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イギリス一周 花の旅  index 1

2012-07-31 12:40:20 | イギリス一周 花の旅

「花の旅」 総合目次 


イギリス一周 花の旅  index 1

 

プロローグ

1  イギリス 花の旅 スタート (レートの良い、円とポンドの両替)

2  レンタカーを借りる (ネットで予約しました)

3  旅の概要とドライブの準備 (旅の目的、イギリスでのドライブ)

4  美味しいビールのパブ発見 (ヒースローのホテルとパブ

5  イギリスの道路事情 (イギリスの道路の種類と制限速度など)

 

南海岸地方 

6  カンタベリー大聖堂 (カンタベリー大聖堂を見学)

7  カンタベリーで印象に残った (車の駐車方法、カンタベリーの印象)

8  ドーヴァーの青い空と海 (ドーヴァー城)

9  ユーロトンネルが作った公園で (「サムファイア ホエー」はトンネルの土砂で作った公園)

10 ライは中世の町 (中世の面影を残す可愛い町) 

11 ヘイスティングズの丘に登れば (歴史を語る城跡)

12 セブンシスターズもどきに感動 (白亜の壁に感動しました)

13 雨のセブンシスターズ (セブンシスターズの丘に咲くツノゲシ)

14 ブライトンのヒロインは誰? (ブライトンは皇室のリゾート地です)

15 イギリス南海岸を走る (6月のイギリスは朝は4時、夜は10時ごろまで明るいのです

16 エデン・プロジェクトって? (エデン・プロジェクトを訪問しました)

17 確かに、新しいかもしれない (エデン・プロジェクトは従来の植物園とは異なります) 

18 ジギタリスの意味すること (ジギタリスと「囲い込み」の関係を考えます)

19 地の果ての最初で最後 (コンウォール半島の先端の村) 

20 ランズ・エンドは風の岬 (イギリス最南西端の岬)

21 ミナック・シアター 断崖劇場 (一人の女性が生涯をかけて作り上げた石の野外劇場)

 

イングランド中央部

22 転んでボグワーツ魔法学校 (グロースター大聖堂は「ハリーポッター」の撮影の地)

23 ブリストルでちょっと悔しかった (観光地の施設は10時開園の所が多いのです)

 

ウエールズへ 

24 イギリスの異国 ウエールズ (ウエールズに入りました)

25 カーディフの不思議な空間 (カーディフはウエールズの首都)

26 イギリスNo.1を諦める (ガウワー半島はイギリス国内の自然海岸のNo.1に選ばれた

27 テンピーはイタリアの装い (街並みが明るい地中海のようです)

28 ペンブルックの白いサンザシ (お城と掘りのような川が印象的です)

29 フィッシュガードの群来 (フィッシュガードの町は旅情溢れる風景が広がります)

30 異国であることを忘れます (ウエールズ西海岸の快適なドライブ)

31 アベライロンの彩り (アベライロンの町はパステルカラーです)

32 北の街ではもう (何もない風景を見ることができます)

33 小さなナポリ アベリストゥウィス (緩やかな曲線の海岸通りにリゾートホテルが並ぶ

34 用心深く、賢く、フェアに (スキを見せないのは世界の常識)

35 ベスゲレートの石楠花の森 (山の中の水清く、花美しい村)

36 スノードン山からエベレストへ (エベレスト初登のヒラリーが訓練を積んだ山)

37 コンウィの世界遺産 (町が堅固な城塞で包まれていました)

38 スランディドノウとはとても (「北のナポリ」と呼ばれているそうです)

 

リバプール

39 リバプール植物園はどこなの (ビートルズの縁の地を訪ねました)

 

湖水地方へ

40 湖水地方 ウインダミア (第一印象は良くない)

41 ウィンダミア湖 微笑みの花 (ウィンダミア湖の南の静かな公園)

42 湖を渡るフェリー (思いがけず、湖を渡るフェリーに乗船しました)

43 思惑違い (イングランドの田舎道をドライブ)

44 峠で出会った白い顔の黒羊 (ジェットコースターに乗っているような道が続きます)

45 峠の斜度は30度 (湖水地方のハイ・アドベンチャーのルートを存分に楽しみました)

46 夕闇の迫る道を北へ (グラスミア湖畔の朽ち果てた城跡)

 

イングランド北部

47 ハドリアヌスの城壁 (古代ローマ時代の城壁)

 

スコットランド

48 スコットランドブルー (スコットランドへ入りました)

49 エジンバラ植物園 (植物好きな方は一日いても飽きないかもしれません)

 

  イギリス一周 花の旅  index 2

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イギリス一周 花の旅  index 2

2012-07-31 09:05:14 | イギリス一周 花の旅

「花の旅」 総合目次 


イギリス一周 花の旅  index 2

 

スコットランド

50 エジンバラの街並 (車の窓からエジンバラ市内を見て廻りました)

51 セント・アンドリューズ植物園 (好感の持てる植物園です)

52 優雅な河畔のレストラン (黒ビール、スモークドサーモン、アンガスステーキ)

53 クイーンズ・ビューの芋虫 (女王陛下が愛したタンメル湖は緑が綺麗でした

54 みんな橋から飛び込みたがる (スコットランド第三の都市アバディーン)

55 ハリエニシダの黄色い花 (青い空、緑の大地、野を染めるハリエニシダ)

56 ウイスキー街道 (車だと試飲もできない辛さがあります)

 

スコットランド ハイランド

57 一泊1300円のホステル (インバネスの贅沢)

58 インバネスと東中野の関係 (スコットランドのインド料理)

59 ハイランドを一周します (信号も交差点もない道が続きます)

