「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2014年4月29日(火) 指ヶ浜 2ボートダイビング

2014-04-30 07:46:13 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南よりの風 やや強く  多少風波あり

気温:10℃  水温: 水面 7.0℃  水底 5.0℃

透明度:水面付近 2~3m 水深 5m以深 5~8m

 今日は、仙台のアリエルチームと久しぶりに指ヶ浜の「ホヤ敷き根」など潜ってきました。天然のマボヤが群生する岩礁帯が連なるポイントには、ダンゴウオなど多く生息するが、今日は4個体のみで抱卵の確認には至らなかった。

 「ホヤ敷き根」のマボヤ群

 今日 観察できたダンゴウオ

    

 

 今日の新たな発見は、フタスジカジカの抱卵だ。

 このカジカは、体長 6~7cm位の小魚でオスが卵を守るタイプだが、一夫多妻性で次々とメスが産卵していく。写真も発芽した卵には稚魚の眼がハッキリしているが、新たに産んだ卵は、きれいなピンク色だ。これから繁殖のピークを迎え、岩礁帯で多く観察されるようになる。

 

 

 


2014年4月27日(日) 今日の竹浦

2014-04-28 06:31:58 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:うす曇り

海況:南よりの風 凪

気温:20℃  水温 水面:5.8℃  水底:5.2℃

透明度:5~7m (水深 10m以深 2m)

 今日も竹浦で2ダイブしてきました。透明度は回復してきたが春特有の浮遊物が多く、スッキリと見通せない。また、水温も5℃台とまた下がってしまった。

 今日もアゴ島で新たなダンゴウオの巣穴を発見したが卵の確認には至らなかった。

 今日観察したダンゴウオは6個体、相変わらずマボヤの上にいるメスの個体が多いが、まだ巣床を探し続けているオスもいる。

大きな背ビレを立てながら泳ぐダンゴウオのオス。巣床を探しているのか、頻繁に泳いでいた。

 

 お知らせ

4月29日(火) 「昭和の日」の祝日は、竹浦のお祭りの為、竹浦のダイビングは中止です。

 

 


2014年4月23日(水) ドライスーツのテスト in 指ヶ浜

2014-04-24 07:47:52 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:風弱く ベタ凪

気温:13℃  水温: 水面 7.0℃  水底 6.3℃

透明度:2~5m

 今日は、ドライスーツや器材テストの為、指ヶ浜で潜って来ました。暖かく穏やかな天候に恵まれたが、透明度がまだまだ回復していない。

 この時期になると春先に生まれた稚魚たちが水面近くで浮遊生活を送る。写真のイソバテングの子供(体長 2cm)も各漁港の岸壁から簡単に観察できる。また、クチバシカジカの稚魚も、この時期に浮遊生活する為、水面近くの中層域で観察できることもある。

その他、ヒメイカ・フサギンポ・トゲクリガニなど

 体を丸めたり、細長くしたり体型を変えるヒメイカ 

 養殖用のアンカーに棲むフサギンポ

 


2014年4月20日(日) 今日も竹浦へ ダンゴウオの抱卵 探索

2014-04-20 15:22:45 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南東の風 弱く  ベタ凪

気温:8℃ 水温: 水面 6.4℃  水底 5.4℃

透明度:3~5m

    満開になった女川町の桜(崎山公園より)

 今日も竹浦でダンゴウオの抱卵を探しに2ダイブしてきました。結果は、弁天島で新たに2ヵ所の抱卵を確認した。(今日現在:弁天島での抱卵5ヵ所とアゴ島で1ヵ所 )

      今日 観察できたダンゴウオ

   ←メス

 ←オス

 


2014年4月19日(土)  ダンゴウオの抱卵 さらに3カ所発見

2014-04-19 17:36:17 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:東よりの風 やや強く 多少風波あり

気温:8℃  水温: 水面 6.6℃  水底 5.4℃

透明度:3~5m

 今日もダンゴウオの抱卵を探しに弁天島とアゴ島で潜ってきました。透明度も徐々によくなって場所によっては、5m位は見通せる。また水温も3日前より1℃位上がってきた。

 1本目は、弁天島へ。先週発見したダンゴウオの抱卵は変化なしだが、新たに2ヵ所の抱卵を発見した。(結果、弁天島でのダンゴウオの抱卵3カ所)

 ダンゴウオの抱卵(No1) 

 ダンゴウオの抱卵(No3)  

 今日は、マボヤの上にいたダンゴウオのオスが突然移動したかと思いきや穿孔貝の穴に頭を突っ込んで巣床を確認していた。

 マボヤの上のオスが・・・・・ 突然、巣穴に・・・・・

 また、体長50cm位のタケノコメバルを発見。地元では「ボイジョ」と呼び、刺身などで食べると美味しい魚だが、この魚、リュウグウハゼなどの小魚を丸呑みする。時には、クチバシカジカも捕食し、お腹の中から発見された事例もある。クチバシカジカの天敵である。

 タケノコメバル(フサカサゴ科) 

 2本目は、アゴ島へ。 ダンゴウオは、5個体と抱卵も1ヵ所確認できた。卵はあるが親が隠してなかなか見せてくれない。

 アゴ島のダンゴウオの抱卵(No4)

 その他、フサギンポやシロホクヨウウミウシの青バージョンなど

 フサギンポ     シロホクヨウウミウシ(BLU)

        今日 観察できたダンゴウオ

   

  今日は、久しぶりに東よりの風が吹いている為、沖合の冷水塊にいるクリオネが沿岸まで流れてくる可能性が高くなってきた。