曲発表に驚く

2023-09-24 | 暮らす
今週、いつものようにイヤホンで中国国際広播電台の音楽専門FMラジオ「Hit FM」を聴きながら家路を歩んでいると、ザ・ローリング・ストーンズが新曲を発表したという中国語のアナウンスとともにミック・ジャガーの歌声が流れてきました。

驚きました。



もうストーンズの新曲が発表されることはないと思っていました。
ミックはすでに80歳ですし、一昨年にはドラマーのチャーリー・ワッツが亡くなっています。

しかし、イヤホンから流れてくるのは紛うことなきゴリゴリのストーンズサウンドです。聴いたことのない曲ですので新曲に違いありません。
しかも、ドラミングはいかにもチャーリーのそれです。

「アングリー」というとてもかっこいい曲でした。家に帰ってYouTubeを開いてみると、MVも公開されていました。

感動しました。80歳になってもアングリーして新曲を書くのですか。

しかもなんと、来月には18年ぶりのオリジナルアルバムも発表するのだとか。

なんともなんとも、うれしいニュースです。



チャーリーは抜けてもミックとキースとロンの3人でやれるぞと。80歳でもフレッシュに新作を作れるぞと。

3年の北京での暮らしでくたびれて活力を失いつつあるところでしたが、図らずも自分よりもはるかに年上のストーンズに励まされたような気分です。人生は素晴らしいです。

来月の新譜を楽しみに待とうと思います。
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「大便禁止」を謳うトイレ

2023-08-01 | 暮らす
市内に新しい居酒屋がオープンしたというので、偵察に行ってみました。

北京に限った話ではありませんが、日本料理店はどんどん新規オープンするものの、早々に店じまいする店も多く、盛衰が激しい業界です。

この店は麦子店に1号店があるのですが、とても日本人好みの味で駐在員の支持が高い店なので、2号店のこの店もきっと美味しいはずです。



ひととおり試したところ、やっぱり期待どおりの味でした。内装したばかりの店内も清潔で、快適でした。

ところが、トイレに立った時のことです。



奇妙な注意書きが目に留まりました。



「大便禁止」だそうです。

ピクトグラムが直接的でなかなかリアルです。

なぜ禁止なのでしょうか? これは大小兼用の便器です。新品です。詰まりやすいからとか、そういう理由が考えられますが...

ちなみに、トイレはこの1か所しかありません。大をしたい人は行き場を失います。どうすればいいのでしょうか。

日本ではまず見かけることのない注意書きです。
そもそも、よくこんな看板が既製品として売っているものです。どういう場面でこの看板が必要になるのでしょうか。
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2023年の始まり

2023-01-01 | 暮らす
2023年になりました。



北京で迎える3回目の正月です。
2022年は過剰なコロナ感染対策に手足を縛られてやりたいことができず、辛抱の一年でした。

オフィスや自宅で過ごす時間が長く、これでは海外に駐在している意味が薄いと感じることしきりでした。

おかげで、この日記でご紹介するネタ集めにも多少難儀しました。

今年は移動が自由になりましたので、いろんな場所に行けそうです。
貪欲にさまざまな場所を訪ねてみようと思います。

今年もお付き合いをお願いします。

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邦字フリーペーパーの栄枯盛衰

2022-12-20 | 暮らす
外国で生活をすると、邦字フリーペーパーは生活の情報源としてとても重宝するものです。

しかし、今の北京の暮らしで、日々この衰退ぶりを感じています。

北京の在留邦人が減少を続けていますが、それでも数千人規模が暮らしています。
これだけ多くの在留邦人がいるにもかかわらず、現在発行されているフリーペーパーはジャピオン(週刊)とW MAGAIZINE(旧Whenever、月刊)の2種類だけです。