60 大地と雲の表情に心奪われる (北の外れの地へと走り続けました)

61 北の町 ウイック (しっとりと落ち着いた雰囲気の町です)

62 二つ目の「最初で最後」 (ジョン・オグローツはイギリス本土最北の地)

63 スコットランドの荒野 (空と海と緑は抽象画のような美しさを見せてくれます)

64 スコットランド北縁の道 (ほのぼのとした田舎道)

65 オジロワシが翔ぶタンの浦 (鯨やカワウソの姿が見られるそうです)

66 息を呑む湖の青さ (言葉では表現できぬ程の水の青さ)

67 野の花が咲く場所とは (羊が入らない場所に野の花が咲いていました)

68 イギリス本土最北西端の地 (ダーネスがイギリス本土の最北西端の地)

69 スコットランドの山と湖 (水と山と、人魚の住む湖)

70 荒野の旅の終わり (アラプールはフェリーの出る港)

71 ネス湖で膨らむもの (平凡なネス湖の風景が何かを語りかけてくる)

72 スコットランドの山と谷 (イギリス最高峰のベン・ネヴィスへ山)

73 貴婦人の町のデェービスさん (インヴァレリーは「ファイン湖畔の貴婦人」)

74 スコットランドの風と雲と (草を払うような風と、暗く立ち込めた雲がもたらすもの)

 

スコットランド

75 スコットランド最大の都市へ (ペイズリーに立ち寄り、グラスゴーへ向いました)

76 グラスゴー植物園で 何故? (イギリス人の植物好きが理解できます)

77 絶品 フィッシュ&チップス (フィッシュ&チップスがこんなにも美味しいものだったとは!)

 

イングランド北部

78 ニューキャッスルのホステル (このホステルはお薦めです)

79 川の街 ニューキャッスル (早朝のニューキャッスルを散策しました)

80 聖者が治めた町で給油 (司教が治めてきたダラム、車への給油方法もご紹介します)

81 ドラマの舞台のような街 (私はウィットビーをすっかり気に入ってしまいました)

82 ドラキュラとキャプテン・クック (ウィットビーでキャプテン・クックとドラキュラが育ちました)

83 英国庭園で庭作りのヒント (雨の中で庭園、ハーロウ・カーを訪ねました)

84 命懸のドライブ(大袈裟です) (ヨークシャー・ディルズで大雨に会い、逃げ帰ってきました)

 

ケンブリッジ

85 ケンブリッジ大学植物園を訪ねる (心地よくが刺激されるような気分に浸ることができます)

86 ケンブリッジは大学の街 (大学の街を見学しました)

87 金メダルを取ったら (二階建てバスを借り切った新婚旅行を見かけました)

 

オックスフォード

88 パーク&ライドを利用しました (車を駐車場に停めて、バスで市内へ移動しました)

89 オックスフォードの路地 (オックスフォードの街を散策します)

90 オックスフォード大学植物園 (オックスフォード大学植物園の規模は大きくはありません)

 

コッツウォルズ

91 蜂蜜色って、どんな色? (コッツウォルズへ向います)

92 ベネツィアとは、言い過ぎです (ボートン・オン・ザ・ウオーターは素敵な街ですが・・・)

93 コッツウォルズをはしる (コッツウォルズでは町と村を繋ぐ丘の風景に魅力があります)

94 バイブリー村のスワン (この村が最も人気があるという話が納得できます)

95 イギリスで始めてのキャンプ (初めてオートキャンプサイトを利用しました)

96 キャンピングサイトで朝シャン (オートキャンプサイトにはシャワー設備も備わっていました)

 

キュー王立植物園

97 キュー王立植物園を訪ねる (世界遺産に登録された、とんでもない規模の植物園でした)

98 クイーン・メアリーズ・ガーデン (ロンドン市内の公園を訪ねてから、二日続けてキュー植物園へ)

99 キュー王立植物園の花と木 (旅の最後の日は植物園で過ごしました)

 

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キュー王立植物園の花と木

2012-07-30 21:14:13 | イギリス一周 花の旅

 キュー王立植物園前に9時に到着しました。

 早かった為か、今日はメインゲート前に駐車スペースを得ることができました。

    

   

 開園を待って園内へ進みます。

    

 門を入ると直ぐに「インド栃の木」が満開の花を咲かせていました。 

     

Indian horse chestnut.

   

    

 今日も良いお天気に恵まれました。

    

    

 昨日は寄る時間がなかった、温室の中へも入ることができました。

    

    

 温室では、昨年、小石川植物園で開花して話題を呼んだ「ショクダイオオ コンニャク」が咲いていたようです。

 インドネシア産の稀少植物で「世界最大の花」を咲かせると言われています。

     

Titan Arum

   

 ロックガーデンなどでは初めて見る植物のオンパレードでした。

     

Sempervivum

    

    

 センペルビブム属は、ベンケイソウ科(Crassulaceae)の多肉植物で、 主にヨーロッパ・アルプスに生育する高山植物です。

    

    

 

Escallonia ‘William Watson’

    

  エスカロニア ウィリアム·ワトソンはE. rubra と E. virgateの交配種で、夏から秋にかけてローズレッドの花を咲かせます。

     

 

European larch  学名 Larix decidua

     

 ヨーロッパ落葉松(European larch)は樹高25~45m、直径1m になる 欧州産の高木で、古い松ぼっくりが、長年にわたって木の上に残るのだそうです。
 その為か、枝には松ぼっくりが鈴なりでした。

   

 

 Stone pine

      

