一鉄草魂  鉄道風景と乗車記 

美しい信州の風景を五感で感じながら
日本の鉄道風景を求めて・・・

ベル・モンターニュ・エ・メールに乗るvol.1

2021-10-31 14:45:00 | 観光列車乗車記
10月第1週の土曜日は城端線のベル・モンターニュ・エ・メールに乗ります。
高岡駅に通称「べるもんた」が、ゆっくりと入線して来ました。



定員39名の観光列車、「べるもんた」はたった1両のみ。
通常は予約を取るのが最も難しい列車のひとつです。



高岡を起点に山側・海側の双方に路線が伸びる城端線・氷見線。
特徴である「美しい山と海」をフランス語で表現しています。



加古川線で活躍していたキハ40-2027はべるもんたとして2015.9.10の落成です。
北陸デスティネーションキャンペーンで登場してから早6年が経過しました。



吊り革の持ち手は、高岡銅器をイメージする銅箔と沿線4市を代表する図柄です。
この面は南砺市の合掌造り集落がモチーフになっていました。



南砺市の伝統工芸品「井波彫刻」が8作品展示されています。
まるでギャラリーを訪れたかのような雰囲気の車内です。

撮影日 2021.10.02 09:30 べるもんた車内

キハ40系の楽園、高岡へ

2021-10-30 14:45:00 | 城端・氷見線
JR東では定期運行が終了したキハ40系ですがJR西では250両以上が現役。
長野からは、城端線氷見線で活躍する高岡が一番近いところです。



暖地向け仕様でキハ40系では47形が327両で本系列の最大グループでした。
金沢総合車両所富山支所の所属の気動車が車両基地に佇んでいます。



車両基地にキハ47の3連が帰ってきて入換えを始めました。
昭和時代にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ります。



忍者ハットリくんのラッピング車両だったキハ40-2090。
後藤総合車両所本所から全検明けで戻ってきたのはタラコ色でした。



もうすっかり首都圏色(タラコ色)で統一された高岡のキハ集団。
高岡色も消え、ハットリくんラッピングも残るは1両か?…

撮影日 2021.10.02 09:20頃 高岡駅

鉄道王国 富山へ・・・

2021-10-29 14:45:00 | 富山地鉄・あいの風とやま鉄道
10月2日には富山へ。富山県のコロナもステージ3が解除されました。
北陸新幹線を降りて在来線ホームへ行くと、いきなり興奮状態になります。
今では貴重な車両となった北陸地域色を纏った413系AM05編成が・・・。



「貨物列車が通過します」というホームの電光掲示板。
DF200形とEF210形の技術を応用した「DD200形」が牽引して来ました。



速星から高岡までの貨物らしく、僅かな停車時間で発車して行きました。
DE10のように黒煙を上げることも無く静かな発車でした。



隣のホームには高山本線の普通列車、キハ120の高山色が・・・。
電車やディーゼル、機関車が入り乱れる鉄道王国の富山駅です。



あいの風とやま鉄道でも4編成しか残っていない413系北陸色。
そして隣のホームにはキハ47。もうサイコー!



413系が回送でホームを出ていくと、キハ47+キハ40+キハ47。
鼻血が出そうな富山駅の3分間でした。流石、鉄道王国です。

撮影日 2021.10.02 08:33頃 富山駅



海里に乗る vol.6

2021-10-28 14:45:00 | 観光列車乗車記
本当は海里の終点である酒田か、鶴岡まで行きたかったのですが…。
コロナ禍もあり、日帰りで帰ることを考えると、あつみ温泉で下車です。