しかも、年々ボリュームが減り続け、興味をそそるような掲載情報が少なくなってきました。



なんとも寂しいものです。

かつて上海で暮らした2000年代半ばは、上記の2つに加えて、SUPERCiTY、コンシェルジュ、イエローページ、上海ナビ、ビズプレッソといった個性あふれるフリーペーパーが発行されていて(他にもあったと思います)、しのぎを削るようにクオリティの高い情報をボリュームたっぷりで届けてくれました。

それだけの需要と豊富な広告収入があったのだと思います。

この頃と比較すると隔世の感があります。

今、フリーペーパーを開いてみると、広告主は飲食店と語学学校、ヘアサロン、不動産ぐらいのものです。

かつては華やかだったナイトクラブやカラオケなどの広告が激減したのが特徴的です。

しかも、広告の空きスペースが目立つようになりました。広告主が集まらないのでしょう。
日本人をメインの相手にした商売ではなかなか経営が成り立ちにくくなっているのだと思います。

当時のように、「日本人客しか来ない店」というのはあらゆる分野でなくなってきました。今や中国人が消費を牽引する時代です。

掲載される記事も、記者が自分の足で稼いだと思われる記事はかなり少なくなりました。記者や編集者の確保にも苦労していることが伝わってきます。

今振り返ってみると、2000年代半ばは中国における日本人コミュニティの存在感が大きかったのだなぁ、と思います。

これも時代なのだと思います。栄枯盛衰です。

日本人しか来ないような店、というのはなくなってきたように思います。経済だけではないと思います。

再び中国で邦字フリーペーパーが元気を取り戻す時代が来るのか、このまま衰退への道をたどるのか、どうでしょうか。

残念なことですが、今の僕には明るい将来を見通すことはなかなかできません。
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コロナに感染する - 突然の政府の方針転換に戸惑う

2022-12-14 | 暮らす
先週の火曜日に、突然中国政府がゼロコロナ政策の転換を発表しました。

これまで市民を苦しませ続けてきた厳格な行動管理は、ようやく区切りを迎えました。



国内移動をするときに必要だったこのミニプログラムも廃止されました。

この1か月ほど感染者が目に見えて増え始めていたので、もう今回ばかりは制御が難しいのではないかと思っていました。白紙を掲げた反対運動も起きました。市民の我慢も限界にきていることが伝わってきました。

いつ、どのようなタイミングで、どのような理屈付けで政策を転換するのか注目していました。結果は実にあっけないものでした。

市民はあの過剰なガチガチの管理対策からいきなり投げ捨てられ、自己防衛を迫られることになりました。

国民に対して、コロナはとても怖いよ、米国ではこんなにたくさん死んでいるよ、でも我が国は人命第一だから厳格にやるんだよ、と繰り返し言っておきながら、急にコロナは怖くないよ、オミクロンは弱毒でほとんど軽症だよ、だから感染しても自力で何とかしてね、というわけです。

いやはや、この手のひら返しには言葉を失います。

計画的、合理的に判断したというより、堤防が決壊して制御しきれなくなったので投げ出した、と映りました。

政権は感染拡大を止める能力がないという批判を受ける前に、管理能力を問われる前に責任を放棄して有耶無耶にしてしまいました。



と、ちょうどそれと平行して、市内ではたちまち感染者が爆発的に増えました。
新しいパニックが始まりました。

社会機能にさまざまな不具合が表われてきました。

そして僕も感染しました。発症は先週金曜日の話です。

筋肉痛を感じ始め、土曜日には全身倦怠感と関節痛、悪寒、のど痛、そして日曜未明には38.4度の高熱が出ました。

しかし、高熱はすぐに下がり、だいぶ軽快してきました。

つい1週間前までは感染なんて完全に他人事で、こんな急展開が起きるとはまったく予想ができませんでした。

公式統計には表れませんが、体感ではすでに数百万人の感染者が出ているはずです。

まあ、自分もいずれ感染するのであれば、さっさと感染して免疫を作った方がよかったと考えることにしました。幸い、命にかかわるような辛さはありませんでした。

この後しばらく、医療崩壊や社会的な問題が続きそうです。

当局はメディアを通じて、感染者の99%の軽症か無症状だから、無症状は病気じゃないから、重症化しても命には関わらないから、と楽観的な情報を流し、国民が病院に押し寄せないように宣伝と誘導に躍起です。