 イタリア石松(Stone Pine)は傘松やパラソルパインとも呼ばれ、地中海地方が原産で、南ヨーロッパ、北アフリカなどに生育しています。先史以前から実を収穫する為に栽培され、実は食用ナッツとしての価値が高く、その抽出油には抗酸化作用があるそうです。

     

 等等、時計を気にしながらも、私は満ち足りた思いで「イギリス一周 花の旅」の締めくくりの時をキュー王立植物園に過ごしました。

    

    

 そして、いよいよ旅を閉じる時がやってきました。

    

 二週間、寝食を共にしたニッサン「クァシュカイ」君とヒースロー空港へ戻ります。

    

   

    

 レンタカー会社へ彼をお返しする時に、あれほど心配した違反の通告はありませんでした。

   

 あっけない程簡単に手続きも終了し、私は早々にJALに荷物を預け、ザック一つを片背に掛けて、身軽な出て立ちで空港ラウンジへと向かいました。

    

    

 ラウンジでは日本語が通じます。ここはもう半分は日本です。

 もう運転する必要もありません。

    

    

 私は滑走路を見渡すカウンターに席を確保すると、よく冷えたワインで、永くて短かった二週間の「イギリス一周 花の旅」の無事を祝しました。

     

    

   

 ご紹介してきましたように、物価高のイギリスですが、工夫次第で費用をかけずに、安価に旅することが可能です。

 私の今回の旅は飛行機代を除いて、イギリスを一周し、23万程の費用で終わらせることができました。

 

 オリンピックを機にイギリス旅行を予定されている方に、このブログが多少でもお役に立つことがあれば幸いです。

 

 長い間のご愛読を、本当にありがとう御座いました。

 

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クイーン・メアリーズ・ガーデン

2012-07-30 12:17:49 | イギリス一周 花の旅

 2012年6月26日 今日がイギリス一周 花の旅の最終日です。

 成田への飛行機は、今晩19時15分にヒースロー空港を飛び立ちます。

    

 レンタカーを返して、お土産を選んで、等等を考えると15時には空港に戻っていたいところです。

     

 実は、心配症の私は、スピードカメラで違反を撮影されていないかを案じていました。

     

 勿論、スピード違反をしないように安全運転に徹しましたが、幹線道路でも市街地へ入ると急に制限速度が低下します。

 標識を見落とした可能性もあります。

    

 また、都市部ではバス専用レーンなどもあって、左折時に、いつそのレーンに入っていいのか迷いました。また、そのような場所には必ず監視カメラが設置されていました。

   

 サッカーのオフサイドやバレーボールでのタッチネット等は故意でなくても反則です。

 その意味では運転に反則は付きものですから、今回の旅で違反がゼロだったとは断言できません。

 また、それを記録された可能性もゼロではありません。

 何しろ全てがあちらのルールと判断ですから。

   

 そして、その違反の有無はレンタカーの返却時に明らかになるはずです、・・・多分。

  

 罰金はせいぜい3万円止まりでしょう、・・・多分。   

 しかし、その為に煩雑な作業が生じた場合、飛行機の出発に間に合わない可能性があります。

  

 ということで、早目にヒースロー空港に帰る予定で、一日のスケジュールを考えました。

 

   

 昨日はキュー王立植物園の全貌を見ることができなかったので、今日は、もう一度キュー王立植物園を訪問する予定です。

   

 キュー王立植物園の開園は9時半です。

   

 いつものように朝早く目が覚めて、車の中でのんびりしていたのですが、そうだ、朝のラッシュ前にロンドン市内の公園を見ておこう、と思い付きました。

 

 すぐに行動開始です。

   

 

   

 まずは、テムズ川沿いに走ります。

    

    

 ロンドンブリッジを渡りました。

 橋の天井にオリンピックマークが格納されていました。

    

 日本に帰ってから、このマークが橋を飾っている姿がテレビに映しだされていました。

     

 

    

 目的地はクイーン・メアリーズ・ガーデン(Queen Mary's Garden)です。

    

 400種類、30,000 本以上のバラが植えられているそうです。

 事前の調査で、開園は朝5時です。

    

 ロンドン市内は早朝にも関わらず、交通量も多く、神経を使いました。

    

 ガイドブックにも、慣れないうちはロンドン市内に車で入らないほうが良いと記載されています。

 その通りだと思いました。

    

    

 ガーデンへは7時半に到着しました。

    

    

 クイーン・メアリーズ・ガーデンはリージェンツ・パーク(Regent's Park)の一画にあり、更にその中にローズ・ガーデンが作られています。

   

    

 6月はバラの季節です。色とりどりのバラが咲き揃っていまいた。

    

     

 バラだけではなく、滝や池の周囲に水生植物などが植裁され、小鳥の囀りが明るく響いていました。

     

    

 園内には市民が寄贈したベンチが置かれ、その背には

    

 I watch the sunrise lighting the sky,

 and on this bright morning I feel your presence near me.

   

 (空を朝陽が染めるのを見つめ、その輝く光の中で私は、すぐそばに貴方を感じている)

    

といったプレートが収められていました。

    

    

 

    

 お洒落ですね~ 嬉しくなっちゃいますね~!  

