カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

弥山人気?

2012-01-30 | ヒビのこと

最近このブログで毎週週明けになると増えてる、検索ワードNO.1が・・・

弥山(みせん)

なんですー。


ナンデダロ?と思ったら、アレですね。
私は見ていないので解らないのですが。

過去レポですが、せっかくなので取り上げてみました。


宮島に渡る船上から見る、ギザギザのお山が弥山です。
手前が厳島神社の鳥居。
あー、いいところだったなぁ。また行きたくなっちゃった。




こちらは弥山頂上より、瀬戸内海の眺めです。

すごく素敵なお山でした。

過去記事>>霊山・弥山に登る※2008年の記事ですので、行かれるかたは新しい情報を。

旅行記>>まるごと楽しむ宮島



        



それからもう一つ、嬉しいニュースです

なんとあのエピペンが、保険適用になったそうです~!
かかりつけの皮膚科の先生がわざわざ連絡くれました(どんだけ印象深いんだ

自費だと1個15000円くらいしてましたから、朗報ですね
これで以前よりも蜂を恐れることなく、山を歩けます(?)



過去記事>>初秋の南大菩薩


まずはスズメバチに刺されないことですけどね・・・





志の輔らくごinPARCO2012

2012-01-29 | ラクゴ

2012.1.28(土) 今年もありがたいことに当選、高座に行くことが出来ました。


いつのまにか、はまってしまった志の輔師匠の落語。
何度見ても、何度聞いても、良い。面白い。心が震える。




2012年もお馴染み抽選くじがありましたが、今年もハズレ。
私の前の女性が、2本しか引いてないのに、二本とも大当たりで一本は談志師匠のカレンダーだった、
羨ましいなぁ・・・


 
このPARCO公演はもっとも入手困難な落語会の一つ、私にとっても特別なもの。
通常の落語会とは全く違い、落語というイメージを覆す、アートと落語の融合?
とでも言いましょうか、とにかくオシャレ、とにかく「そうきたか!」という驚きがある。
このセンス、見事だなーっていつも思います。


(ネタバレになるとかで内容は書かないのが?常識?
でもこの公演、1月の頭からやっていますが、私は知りたくないから検索すらしないので、
これから見に行かれる方も多分このブログは見ないだろうという勝手な判断で、載せます。)


仲入り後は意外?にも古典でした。
なんとなくいつもの(とは言ってもparcoは3回しか見ていないが)流れと違っていたのだけれど、
最後の挨拶で「自分が昇進した時に談志師匠がやってくれた噺です」ということで納得。

談志師匠のエピソード。
自分の落語を聴きにきてくれたのは同じPARCO公演の「歓喜の歌」だったそうなのですが、
普段なら絶対最後まで聞かず帰る談志師匠が、唯一最後まで座って聴き入ったのがこの志の輔のPARCO公演だったと。
「弟子の高座で最後まで聴いた噺家はお前が初めてだよ」
と言われたことが、自分にとっての宝物になった、というお話で終わりました。


今年の公演はいつものような爆発的なキレはなかった気がしたけれど、
(昨年の「大河への道」が素晴らしすぎただけに?)
志の輔師匠にもいろんな思いがあった1年だったんだろうな、と感じました。







お気楽極楽スノーハイク・黒斑山編

2012-01-25 | ヤマのこと

続きです

その夜、夢を見ました・・・

・・・部屋の窓からは空が見えるのですが、夜中に目が覚めた時、
あんなに降り続いていた雪がやんでなんと!星が出ているのです。
宿の人に「星空の鑑賞会やるから早く集まってー」と言われ外に出ると、
星が弧を描くようにぐるぐる廻っていました。星を眺めながら、
「明日の朝、晴れてたらどうしよう!だってこんなに飲んじゃったんだもん、歩けないよ」
・・・と夢だか現実だか訳わからぬ状態で寝ていた私でした

6:30、目が覚めると外の雪はやんでいましたが、空はまだどんより。
ああ、やっぱり夢だったのね、と起き上がると頭が痛い、やっぱり飲み過ぎだ。
朝湯でも浴びて目を覚まそうと、ふらふら部屋を出ると・・・



昨日は真っ白で何も映っていなかったロビーのライブカメラに、浅間山の姿が

ええーーっどうしよう?行きたかった黒斑山・・・
でも行かない、って決めちゃったし・・・大体この二日酔いでは・・



7:30からは「野鳥の観察会」がありました。
アカゲラには会えなかったけど、数種類の野鳥が見れました・・・が私の頭の中は黒斑山のことで一杯
ゆっくり見学するココロの余裕もなく、外へ出てみたり、天気予報を見てみたり。