1号車の乗客はほとんど下りませんでしたが、コンパートメントの2号車はすでにガラガラ。
桑川駅で降車したのでしょうか…。乗車して来た「海里」は暫し停車します。



この後、追いかけて来る特急「いなほ」を先行させるための停車です。
観光列車の中でも4両編成は、長い編成になります。



駅前からは日本海が望め、温泉街まではバスで10分ほどです。
2019.6.18に震度6弱の地震で被害が大きかった温泉地。



私はその直後に羽越本線の撮影のために鶴岡で一泊しています。
本当は、あつみ温泉に泊まりたかったのですが営業している宿がなかったのです。



地下通路で繋がるホームに戻ると、まだ海里は停車中でした。
伝統野菜を継承して地産地消を掲げる食文化創造都市の鶴岡市。



ホームには伝統野菜の説明や紹介をする工夫がされています。
地産地消イタリアンの先駆けとなったアル・ケッチァーノ。
上りの海里は4号車旅行商品で、その奥田政行シェフが料理を提供しています。



あつみ温泉駅で上り「特急いなほ」を待つ間に後続の貨物列車が通過です。
EF510形のトンプナンバーで、JRFもレッドサンダーのロゴもありません。
海里の旅は終わりになりましたが、今度は酒田や鶴岡まで足を延ばしてみたいです。 終わり

撮影日 202.09.25 12:35頃 あつみ温泉駅

海里に乗る vol.5

2021-10-27 14:45:00 | 観光列車乗車記
桑川駅では20分程度の観光時間が設けられていました。
この日は列車が遅れたにも関わらず、急遽ダイヤ変更をして観光時間をキープ。



天気も良いので、ほとんどの乗客が下りて観光しています。
その間に1号車から3号車を見て回ります。これはコンパートメントシートの2号車の通路。



そして駅に併設の道の駅で買える藻塩入りのソフトクリームは外せません。
甘じょっぱくて青い「日本海ソフトクリーム」は大勢の乗客が楽しみにしています。



列車内に戻って売店で生ビールを注文している間にいい場所を発見。
駅名とソフトクリームをコラボさせられるのは3号車イベントスペースのカウンターです。



4号車はダイニング席で旅行プランなどの予約者しか入れません。
席に戻って冷えた生ビール「風味爽快ニシテ」をいただきます。



桑川駅を発車すると、絶景ポイントとなり徐行サービスになります。
絶壁、奇岩が立ち並ぶ「笹川流れ」白砂と青松のコントラストが綺麗です。



国の名勝および天然記念物にも指定されている 風光明媚な景勝地です。
車窓に食い入るように見れるのは進行方向左側の席が有利です。



信州には海がない為に、青い空と青い海には憧れがあります。
列車はいくつものトンネルとカーブを通り抜けて行きます。



笹川流れのハイライト「蓬莱山」が見えてくると、そろそろ終わり。
鉄道風景写真でもこの区間は昔から人気があります。

撮影日 2021.09.25 12:01 桑川~越後寒川 海里車内より

海里に乗る vol.4

2021-10-26 14:45:00 | 観光列車乗車記
白新線の阿賀野川橋りょうを渡る海里の車窓です。
もう今頃はサケの遡上が始まっているのでしょうか?・・・



羽越本線に入り荒川を渡ると田園地帯が広がります。
少々遅れて運転されていた海里の進行方向左側の車窓風景です。



そして村上を過ぎると、いよいよ日本海を見渡せます。
この日は35km先に浮かぶ周囲23kmの粟島が良く見えました。



海岸には次第に岩が多くなってきました。
この先には有名な日本百景にも選定された海岸景勝地「笹川流れ」があります。



桑川駅に約10分遅れて到着。通常停車時間は20分ですが定刻だと直ぐに発車しなければなりません・・・。
そこでダイヤ変更をして発車時間を10分程度遅らせてくれました。

撮影日 2021.09.25 11:37頃 桑川駅

海里に乗る vol.3

2021-10-25 14:45:00 | 観光列車乗車記
売店で予約しておいた海里特製弁当と鮭の焼き漬けを購入して指定席へ。
新潟加島屋は安政2年の創業で、海産物を中心とした食品の製造販売をしている老舗です。