 市民の心持ちの豊かさを、ひしひしと感じます。

    

 良いものを見せて頂きました。

    

   

 さて、そろそろ私はキュー王立植物園へと向かうことに致しましょう。

        

 ロンドンの都心へ向かう対向車線では渋滞が始まっていました。

   

    

    

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キュー王立植物園を訪ねる

2012-07-29 22:45:54 | イギリス一周 花の旅

 キュー王立植物園は1759年の設立で、約40万坪の面積を有します。

 

 植物園自体が界遺産に認定され、植物標本室には800万点を越える標本が保管され、植物園として世界一の規模を誇るとされます。

   

 キュー王立植物園には、開園時間の9時半過ぎに到着しました。

 

 植物園横のキュー・ロード(Kew Road)は、10時以降は自由に駐車できますから、10時を待って車を停め、ビクトリア・ゲート(Victoria Gate)から園内へ入りました。

   

   

 園内の案内図を見ると、植物園の上部をハドソン川が流れ、下部にキュー・ロードが通り、その中央部にビクトリア・ゲートがあります。

    

    

 ビクトリア・ゲートから入園し、池の畔を右手に進みました。

 

 池の対岸に「椰子の家」(Palm House Parterre)という名の温室が見えます。

   

   

 池の畔を抜け、草本類のエリアへ向かいました。

    

     

 花壇では、バーベナやサルビアなどの園芸種を含め、世界各地から集められた花々が咲いていました。

     

 

   Veronica Austriaca                 Salvia oficinalis 

   

 夢中になって花の写真を撮り続け、気がつくと、この場所で2時間ほどが経過していました。

 

 既に正午を過ぎていたので、この時点で、一日で全ては廻れないと判断しました。

 

 花壇の近くに盆栽のコレクションやデュークス・ガーデンといった庭園があり、そちらへ足を伸ばし花や樹木を見て歩きました。

   

 

 

    

 13時近くになっていたでしょうか、時を忘れていたとは言え、さすがに空腹を覚えたので、ビクトリア・ゲートに戻り、カフェショップに入りました。

      

      

 カフェショップでは、パイやサンドウィッチ、ハンバーガーなどが提供され、ワインやビールを飲む人の姿も見られましたが、車で来た私は我慢、我慢です。

 

 既にもう、全部見るのは無理と悟っていたので、ゆっくりと昼食を摂って、今度はビクトリア・ゲートの左手へまわりました。

 

 左手に進んだ先のシャーリー・シャーウッド・ボタニカル・アート展示館で、デイビッド・ナッシュという彫刻家の木彫や、

 

 マリアン・ノース展示室ではヴィクトリア時代の旅行家で植物画家のマリアン・ノースの833点の油彩画の見事なコレクションが展示されていました。

 

 女性旅行家であり、植物画家でもあるマリアン・ノースという作家の行動力と作品の規模には本当に驚かされました。

     

     

 美術展示館を出て、中国様式のパゴダと日本庭園を眺め歩きました。

      

 

     

 キューズ・レイクとパーム・ハウス・ポンドと名付けられた池の周囲で孔雀が羽を広げ、白鳥が羽を休めていました。

      

 

      

  「Minka」 との標示があったので、何だろうと思って近づくと、

      

 

    

 民家が竹林に囲まれるように建てられていました。

     

 この辺りが丁度、ビクトリア・ゲートの反対側になります。

 

 ということは、まだ半分!  本当にとんでもない広さです。

       

 

     

 キュー王立植物園の外周に沿って、花や木々を見ながら歩き続けて疲れ果て、正門近くのレストランのテーブルにたどり着いたのは17時近くになっていました。

     

  

      

  まだ、温室やロックガーデンなどを見ていませんが、明日もまた来ることにして、今日は残り時間を、売店で販売する植物関連の本の品定めに使うことにしました。

         

 かなり広いスペースの本棚に本が所狭しと並べられていました。

 

 興味深かったのは、日本の植物関連の専用コーナーが設けられていたことです。

       

 

      

 日本庭園のデザイン本なども棚積みされていました。

 

 日本では最近イギリス式庭園がブームですが、イギリスでは日本庭園が興味を持たれているようです。

    

      

 6月25日の位置

    

    

 

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キャンピングサイトで朝シャン

2012-07-29 18:58:00 | イギリス一周 花の旅

 コッツウォルズのテントサイトで朝を迎えました。

 今日も良いお天気です。

   

 折角携帯用コンロを持ってきたので、一度ぐらいは使わないと勿体ないので、ゆっくりとお湯を沸かして、コーヒーを落としました。

   

 このコンロは1980年以前の独身時代から登山に使っていたので、今では骨董品としての価値があるかもしれません。

   

 コーヒーが飲めないのはストレスなので、コーヒー豆とペーパーフィルターを持参しましたが、コーヒーはガソリンスタンドやコンビニで手軽に入手することができましたので、使うのは今日が始めてです。

    

 

    

 昨晩買っておいたサンドイッチで朝食を済ませました。

    

    

 本日の目的地はキュー王立植物園です。

 距離と時間を測り、開園時間に合わせて準備を整えます。

   

 私以外のキャンパーは、まだ夢の中のようです。

    

   

 トイレへ行って初めて、シャワーが併設されていることに気がつきました。

    

 喜び勇んで、朝シャンと洒落こみました。 オ~ーー 気分爽快!