さて、どうなるでしょうか。
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冬の訪れと再びの半ロックダウン

2022-11-29 | 暮らす
北京は短い秋が終わり、またも冬がやってきました。



これからしばらくつらい季節が続きます。

それに合わせるかのように、感染者が増えて市内は再び半ロックダウン状態になりました。今年は5月に続いて2回目です。

北京の感染者数は過去最高を日々更新しています。
封鎖されているビルは数知れず、そこかしこで見かけます。

飲食店やフィットネスジムや商業施設は閉鎖され、企業に対してはテレワークが推奨されています。
街中が活気を失い、死んだ街のようになりました。

PCR検査は一日おきに受けなければなりません。PCR検査の列に並ぶ間も、寒さとの戦いになりました。



5月の半ロックダウンのときは、外をジョギングすることができましたが、今の寒さではそれもできません。
おかしくなりそうです。

やれやれ、ほとほと、ため息ばかりが口から漏れてきます。

今季は引きこもりのような冬を過ごすことになりそうです。



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2回目の中国隔離生活

2022-10-12 | 暮らす
一時帰国しましたので、中国に戻った際には例によって集中隔離を受けなければなりません。

北京の住民には10日間の集中隔離が求められます。
問答無用です。

やれやれです。



成田で祖国に別れを告げ...



青島に着きます。



こういう人たちに誘導されて空港内を移動します。
ANA機を降りた乗客は、全員が指定施設である西海岸区の青島紅樹林度假世界というホテルに送り込まれます。自分で選ぶことはできません。



僕が赴任した2年前は14日間でした。
その後21日に延長されて、今は10日間です。
まあ、21日間を経験してきた先人たちに比べれば恵まれているとはいえます。

青島の隔離生活はどうでしょうか。



僕が宛がわれた部屋は21階の南向きのオーシャンビューの部屋でした。

今は隔離専用ですが、元々はリゾートホテルだったようです。
景色は良好です。

この部屋で10泊します。その間、一歩も部屋から出られず、軟禁状態におかれます。

部屋の広さは40㎡ぐらいでしょうか。十分な広さです。

ベランダがありますが、ストッパーが設置されていて窓を開けられるのは15センチほどだけですので、外に出ることはできません。ここは残念です。

しかし、十分な運動できないことと食事が難儀します。
運動は長年の習慣ですので、1日なら我慢できるのですが、2日目から早くも苦痛になってきました。

食事は自分でメニューをチョイスすることができず、一日3食、ホテルから配膳されてくる弁当のみです。これも1日ならいいのですが、2日目から早くも飽きがきます。



コンコンと部屋がノックされると、ドアの開けたところにあるテーブルに食事が置かれています。







似たようなメニューばかりです。

若いコックがメニューを考えているのか、肉と脂が多いコテコテの高カロリーの食事が続きます。半分も食べられません。

酒があればいいのですが、酒は注文できません。

豆腐や野菜や麺が食べたいなぁ、と思います。

幸いというべきかわかりませんが、一時帰国中に仕事がたくさん溜まっていたので、パソコンに向かって仕事をする必要がありました。この時間は集中していたので、時間が短く感じました。