部屋に戻り、みんなに「ライブカメラで黒斑山が見えてるんだよ!」と声をかけるも、
「晴れてるのは朝だけじゃないの~?」と当たり前ですがテンション低い。
うん、確かにそうだね、天気予報は雪&みぞれだもんね・・・



とりあえず8:00からの朝食を食べながら考える。
すると窓の外はうっすら日が差してきて、少しだけ青空が見えてきたではないですか

今日のスケジュール変更が可能かどうかを考え、無口になって黙々と食事を取る私。
私が行きたがっているのを知っていたI君(同じく二日酔い・笑)が無口すぎる私に気づき、
「ねーさん、行こう。浅間山、見たかったんでしょ?行こうよ
そして全員意見が一致、黒斑山を目指すことにしました。
(食堂で”星がきれいだったね”という会話を聞いたので半分は夢じゃなかったみたい


そうと決まれば大急ぎでコース変更を宿の女将さんに告げる。
9:00の雪上車で登山口まで行ってくれるとのこと。
出発時間ギリギリの急な変更にも嫌な顔せず対応してくれる、女将さんがありがたかった。

体調がイマイチなのでザックを預け、荷物を軽くして行くことにした。
CTは4~5時間くらい、とのことだった。



9:20、車坂峠で雪上車を降ります。
帰りのお迎え便は14:00、それまでに戻ってこなければ
無理だったら途中まででもいいね、とスタートしました。



「中コース」を登る予定でしたが、昨晩降り積もった雪でトレースがない。
時間的にも身体的にも余裕がないので、トレースのあった「表コース」を行くことに。
(通常なら表コースのほうが時間がかかる)
降りたてもっふもふの雪とカラマツの森を進んでいくと・・・



なんと雲海が
空も明るくなり、景色が見えるようになりました。
昨日は一日真っ白な世界だったので、こんな風に見えていたのかと大喜び
頭は相変わらず痛いけど、テンションはあがります


 
・・・が車坂山あたりを過ぎると急下り。
宿のスノーシュー、登りは良いのですが下りはなかなか上手く歩けない。
ずるずる滑りながら鞍部まで、そして・・・



下りた分、また登りかえし。
目の前にははるか遠くにどーんとそびえ立つ・・・あそこまで登るのかぁ

二日酔いの約二名、ここでもう帰ろうかと真面目に思いました


 
それでもこの朝は気温も高く、無風で帽子もいらないほど。
頬に心地よい程度の冷たい空気の中、右も左も見るもの全てが美しく、来てよかった、と思いました。



登るにつれどんどん天気は良くなり、
振り返ればスキー場、篭ノ登山などが見えるようになっていました。



更に高度を上げれば色んな山が見えてきて・・・あの大きい山は?



シラビソなどの針葉樹林がみんな白いモンスターになって整列してる
とーーってもきれいなで可愛らしい森が眼の前の斜面に広がっていました。
良い山だとは聞いていたけど、こんなに素敵なお山だったのね。




軽い二日酔いの身体はスピードが出ません(笑)暑い暑いという私をI君が気遣って、
私のザックを背負ってくれました。
身軽になって進めー進めー


 
登り始めて1時間40分、やった!見えた!シェルターの手前で浅間山のあたまが見えた。
見たい、見たいと言っていた、浅間山だーー



(ズーム写真:左は登山者・右斜面2頭がカモシカ 後は浅間山の噴煙)
そして前方を見ると、なんとニホンカモシカがいるではないですか!
一度も会ったことがなかったので会いたかったの~~~でも遠すぎて顔が見えない
あそこまで行くのに後何分かかる?ちょっと間に合いそうにありません。


・・・ででででも、あんなとこを登っていくの怖そう・・・



「赤ゾレの頭(槍ヶ鞘)」付近から見る浅間山。でっかーーーい!ド迫力!!



 
山頂目指して進みます。進んでみたら大して怖いところではなかった



はい、頑張って登りますよー! 後ろは今歩いてきた槍ヶ鞘(?)