    

 

    

 シャワーを終えた頃に、お隣のテントでも朝の仕度が始まりました。

 どうやらご夫婦連れのようです。

    

 イギリスの方ではないようにお見受けしました。

   

   

 そろそろ、ご近所さん達も朝を迎えたようです。

    

 昨晩、幾つかのキャンピングカーの中で、テレビのサッカー中継を楽しんでいる様子が伺えました。

 キャンピングカーの方達はキャンプ中でも、普段と同じライフスタイルを求めるようです。

 

 「日常と同じでは面白くない」と思うのが私の価値観です。緑の中に居る時ぐらい、テレビは見ないで、静寂に浸る時を過ごしたいと私は思いますが、キャンピングカーそのもの自体が、普段の便利性を野山に持ち出すというコンセプトですから、それはそれで、他人が兎や角言うことではありません。

 

   

 管理人にキーカードを返却して、一路ロンドンのキュー王立植物園を目指しました。

   

    

 初めて利用したイギリスのキャンプサイト、なかなかに便利で快適でした。

    

 料金もホステルなみの価格ですから、好奇心と気力さえあれば、キャンプサイトを利用して、安価にヨーロッパを旅することも不可能ではないかもしれません。

     

 

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イギリスで初めてのキャンプ

2012-07-29 15:51:11 | イギリス一周 花の旅

 バイブリー(Bibury)村で寛いだ時を過ごしました。

 何があったわけでもないのですが、安らぎの時に浸ることができました。

    

 

   

 旅の終わりのタイミングだったので、気持ちに余裕があったのかもしれません。

   

 コッツウォルズは何処ということではなく、緩やかに起伏を繰り返す、緑の丘の連なりや、小川のほとりや、陽溜りの谷、蜂蜜色の家々に見られる、何気ない安堵の表情が人々を魅了しているのでしょう。

    

    

 コッツウォルズを十分に堪能させて頂きました。

     

 明日はキュー植物園を予定しています。

 時間次第ではウイズリーガーデンやロンドン周辺のガーデンにも足を伸ばせるかもしれません。

    

   

 バイブリー村を離れてしばらくすると、サイアンセスター(Cirencester)の町に、広い駐車場を備えた、一軒のレストランを見かけたので食事を摂ることにしました。

    

 メニューを見るとフィッシュ&チップスの文字が目に飛び込んできました。

 ラナークの美味しい想い出が蘇り、迷わずに注文しました。

    

   

 ふむふむ、これが多分、標準的なフィッシュ&チップスなのでしょう。

 ラナークのようにサクッとした音もなく、白身から湯気が上がることもありませんでしたが、バーミンガムのそれのように「もう、二度とこんなものは食べないぞ」と言う程のものでもありませんでした。

    

 私はこれで、絶品と豚の餌もどき、そして標準的なフィッシュ&チップスを経験したことになります。

 これでフィッシュ&チップスが分かった、とまでは申しませんが、「イギリスのフィッシュ&チップスも所変われば味変わる」ぐらいの説明はできるようになりました。

      

 さて、食事を終えて、走り始めると、道路脇にキャンピングサイトの看板を目にしました。

    

 そうか、その手があったかと、案内板に導かれてキャンピングサイトへと向かいました。

    

 案の定、受付時間は過ぎていましたが、幸いにも管理人室に人が居て、無事に今夜のスペースを確保することができました。

    

 既に、隣には小型車がとまり、テントが貼られています。

    

     

 そうなんです、実は今回の旅の基本は、このスタイルを想定していました。 

 しかし結局、一回もテントは張らないままに終ってしまいました。

    

 今夜だって、当然車中泊です。

 テントを張るより車の方が安全、安心、簡単ですから。

 キャンプサイトにやってきたのは、誰にも咎められず、安心して駐車できるスペースがあるからです。

    

 車を指定された位置に停めて、車内に就寝用のスペースを確保しました。

 車の横に携帯用のチェアをセットすると、ストアで買ってきたビールの栓を開け、チーズを片手に、自分へのささやかな慰労を行ないました。

    

  ご苦労様、乾杯!

    

 

    

 西の空が茜色に染まり始めていました。

     

    

    

6月24日の位置

 

  

   

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バイブリー村のスワン

2012-07-29 10:44:53 | イギリス一周 花の旅

 コッツウォルズの麦畑の中を30分ほども走って、バイブリー(Bibury)村に到着しました。

   

 静かな村です。人影も見えません。

    

    

 教会の脇に車を停めて、村を歩いてみました。

 教会の墓地の横でカスタードカラーのバラが咲いていまいた。

    

 

    

 独特の色合いの石積みの家が、緑豊かな村で、肩寄せ合っています。

    

   

 瀟洒なホテルを見かけました。昔は領主の館だったのかもしれません。

 広い芝庭に大木が枝を広げていました。

     

  

    

 庭の横には小川が流れ、その流れの上に石橋が掛かっています。

     

    

 気の赴くままに、石橋を渡り、小道を歩いてみました。

     

    

 緩やかな丘の間に、谷が微睡み、谷の小川に清水が流れ、流れの中に水の草が花を咲かせていました。

    

    

 谷の奥には、木々に包まれた牧草地が続いています。谷の底で羊たちが午後の陽射しを浴びていました。

    

    

 放牧地の縁を登って行くと、森の中に木漏れ日を受けて、森の小道が続いています。

    

   

 その踏み分け道の先に、小川のほとりが待っていてくれました。

   

    

 人影を恐れることもなく、川辺で鴨が雛を育てていました。

    

   

 その鴨の雛を、老夫婦が橋の上からいつまでも見つ続けていました。

 見つめているのは鴨の雛でしょうか、それとも幼い頃の我が子の面影でしょうか。

    

    

 小川に注ぐ細流に沿って蜂蜜色の民家が並び、クレソンが白い花を咲かせていました。

    

  

    

 小川の水面に白鳥が遊び、鱒が餌を求めてゆったりと尾びれを動かしていました。

    

 

  

   

 

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コッツウォルズをはしる

2012-07-28 21:26:25 | イギリス一周 花の旅

 コッツウォルズはその中に、車で30分程度の距離を置いて、幾つもの心安らぐ田舎町や村が点在しています。

    

 ロンドンから手頃な距離にあることも人気の秘密かもしれません。

  