夜はさっさと寝てしまいます。早起きはせずに、寝ていられるだけ寝ます。寝ている時間は過ぎるのが早いので、できるだけ目が覚めないでくれ、と祈りながら眠りにつきます。

隔離の10日のうちに日々涼しくなり、季節が秋に向かっていくことを肌で感じました。

しかし、世界が終息に向けて歩みを進めているのに、考えものです。

国民一人一人の福祉や人権を軽視し、権力や懲罰を盾に強権的な措置を取るのはこの国の特徴ですが、どれだけ長くこの国で暮らそうが、なかなか付いていけないものです。

2年前の隔離も苦痛でしたが、今回もやっぱり苦痛です。
ことごとく自分は隔離に向いていないということを確認しました。

いつまでこの国がこんな厳格な水際措置を続けるのか分かりませんが、もう二度と隔離はごめんです。

この措置が続く限り、一時帰国はこれを最初で最後にしようと考えています。早くコロナ前の水際措置が戻ってくることを祈ります。



ホテルの外観です。隔離が終わった日に撮影しました。
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外出しない労働節

2022-05-05 | 暮らす
労働節になりました。

中国は五連休です。
しかし、折からの感染拡大を受け、4月最終週から市民一斉のPCR検査が始まり、5月1日から飲食店の店舗営業が停止され、さらに2日からはスポーツや娯楽施設も閉鎖されてしまいました。

一人でも感染者が出たビルは封鎖措置が取られます。すでに僕の同僚や知人も自宅隔離を強いられています。

今や自分のアパートに入るにも、48時間以内のPCR検査の結果の提示が求められます。いやはや面倒です。



街角では、こんな感じで検査待ちをする行列をよく見かけます。

そんなわけで、なんとも味気のない連休を過ごしました。

外出するのは、検査を受けるときと運動をするとき、買い物をするときだけです。
わざわざ週末に振替出勤をさせてまで5連休を作ったのに、もったいないことです。



こういう連休を過ごすのは、今年の年始、春節、清明節に続いて4回目です。

2000万人以上が暮らすこの街で、感染者は1日当たり数十人です。

いくらなんでもやり過ぎです。他の国とまるっきり対応が違います。
首都で感染を拡大させるまじ、ということだと思いますが。

こういう指示には、この国の人々はきっちり従います。上からの指示に従順です。
指導者は難しい道を選んでしまったな、と思います。この先どうなるでしょうか。

早く地方都市に遊びに行きたいものです。
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ティアーズ・フォー・フィアーズ、17年ぶりの新譜に出会う

2022-03-27 | 暮らす
通勤時によくCRI国際放送の「HIT FM」というラジオ局の放送を聴いています。

このラジオ局は、中国語のナビゲートで米国の最新ヒット曲ばかりを流してくれる、洋楽ファンにはありがたいプログラムです。中国語の曲はかかりません。ナビゲーターは曲やCMの前に「Never Stop The Beat」という決め台詞を挟みます。開局当時のJ-WAVEのような感じです。

先日、このラジオから耳触りの良い上質なサウンドに聞き覚えのある懐かしい歌声が乗った曲が聞こえてきました。
ひょっとしてこの声はローランド・オーザバル...? しかし、聞いたことのない曲です。

曲が終わったあと、ナビゲーターは、これがティアーズ・フォー・フィアーズの新曲であると紹介してくれました。

にわかに心が高鳴りました。

ティアーズ・フォー・フィアーズ(以下、TFF)は、僕の青春時代の思い出を刻んだ英国のポップデュオです。ローランド・オーザバルはそのメンバーの一人です。

これまでに発表したアルバムは数枚に過ぎませんが、いずれも珠玉の名曲を収めた傑作です。

彼らの作品は何回聴いても飽きが来ることがなく、聴けば聴くほどにその味わい深さ、奥深さを見せてくれます。唯一無二の存在感を放ちます。

彼らがしばらくの解散状態を経て、2010年代に活動を再開したことは知っていました。

2012年夏にサマーソニックに出演するために25年ぶりに来日したときには、幕張メッセまで公演を見に行きました。

しかし、もう新作を発表することはないと思っていました。

それがなんと、今回、約17年ぶりに新作を発表したのだそうです。

現在、この新作アルバム「The Tipping Point」を毎日聴いています。



60歳になった2人が世に送り出した10曲入りの新作は、すべてが素晴らしい輝きを放つ傑作でした。

そうそう、これこれというTFFの世界観はそのままに、最新のテクノロジーを取り入れながら、時間をかけて妥協を許さず、細かいところまで考え抜いて丁寧に作り込んだことが伝わってきました。