さあ、新潟駅の発車時間になりました。駅員さん総出でお見送りです。
行って来まーす。こちらも大きく手を振り返します。



では海里特製弁当1,900円の蓋を開けてみましょう・・・、おぉ・・・。
キングサーモン味噌漬、いくら醤油漬、海老しんじょうなど加島屋のこだわりの味です。



揺れる列車内で、明るくピントを合わせて撮影するのに難儀します。
茶豆もあり魚沼産コシヒカリとともに新潟の味を楽しみます。



SAPPORO新潟限定ビイル「風味爽快ニシテ」とともにいただきます。
どれもこれも和食の美味しさが十分に堪能出来る味です。



今回の旅は1号車ですが、窓が大きく車窓を眺めながらの弁当はいいですね。
1号車は満席でしたが、ほとんどの方が何かしら細やかに飲食を楽しんでいました。

撮影日 2021.09.25 10:18頃 海里車内

海里に乗る vol.2

2021-10-24 14:45:00 | 観光列車乗車記
海里のマークは水引で作る「あわじ結び」をモチーフにされているようです。
雪国に伝わる結の精神を水引きの形に込めて、雪の結晶を表現しているらしい。



マットブラックの中にも、艶黒で水引のデザインが光ります。
このデザインの根付けやキーホルダーがあるといいのですがねえ・・・。



いよいよ乗車時間になり3号車の売店・イベントスペース車両から乗り込みました。
混み合わないうちに、特製弁当を受け取るためです・・・。



お弁当と合わせて、鮭の焼き漬けを酒の肴として購入しました。
越乃Shu*Kuraでもいただきましたが、これが美味いのです。



海里の水引がデザインされた缶に入ったお菓子。
塩キャラメルパウンドケーキ?なるものもありました。



お茶の栽培地としては北限だと言われている村上茶もあります。
海里デザインの色が変る?グラスも販売されていました。



新潟銘菓が処狭しと並ぶカウンターには、すでに行列状態です。
おつまみのような乾き物は多種、揃えられている感じでした。



いやいや、海里の水引をデザインしたキーホルダーありましたね。
売店を覗くのも旅の楽しみです。海里の売店は品数が充実していました。

撮影日 2021.09.25 10:05頃 海里車内


海里に乗る vol.1

2021-10-23 14:45:00 | 観光列車乗車記
新潟~酒田間を走る臨時快速列車「海里」に乗るため新潟へ。
同区間では485系による「きらきらうえつ」が運行されていたが引退しています。



指定席券は「HIGH RAIL」や「SL銀河」と同じ大人820円となっています。
「新潟・庄内の食と景観を楽しむ列車」として、車内での食事に重点を置いたサービスがあります。



車両エクステリアは夕日と新雪のダイナミックな融合をグラデーションで表現。
新潟の新たな風景の創出となるようなデザインとJRは発表しています。



新潟県や山形県庄内地方には豊かな海や里がございます。
その海や里の美味しいものや景色を楽しめるように列車名を「海里」としました。(JR発表)



列車のコンセプトは「新潟の食」「庄内の食」と「日本海の景観」です。
この日は天気も良く、いい列車旅が出来そうです。

撮影日 2021.09.25 09:57 新潟駅




再び新潟へ・・・

2021-10-22 14:45:00 | 信越本線(海線)
観光列車に乗るために9月は2回目の訪問となる新潟へ・・・。
上越妙高駅から特急しらゆきに乗車すると約2時間で新潟に着きます。



天気は良いが乗車した車両には終点の新潟まで私達夫婦の他2名のみの乗車。
途中、日本海や越後平野の田園風景を見ながらの風情ある路線です。



この日は空気も澄んで、弥彦山が大きく綺麗に見えていました。
特急しらゆきの運行区間にはかつて特急「みのり」の愛称がありました。



新津駅には出発間近な「SLばんえつ物語」が側線にいました。
この特急しらゆきが新津に到着するとホームに入線するようです。



しかし貴婦人と言われるように綺麗なフォルムのSLです。
特急の車窓にSLを見ることが出来るなんてサイコーです。



車両は常磐線のフレッシュひたち号として一翼を担っていたE653系0番台付属編成です。
郡山総合車両センターで耐寒耐雪構造の強化などの改造、改番を受けて投入されました。

撮影日 2021.09.25 特急しらゆき1号車内より