 そんなコッツウォルズで、次ぎに目指したのはウインチクーム(Winchcombe)のスードリー城(Sudeley Castle)でした。

    

       

 スードリー城にはアスコット卿と婦人の結婚を記念して作られた「シークレット・ガーデン」があって、イチイの生垣に囲まれた庭に800種のバラが植わっているのだとか。

      

    

 運転しながら、幾度もシャッターを押したくなるほど魅力的な緑の丘を、ナビに任せて走り抜けて行きます。

    

    

 唯一気がかりなのはナビに標示される時刻。

 スードリー城の開園時間は10時半から17時です。

 多分、30分前には入場が締め切られるでしょう。

    

   

 幅の狭い田舎道を急ぎました。

 そして、

    

   

 正門前の駐車場に着いたのが16時45分。

 受付に行ってはみたものの、

 「今日は入園時間を過ぎました。明日も朝10時から開園しております」とのつれないご説明でした。

    

 仕事で受付をされてる方に交渉しても、結果は見えていますので、無駄な努力は止めて、さっさと次を目指すことにしました。

    

 更に残念なことに、時間ばかりを気にしていたのでウインチクームの街の写真が一枚もありません。どうぞご容赦下さい。

 

    

 スードリー城は絶倫王と言われたヘンリー8世の6番目の妻、キャサリン・パーが住んでいた城で、丘の斜面に家々が並ぶウインチクームの村は、教会や、石畳の道などが続き、ありふれた佇まいながらも印象深い面影の村でした。

    

 次の目的地はバイブリー(Bibury)です。

   

   

 

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ベネツィアとは、言い過ぎです

2012-07-28 18:03:59 | イギリス一周 花の旅

 チッピング・カムデン(Chipping campden)で次ぎの目的地、ブロードウェイ(Broadway)の名をナビに入力しました。

  

 ブロードウェイは「あたたかい蜂蜜色のコッツウォルド・ストーンで建てられた家並みがハイ・ストリー沿いに続いている。典型的なコッツウォルズの町のひとつ」と紹介されています。

   

 この家の色が蜂蜜色なのですね。

    

    

 露出がカメラ任せなので、写真の色が上手く出ていませんが、柔らかな色彩で、品の良い表情の街です。

    

 

    

 この町も、民家の壁や庭は花で溢れていました。

    

 ブロードウェイから離れ、南東へ走る途中で、丘の上にブロードウェイ・タワーを見かけました。

   

    

 ここからは天気が良い日には、ウエールズの山々が見えるそうです。

    

 ウエールズという言葉が、今では懐かしい響きを伴って想い出されます。

    

    

 次の目的地はボートン・オン・ザ・ウオーター(Bourton on the Water)です。

    

 コッツウォルズの丘陵地帯を縫う道が続き、この道をドライブするだけでも来た甲斐があります。

    

    

 北海道の例えばかりで恐縮ですが、美瑛のパッチワークの丘のイメージに似た光景が続いています。

   

    

 6月の爽やかな風の中を、ナビのお姉さんのガイドのままに走り続け、ボートン・オン・ザ・ウオーターに到着しました。

    

    

 ボートン・オン・ザ・ウオーターは

 「ウインドラッシュ川のほとりの小さな町で、川と橋と街並みが調和しており、コッツウォルズのベネツィアと呼ばれている」と記載されていますが、ベネツィアではちょっと大袈裟。

    

 そうですね~、 街の中に川が整備された距離が500m程ですから、札幌の円山公園や東京の日比谷公園、大阪の長居植物園などを、子供の膝ぐらいの清流が流れているような規模と印象です。

    

 この日が日曜日だったこともあって、私がコッツウォルズに期待していた、水と緑が優雅に調和するイメージとは異なる雰囲気でした。

    

 

    

 決して悪い印象でないのですが、キャッチフレーズで喚起されたイメージと実態が違い過ぎると、マイナス効果を生じるようです。

    

 「人は眼で物を見る」と思っていますが、ネス湖はネッシーの影響で、ありふれた光景が神秘的な風景に見えるように、実際には、「先入観」や「思い込み」などを介して見ているに違いありません。

      

  

 「先入観」と「見たもの」のギャップが大きいと失望感さえ生じるようです。

 

 ボートン・オン・ザ・ウオーターには、水温む新緑の、平日に来たかったですね。

 

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蜂蜜色って、どんな色?

2012-07-28 16:06:20 | イギリス一周 花の旅

 オクスフォードので滞在が予想外に短い時間で済んだので、私は次の目的地コッツウォルズ(Cotswolds)へ向かうことにしました。

   

    

 コッツウォルズとは、東はオックスフォード(Oxford)、西はグロースター(Gloucester)、北はストラトホード・アポン・エイヴォン(Stratford upon Avon)、南はブリストル(Bristol)等に囲まれた地域で、その中に幾つかの町や村が点在しています。

    

 地図でそれらの村と町をプロットし、オックスフォードから一筆書きに南へ下ることにしました。

    

 まず、最初に向かったのはチッピング・ノートン(Chipping Norton)です。

     

 町の入口で、可愛いホテルが客を待っていました。

     

 

    

 チッピング・ノートンは13世紀頃から毛織物の取引を行う町として発展してきたようです。

 町外れに、旧毛織物工場が見えていました。

    

 イギリスの田園風景に、羊が与えた影響を、改めて意識させられます。

     

    

 チッピング・ノートンを過ぎると、爽やかな田舎道に心地良いドライブが続きます。

    

    

 ゆったりとした丘陵が広がり、ここが恵み豊かな土地であることを、光と風が告げていました。

    

 

 

 そんな緑の風の中を走り抜けて、やがてチッピング・カムデン(Chipping campden)に到着しました。

   

 この街は「王冠の中の宝石」と称されているそうです。

    

 ガイドブックには「街に蜂蜜色の家々が並ぶ」と記されています。

 蜂蜜色って、どんな色かと思っていました。

 家々を彩っているのはライムストーンと呼ばれる石灰岩だそうです。

      

 

 街の中心には、乳製品の取引所として1627年に建てられたマーケット・ホールがあります。

   

    

 その先に聖ジェイムス教会が見えていました。

    

    

 街外れには茅葺き屋根の民家が並んでいました。

     

 

     

 茅葺き屋根は、飛騨高山の専売特許かと思っていましたが、世界共通なのですね?