コロナ禍の世の中で、思いがけずありがたいプレゼントをもらいました。
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ナイトライフ - 北京人のバーの楽しみ方

2022-03-06 | 暮らす
僕は日頃、会食の二次会にはほとんど行かず、さっさと帰って早々に寝てしまうので、北京のナイトライフ事情にはかなり疎いです。

がしかし、ごくたまにバーに行きます。



双井にある小さい店です。

なかなかの人気店で、訪問時はたいてい席が埋まっています。

照明を落とした店内では、酒を片手に楽し気に語らう客の姿が目に入ります。



カウンターの背面には所狭しと洋酒のボトルが並びます。

カウンターではきりりとネクタイを締めた若いバーテンダーがきびきびとした動きでシェーカーを振っています。

東京によくありそうな店です。



ウイスキーのロックに使う氷は、大きく丸く削られた本格的なやつです。



ボウモアの中国用と思しきボトルがありました。波摩=BOWMOREです。

味はボウモアらしいピートの香りでしたが、本物でしょうか。

日本と違うのは、客層です。
日本のバーの客層といえばサラリーマン世代からシニア男性がメインですが、こっちは若い人が、なかでも女性の姿が目立ちます。

一人でカウンターに座って本を広げてカクテルをなめている若い女性もいます。
いささか不思議な光景に映ります。

これは社交文化、ナイトライフ文化の成り立ちの違いなのだろうと思います。
なかなか興味深いものです。

僕は酒そのものが好きですし、毎日美味しく飲むために生きているようなものなので、こういう場所はどちらかというと好きなのですが、いかんせん、出掛けるのが億劫に感じるようになり、足が遠のくようになりました。

いけませんね。

せっかく海外で暮らしているのですから、もっといろんなところに顔を出してカルチャーのアップデートに努めようと思います。
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中華イヤホンの実力を知る - Knowledge Zenith

2022-02-13 | 暮らす
愛用していた音楽用のイヤホンが故障しました。

東京から持ってきたものです。
僕はこの5年ほど、JVCのとあるモデルをずっと使い続けてきました。故障しても同じものを買いなおしました。

イヤホンは通勤時やジムで運動するときのよき相棒です。
使っていれば故障することもありますので、予備として新品のものも一つ持参していたのですが、その予備機まで故障してしまいました。

これは困りました。

皆さんも同じだと思いますが、イヤホンは好みがあります。高ければよいというものではなく、好きな音のタイプがあります。音質だけでなく装着感も重要です。

陶宝やJD.comでJVCの同じモデルを探してみましたが、見つかりませんでした。

中国メーカーのイヤホンは買う気が起きません。

これまで何度か試してきましたが、満足する商品に出会ったことがないからです。
イヤホンは日本か欧米のメーカーに限ります。

しかし、よさそうな商品が見つかりません。

思案した結果、ここはもう一度中国メーカーのイヤホンを試してみることにしました。

僕が中国メーカーのイヤホンで苦い思いをしたのは、もうずいぶん昔の話です。今や技術が上がっているかもしれません。

現に、僕が使っている中国メーカーのスマホはかなりハイスペックです。イヤホンもそうかもしれません。

そこで、日本で販売されていて、かつ日本のユーザーから評価を得ているメーカーを選ぶことにしました。

ネットで調べたところ、KZ(Knowledge Zenith)というメーカーのZSというシリーズが評判がよいことが分かりました。深圳の会社だそうです。
聞いたことがありません。まあ、元々関心も持っていなかったので当たり前です。