 
15分ほどで「トーミの頭」到着!ここは遮るものがないのでちょっとだけ風が強くて寒かった。


 
稜線に出たらアイゼンに・・・と言われていたけど、雪がたっぷりなのでそのまま行けそう。
今朝見ていたライブカメラが設置されたところ(火山警報機)を抜けると・・・



キター 11:55、「黒斑山2414m」到着です



やった~ 山頂に着いたら浅間山が隠れちゃったけど嬉し~い
今回は天候不良で登れないだろうと諦めたのに、まさかの天気回復。
寒くも無く無風のコンディションで登らせてもらい、仲間の援護もありここまでこれた。
本当にありがとうの気持ちで一杯でした。



うっすらと陽も差す狭い山頂では、先に着いたお母さん達がランチタイム。
私たちは時間がないのでおやつで終了。
本当はシマシマも見たかった、もっとゆっくりもしたかったけど、これ以上の贅沢は望みません。
下山スノーシューではちょっと怖いので、女子チームはアイゼンに履き替えます。
続々登ってくるので、すれ違いもちょっと大変な場所もありました。



(トーミの頭付近より稜線撮影)
15分ほどの休憩で下山開始。周りはすっかり真っ白な世界になってしまいました。
ラッキーなことに山頂到着までガスも出ず、雄大な浅間山の姿を間近で見られてホント、良かった。
最初の予定通りトレースのなかった中コースを登っていたら、この素晴らしい景色を見れなかったかも。
今回は何もかもが上手い方に転がってくれたみたい、おかしいなぁ・・・



ガスの中、浮かんでいるようなトーミの頭が見えてきました。
あんなところ通ってきたんだー ちょっと雪山みたいでカッコイイね。


 
分岐に戻り、帰りは中コースで下山します。
こちらはほぼ展望のない森の中を歩くコース。



それでも森が切れて眺めの良いところがあり・・・



多分北アルプスとかが見えていたのでしょうね~?素晴らしい眺めでした。


 
その後はなだらかな優しい森歩きで・・・


 
1時間ほどで登山口まで戻ってきました~。
バス停まで行って、また雪上車に乗って宿へと戻りました。




宿では出発前にもう一度温泉に入れるので、再び野天風呂へ。
昨日は何も見えなかったこの場所から、雲海を眺めながら陽の光を受け至福の一湯。


悪天候の予報だったのに奇跡的に穏やかな天気へと回復し、当初の目的も果たせた今回の旅。
全てが上手く行き過ぎて、イベント王としてはなんとなく腑に落ちない点(?)もありますが、
ずっと心に温めていた思い、山の神様が叶えてくれたのかな~、と素直に喜こぶこととします



おしまい。


【交通】東京駅6:50→佐久平8:20 路線バス佐久平8:40→アサマ2000スキー場10:00(往復同じ)
    
【行程】高峯山:高峰温泉→粒ヶ平→高峯山山項→往路戻る (往復約2時間)
    黒斑山:車坂峠→表コース→山頂→中コース→車坂峠(往復約4時間)



お気楽極楽スノーハイク・高峯山編

2012-01-24 | ヤマのこと

2012.1.21(土)~1.22(日)
以前からいつかどうしても行きたかった場所へ出かけてきました。

3ヶ月以上も前から予約し、楽しみにしていた週末。
なのに!1ヶ月も雨も降らず、乾燥注意報がでていた東京(関東)に雪マークが!
なんでこの週末に雪なの??しかも土日とも雨&雪の予報
またしても雨オンナに戻ってしまったか・・・とガックリしながらも、
山友のI君Jちゃんと4人の旅はスタートしました。


 
東京駅6:50発の新幹線に乗り佐久平駅へ。
アサマ2000スキー場へ行くバスに乗ります。バスはスキー客も合わせてほぼ満席状態。



約1時間ちょっと揺られて10:00、お迎えの赤い車が見えました。
初めて乗る「雪上車」に子供みたいにはしゃぐ我らでした。

今回の旅、一番の楽しみはこの「高峰温泉」に泊まれること!
おととし、何度かチャレンジしても冬の間の土日は全て満室で行けない悔しい思いをしていたので、
この冬は早くからPCとにらめっこをして予約を取り、この日の来るのを楽しみに待っていました。



10時過ぎに宿に到着。
荷物を降ろし着替えている間に宿の方が靴のサイズを見てスノーシューを用意してくれます。
今日のお勧めのコースを宿の方に聞いくと「高峯山」か「池の平方面」とのことだったので、
高峯山に行くことにしました。