     

 民家が色彩な花に包まれていました。 

 豊かで平穏な暮らしが、幾世代にも亘って続いてきたのでしょうか。

   

   

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オックスフォード大学植物園

2012-07-27 15:08:18 | イギリス一周 花の旅

 気ままに歩いているとオリオル・カレッジの前に出ました。

 このカレッジはイギリス王室との縁も深く、王様のカレッジと呼ばれているそうです。

   

    

 私は登りませんでしたが、隣のセントメアリー教会の塔は62mあって、127段の階段で塔の先端まで登ることができます。

 この辺りがオックスフォード大学の実質的な中心地で、この教会の周囲にオックスフォード大学のカレッジが次々と増設されていったのだそうです。

    

    

 オックスフォード大学には36もカレッジがあるそうです。

 街並みの雰囲気を味わいながら、少しずつ植物園の方角へと歩を進めました。

    

 しばらく行くと、街角に、まるでハリーポッターの撮影に出てくるような子供達の姿を見かけました。

    

    

 そしてその先に、オックスフォード大学植物園の入口が見えました。

     

    

 料金表に、シニア料金3ポンドと記載されていたので、受付の女性に「シニアは何歳からですか?」と聞くと「60歳からです」との答えでした。

 「ではシニア料金で一名、お願いします」。

     

 年齢を証明する為にパスポートを出そうとしたら、「いえ、いえ、それは結構です」と丁寧な対応でした。

 「ジェントルマンは嘘をつかない」と判断してくれた、と思いたい。

    

 コインをお渡しするとき、丁寧に両の掌を合わせて受け取って頂き、ちょっと戸惑いました。

     

 植物園のすぐ横に運河が流れ、その流れに沿って散策路が伸びています。

     

     

 しかし、昨日のケンブリッジ大学植物園と比べると面積は十分の一程度。

     

 温室も大きくありません。草本類の植裁も少なく、1時間程でほぼ見終わってしまいました。

     

 

 

    

 ケンブリッジとオックスフォードは日本の東大と京大みたいな関係かと思っていたのですが、少なくとも植物園では圧倒的な差があります。

 どうやら、サイエンス系に関してはケンブリッジに軍配が上がるようです。

 

 オックスフォード植物園でひと時の花と緑を楽しんで、違うルートで街の中心部へ戻りました。

 バス停を探して、今度は一般の路線バスで、車を停めたパーク&ライドへ戻ります。

 オックスフォード大学植物園の訪問が予定外の短時間で終わった為に、時刻を確認するとまだ13時でした

    

     

  今日は天気も良いので、日没までに行動できる時間は十分にあります。

 早速、次の目的地を目指すことにしました。 

  

   

 

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オックスフォードの路地

2012-07-27 12:32:31 | イギリス一周 花の旅

 バスの窓から運河が見えてきました。

     

     

 ケンブリッジ同様に運河ではパントを楽しむことができるようです。

    

 バスは市内中心部へ向かって進んで行きます。

 昨晩、車で市内を走りましたから、見覚えのある光景が車窓に見えてきました。

         

 適当な停留所でバスを下りて、ガイドブックの市街図で現在地を確認します。

    

 しまった。さっきのパント乗り場の反対側が植物園でした。

 あそこで降りればよかった。

    

 それであれば、今日は何時もの植物園優先のパターンを変えて、市内を見物しながら植物園へ向かうことにしましょう。

     

 次の予定を決めている訳でもなく、ホテルを予約している訳でもないので、その時々に応じて気楽にルートをチョイスできます。

      

 子供に返って「トンボ釣り、今日は何処まで行ったやら」の気分です。

 この開放感が何とも楽しいですね ♪ 

     

 オープンデッキの市内観光用のバスを見かけました。

   

    

 ペイリオルカレッジが見えます。

 ここは雅子様が、外務省勤務時に留学されていたのだそうです。

    

    

 特徴的な形をした、円形のシェルドニアン・シアターでは大学の学位授与式が行われるそうです。

     

     

 ハートフォード・カレッジの「ため息の橋」の下を通ります。

     

     

 ザ・クイーンズ・カレッジの脇に路地が口を開けていました。

    

 こんな路地を見ると、気になって仕方がないのは、精神神経学的に何とかフォビアといった病名が付くのでしょうか。

    

 その路地の奥に、ちょっと雰囲気のあるパブを見つけました。

 居酒屋巡りの経験から、こんな所に集まる人は、ユニークな人達が多くて、結構面白いんですよね。

     

 

    

 好奇心に任せて歩き巡るので、なかなか植物園に到着しません。

   

   

 

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パーク&ライドを利用しました

2012-07-27 09:09:49 | イギリス一周 花の旅

 今日のメインテーマはオックスフォード植物園です。

     

 実は昨晩、オックスフォード(Oxford)へ着くと、市内を車で一通り走ってみました。

   

 それで、分かったことはオックスフォードには駐車場がないことです。

 全く無い訳ではないのですが、中心部の駐車料金は銀座以上!

