カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

初!東京マラソン2009・完走レポート

2009-03-24 | 東京マラソン

加齢と共に健康診断の数値が悪くなっていた私たち。
大好きなお酒を思い切り飲む為に、という理由で2005年頃からはじめたジョギング。
でも10km以上は走ったことがないお気楽週末ランナー、大会なんて考えてもいなかった。

2007年・第一回目はまず無理だろう(走れない)と思って応募もしなかった。
が、この一回目にダンナの友人が参加するとのことで応援に行った。

ところが応援に行っただけなのに、その時のあまりの感動が・・・忘れられず。
2008年・第二回目は夫婦で応募した・・・が二人ともはずれた。

そして2009年・第三回目は全く走りきる自信のない私は応募せず、ダンナだけ応募。
くじ運悪いからどうせ当たらないだろう、と思っていたのに!
ナント7.5倍の倍率を突破し、マラソン大会など全く経験のなかった、
市民ランナーが誕生した・・・

【2009年 東京マラソン 当日】

 
【ランナーカメラ】

朝は5時に起き、パスタを食べ、家の周りを軽くウォーキング。
新宿に着いて荷物を預けたり・・・やることがなくて寒かったそうだ。
応募する時に自己申告する予想タイムによって、出発ブロックが決まるらしい。
ダンナは最後尾のKブロック、先頭なんて見えるはずもなく。


【ランナーカメラ】

都知事のいるスタート地点に立てたのは開始から約9分後の9:20。
相当緊張していたのだろう、いつもは返事もくれないのに携帯メールが3本も来た(笑)
「動き出した!」のメールの後、それぞれの行動がスタートした。


 
【応援カメラ】事前打合せ場所は10・20・35km地点。まずは10km地点の日比谷で待つワタシ。
ここは10kmランのゴール地点と言うこともあってか、地下鉄の改札から激混み!
一人なのでなんとか樹木を乗り越え、車道淵に立てた。
バレリーナさん、カエルさん、マリオ&ルイージ、玉袋さん(写真撮れなかった)を見送ると・・・


【応援カメラ】
なんかヘラヘラ笑って、携帯見ながら走ってくる・・・ダンナ登場
このあたりは皆、まだ元気でハイテンション!よしよし。


 
【ランナーカメラ】
左:15km・品川折り返し地点  右:20km・新橋

ダンナ:品川折り返し、20km地点目指す。時折ポツポツと雨が。
ワタシ:日比谷~内幸町まで車道が歩けない為メトロ移動。

応援ポジションを決める⇒ダンナに立ち位置をメール⇒左手に目印の旗を持ち⇒
左のポッケに飴やチョコなどいつでも出せるように仕込み⇒
右手で携帯のランナー位置確認を繰り返し(タイムラグ有)⇒カメラも構える(移動中にモブログする・・・)
一人でやるのは結構大変
そんな一心不乱なワタシを撮っていてくれたらしい・・・

この日持っていた目印の旗は前日作ったものがイマイチな為、急遽家にあったもので代用。
大昔、F1で中嶋悟がティレルにいた時の応援旗だ、きゃーハズカシ。
誰も持っていない(だろう)から見つけやすかったみたい。
でも次回(?)はもっと大きくて長いのがイイな、だって来るまでずっと持ち上げてる腕が痛い・・・


【ランナーカメラ】

左手は「浅草寺」この時間帯は強い風と雨が降っていた。

 
【応援カメラ】
この頃、私も焦っていた。
なぜかしら?ラップタイムが5kmほぼ30分で走っているという速いペース。
は、速すぎる・・・大丈夫か
と同時に私も急いで移動しないと・・・
新橋からは銀座を歩き、35km地点を目指す。
山合羽で銀座をガシガシ歩くこともめったにあるもんじゃない