さっそく日本でも売られているZSN-PROというモデルをJD.comで注文してみました。

日本で買うより幾分安いようです。

商品はその日のうちに配達されてきました。



さっそく開封して使ってみます。

どうでしょうか。見た目はスタイリッシュでなかなかの高級感です。
カラーのラインナップも数種類ありましたが、一番地味なタイプをチョイスしてみました。





スマホにつないで音楽を再生してみると、驚くほど良質な音が響いてきました。自分の耳を疑います。

低音しっかり、輪郭くっきりで、立体感のあるサウンドが飛び込んできます。

装着感も上々です。
耳輪に掛けるタイプなので、外れにくいのもよいです。

説明によると、エージングと呼ばれる慣らし運転を100-200時間すると本来の音質を発揮するそうですが、なんのなんの、最初から素晴らしい音質でした。
これはコスパが高いです。

KZは、もはや僕の知っている中華イヤホンではありませんでした。中華イヤホンは驚きの進化を遂げていました。

自分が思い込みにとらわれ、時代の変化に追いつけていないことを恥じ入りました。
思いがけず中国の技術革新のスピードを身をもって知ることになりました。

よい教訓にしようと思います。
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静かな春節と北京五輪

2022-02-07 | 暮らす
今年も春節がきました。今日は初七(元旦から数えて七日目)で、仕事始めです。

去年同様、コロナ禍の春節になりました。

北京は感染対策のため厳しい移動制限が課されていますので、市内で過ごしました。
アパート内のジムで体を動かしたり、読書をしたりと引き籠りのような1週間でした。

数回外出しましたが、交通量が少なく、人出も少なく、街はとても静かな空気が漂っていました。
この静けさは、花火と爆竹が禁じられていることも関係しています。春節の風物詩である花火と爆竹がないのは、なんとも寂しいものです。

さて、北京五輪の方も始まっていますが、盛り上がりは今一つといったところです。



市民が観戦できませんし、参加する選手やメディアなど関係者はバブル方式で完全に市民と分離されているので、世界から一流アスリートが集まってきていることが実感できないのが要因だと思います。

おそらく、昨夏の東京五輪時の都民もこういう感覚だったのではないでしょうか。



五輪を実感するわずかな機会といえば、たまにこういう専用車を見かけたときや、厳重にバリアされた指定ホテルの前を通過したときぐらいです。





この緑色の壁は五輪用に設えたものです。
普段はありません。

こういう管理は、この国の得意とする分野です。
このホテルの中が、いわゆるバブル内です。
この時期は五輪関係者専用として使われていて、一般市民は入ることができません。



ちょうど今、大会関係者専用の車両が入るところです。

テレビでの観戦になりますが、日本選手団の活躍を期待しようと思います。
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中秋節と月餅

2021-09-21 | 暮らす
中国は今日まで中秋節休みでした。

中秋節は旧暦の8月15日です。
中秋節には月餅を贈りあいますので、職場でも訪問先でも月餅がお目見えします。

5年ぶりに中国で迎える中秋節で、久し振りに月餅を食べましたが、美味しくなったと思います。

かつての月餅は油っぽくて甘すぎて、僕にはまったく食欲をそそる食べ物ではなかったのですが、改良されました。
大きさも食べやすいように小ぶりのものが増えたように思います。



これは長富宮飯店(ホテルニューオータニ)の月餅です。とても上品でした。

さて、そろそろ北京生活を始めて1年になります。

とにかくコロナに翻弄されたイレギュラーな1年でした。
この1年間、日本から一組のお客さんも迎えませんでした。自分自身も一度も帰国しませんでした。

大連の駐在時とはまったく違った日常でした。

北京市を離れると過去14日の行動履歴の提示だったり、PCR検査結果の提示だったり、ワクチンの接種記録の提示だったりと面倒が多いので、出掛ける機会は多くありませんでした

それでも日本の緊急事態宣言下のようなレストランでの飲食の制限がないので、気兼ねなくのびのびと外食ができる環境にあるのは恵まれていました。

次の1年はウイルスの抑え込みが進み、自由度が高まり、人的往来が増えることを祈ります。
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