 植物園と市内見物で5~6時間は必要なはずですから、駐車料金は馬鹿にならない金額です。

   

 そこで、脳裏をよぎったのがパーク&ライド。 

 昨晩、高速道路からオックスフォード市街に向かう時に目にしました。

    

 利用したことはありませんが、要は「駐車場に車を停めて、バスで街中へ移動する」ということですよね。

  

   

 様子を見に行ってみました。

 駐車料金とバスルート、バスの本数と乗車料金が分かれば是非が判断できます。

   

 まず料金は?・・・5AM~6:30PMの利用で1.5 ポンドですか。 安いですね!

 へー 夜間の駐車料は無料ですね!

 きっと、バス代も高くはないでしょう。

   

 で、どうするのでしょうか?

    

    

 えーと 車のプレートナンバーを機械へ入力するんですか。

 そして、料金を入れて、グリーンのボタンを押すとレシートが出てくる。

 オ! それで終わりのようです。

    

    

 どうやら、場内に設置したカメラが車のナンバープレートを自動認識しているようです。

    

 説明通りに、アルファベットと数字を組み合わせた自分の車のプレート番号を入力して、緑のボタンを押すと、レシートが出てきました。

     

 そうしている間に二階建てバスがやって来ました。

     

     

 バスは乗車時に料金を払います。往復で2ポンド40ペンスでした。

    

    

 バスに乗ると、二階正面のシートに陣取りました。

 二階建てバスは住宅地の中をオックスフォード市街へと向かいます。

    

 

    

 そうか、市内の駐車料金が高いのは、市内に車を入れない為の政策なんですね。

    

 納得です。

   

   

 

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金メダルを取ったら

2012-07-26 15:23:25 | イギリス一周 花の旅

 ケンブリッジ大学はケンブリッジ(Cambridge)市内を流れるケム川と、それに平行するキングス・パレード通りの間に幾多のカレッジが建てられています。

   

 

 このケンブリッジ大学は過去にニュートン、ダーウインなどの科学者を輩出し、ノーベル賞受賞者も83名を数える、世界有数の知の創造機関です。

 

 それらの成果はきっと、ギリシャ文明からの流れを受け継ぐ「知」を尊ぶ意識を基に、ディスカッションを重ね、真理を探求する技術を洗練し、知識を蓄積してきた結果なのでしょう。

  

 ところで、全く唐突ですが、

 藪から棒でもありますが、この時、新郎新婦を乗せた車がボンネットに白いリボンを飾ってキングス・カレッジの前を通りかかりました。

 この車はもしかして、ロールスロイスですか?

   

    

 私はもうすっかり、物見遊山の観光客になりきっていました。

    

 

    

 石造りのカレッジが並ぶキングス・パレードでは若いお嬢さんがギターの演奏を始めていました。

 中国の人権問題をアピールする人々もいます。

   

    

 今日までイギリス全土に見てきた、石の建造物がこの街にも並んでいいました。

     

 

    

 この石の建造物が象徴するように、ランズ・エンドで見たミナック・シアターが石の文化の底力を見せてくれたように、この国には、まだまだ教えられる事が沢山あるように思えました。

     

 明治時代に夏目漱石や東郷平八郎はイギリス留学中にどんな思いで、学び、暮らしていたのでしょうか。

    

 しかし、私はケンブリッジの街を歩きながら、正直な話、「良かった、只の観光客で」と思いました。

    

 こんな、石だらけの街で、朝昼晩英語だけのテキストを読んでいたら、私ならきっと気が狂っちゃいますよ。

     

 

     

 フランシス・ベーコンが学んだトリニティー・カレッジやワーズワースが卒業したセント・ジョーンズ・カレッジなどを見て歩きましたが、

    

 石の壁に囲まれた建物を前に、心底思いました、「良かったホントに、中に入らなくて。」

  

 キングス・パレードの先のセント・ジョーンズストリートにアート・クラフト市場を見かけたので、ちょっと覗いてみました。

   

 

   

  皮のベルトや蔵書印など、雑多なものが並び、神田の古本屋界隈を彷彿とさせる雰囲気です。

    

   

   

 アート・クラフト市場から少し歩くと、1130年に創建された、イギリスでは珍しい円形の教会、ラウンド・チャーチを見かけました。

   

   

 気まぐれに路地へ入ってみました。

 お嬢さん達がフルートを奏でていますが、そう、もうちょっと練習した方が良いかもしれません。

   

 

   

 駐車場へ戻る途中で、最初のパント乗り場の横に、ちょっと気になる居酒屋があったので中を覗いてみました。

 皆さん昼間っからビールを飲んでいます。

   

 メニューにソフト・ドリンクは見当たりません。

 飲酒運転だけは避けたいので、後ろ髪を惹かれる思いで、このお洒落なパブでのひと時を断念致しました。

   

   

 時間を確認すると15時を過ぎていました。

 そろそろ次の目的地、オクスフォードを目指すことに致しましょう。

    

 ケンブリッジからオクスフォードに向かい、高速道路を走っていると、変わったものを目にしました。

    

 赤い二階建てロンドンバスが正面に白いテープを飾って走っています。

 へー! 二階建てバスにも貸切りサービスがあるんですね。

    

 こんなロンドンバスを借り切って、結婚式場へ乗り付けたら、さぞかし楽しいでしょうね。

       

   

    

 そうだ!

     

 オリンピックで女子サッカーが金メダルを取ったら、こんなふうにお祝いしてあげませんか。

    

 頑張れニッポン!

     

6月23日の位置

 

   

   

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