【ランナーカメラ】

ダンナは走り・・・



【応援カメラ】ワタシも走る・・・

「歌舞伎座」が見えてきた、ピンクの集団はマサト達らしい歓声が上がっていた。

「20km越えれば、歩いてでもゴールできる」
という計算だったダンナ。予想以上のペースだったので私も「いけるかも!」
と思い始めていた。

「築地本願寺」の歩道橋の下あたりを陣取った私は、また慌ててメールする。

「歌舞伎座先、左折すぐ、築地歩道橋さき左」

毎回焦っていたので電報のようなメール、返事などモチロンない。

メールすると同時に、次はゴールの国際展示場への移動方法を考えた。
ここからだと・・・30分はかかりそうだ。
ということは、まずい、ゴール地点で待ってあげれなくなるかも

そしてまた慌ててメール
「ゆっくり!このペースだと私がゴールに間に合わないかも!」


【応援カメラ】

そうこうしているうちに35km地点到着。
「すごいペースじゃない私が間に合わないよ!」
と声をかけたらまたヘラヘラと笑って「じゃ、歩くか!」と言って走り出した。
いつも無口で無愛想な男が・・・ランナーズハイ状態か・・・

ここ35kmからがキツイ、ゴールまでアップダウンと海風が吹き付ける本当のヤマ場。
ランナーも皆、疲労の色が強く出ている頃。あちこちで立ち止まりストレッチをしたり。

黙々と一人走りこみをしていた3ヶ月間で、手ごたえがあったらしいダンナ。
前日、「完走の自信は?」と聞いた時「100%」と生意気なことを言っていた。

私のほうが不安で夜も眠れなかったこの大会、でも、この35km地点の笑顔でゴールを確信した。



【ランナーカメラ】
もう走りたくない・・・歩きたい・・・でも歩かせてはもらえない沿道の声援・・・(らしいです)

 
【応援カメラ】
あと7km!!35kmで送り出した後、私は「新富町」駅まで走り、電車で「豊洲」へ。
ゆりかもめまで走り、「有明」下車。
駅前はゴールを目指すランナーたちが走っていた。
なんとかして先に着いて待っていてあげたい、その一心で私も一緒になって走る走る
沿道は同じような思いを抱え、走っている人がたくさんいた。


【応援カメラ】
汗びっしょりでゴール前に着いたけど、スタンドは人で一杯。
場所を選んでいる時間はない!手近なゴール入口を陣取り、慌ててメール。
なんとか間に合って、ゴール前で迎えることが出来た。


【ランナーカメラ】
ゴール前の賑わいの中、応援する私の姿をちゃんと捉えてくれたようだ。

 
 
【ランナーカメラ】
その後は流れに乗ってゴール。
フィニッシュゲートをくぐる気分は格別だっただろう。並んでメダルを首にかけてもらったそうだ。


【ランナーカメラ】
荷物受け取り場所へ。Aブロックなどタイムの早い人たちは館内、
ダンナのような遅い人たちは外なんだって(笑)



着替えたり出てくるまでに1時間以上待った。
「記念撮影してもらおうよ~」と言ったのだけど、シャイ(?)なので嫌々なところ撮影して終了。
ホントは嬉しいくせに(笑)



当初の予測タイムは6時間、15:00到着のつもりだったが、
ふたを開けてみれば驚きの4:45分!!
しかも後半になってもラップタイムにほぼ変化なし、というペース。
これぞ「マイペース!」走りにも性格が出るのか?・・・

こうして初めてのマラソン大会出場&東京マラソン・2009が終わりました。

自信がないから、と誰にも声をかけずにいてもったいなかった(笑)感じですが、
応援してくれる人が多いと気疲れするから、いないほうが気が楽だった、と言っていた。うん、そうかも。

去年の秋、決まった時に「プロに習ったほうがいいんじゃない?」と言った私。
でも習うのが大嫌いなヤツは、一人コツコツ、コツコツと練習していた。
そしてきちんと結果を出した、やるじゃん

私のスキーに付き合いたくない、というのも大会の為なんだな、
と気付いてからはもう余計なことは言わず、お互いが自分の目標に向かって過ごしたこの冬。
それぞれが何かを掴めたいいシーズンだったなぁ。


春からは又、一緒に山に行けそうです(・・・多分)


応援ありがとうございました。



PS.2010年度は2/28開催らしいですよ