 
往復約2時間のこのコースは宿のツアーでも使われているのでトレースもあり、
最初だけちょっと急ですが、標高差100m程度なので安心して楽しめそうな感じです。


 
登ったりくぐったりしているうちに分岐に到着。
それにしてもすごい雪!
週の初めに宿に電話したときは雪が少ないのでスノーシューは必要ない?かも。アイゼンかな?
と言われていたのに木曜の夜からたっぷり降ったようです。
そう考えればこの天気は喜ぶべきだったのかな



青白く輝くふわっふわな新雪。
空はグレーでも、全てが白く包まれた山はなんて美しいのでしょう。



むひょ~~



粉雪 ねえ 心まで白く染められたならーー



冷たくても寒くても雪って楽しいーーー



もっさり


 
緑色のカエル岩(勝手に命名)が見えたら・・・


 
そこが「高峰山2092m」山頂でした。もちろんなーーにも見えませんけど



山頂には神社があり、剣がありました。
ここだけ見るとなんだかとても険しい山に登ってきたような感じなので、ポーズとってみます



山頂でお茶しようと思ったのですが、風もあり、降り積もる雪が冷たい。
来た道を戻る途中の森の中で、雪を避ける様にティータイム



その後来た道を戻る途中、宿が見える程度にまで雪がやみました。


すぐ側のスキーコースでびゅんびゅん滑ってくる人を眺め・・・


ゆるゆるスノーシューハイキング終了~ 楽しかったー



 
その後はお約束の尻ソリ遊びで大暴れして(登山道ではありません)

 
宿へと戻りました。


          


さて、宿といえばもちろん一番の楽しみは温泉。
「雲上の温泉」は外にあり、歩いていくので天候次第で入れる時間が変るとの事。
この日は雪のため17:00まで。明日も雪の予報なのでチェックアウトまでに入れるかどうか解らない。
何がなんでも今日のうちに入っておこう、と雪の中、野天風呂へ向かってGO


野天風呂に入る為には色々ルールがあるのですが・・・




雲上の温泉・男性の正しい入浴スタイル



女性はこちらです



脱衣場はオープンエアなので、雪が降っていると寒っ
機能性タイツを脱ぐ間にも自分に雪が積もるので、悶絶 でもお湯は最高

注:出来るだけすぐ脱げるスタイルで挑みましょう。


        


 
もうひとつの楽しみは宿自体。こちら高峰温泉はランプの宿
ウッディな館内は暖炉もあり、温かなランプの明かりに癒されます。

 
夕食は食堂で18:00から。
薩摩芋白和えや鮭の粕鍋、素材を生かした優しい味わい深いお料理が並びました。


 
苦手な鯉も唐揚げ野菜あんかけだと美味しい!舞茸や蕗の天ぷらetc・・・
どれもこれも美味しく、宿の方もみなさん本当に親切でクオリティが高い。
予約の取れない理由がよーーーく解りました。




外は雪が深深と降り積もっています。
就寝前に明日の予定を申告しなければいけないのですが、悩みます。
今回絶対に黒斑山へ行きたいと思って来たけれど、どうやら明日も同じような予報。
高峯山の途中で出会った山整備のオジサマ達に「今日の様な天気なら経験者といった方がいいよ」と言われたし。
温泉も満喫できたし、雪遊びでも十分楽しいからまぁ、いっか。
と、明日は水ノ塔山辺りでスノーシュー、というプランに決めました。



 
そうと決まれば酒好きの我らが飲まずにいられるはずもなく二次会へ
明日はゆるゆるプランだからと気も緩み、 
山小屋とは違い個室なので、ついつい飲んでしゃべって気づいたら23:00を廻ってしまったような・・・



翌日へ続く


バリルートで行く高塚山~石老山

2012-01-16 | ヤマのこと
2012.1.14(土)のぞむさん幹事の新年会山行が開催されました。


当初予定されていたメンバーが次々所用で参加できなくなり、残ったのはのぞむさんと私だけ。
そこに新たなメンバーとしてリブルさんと飛び入りでマーチさんが加わり、計4人の山歩き。


山行前々日の夜、改めて集合時間&地図を広げコースの確認をします。
「えーと、石老山・・・石老山っと。相模湖から・・・んんっ?

思い付きが得意な私はふと、閃いてしまったのです。
就寝前だったのでとりあえず思いついた本のページをコピーし、翌朝再度見直してみたら・・・
以前、いつかチャンスがあったら歩いて見たいと思っていた場所と一致。
この思い付き、制限時間内で行けそうではないですかニヤリ


閃いてしまったからには、もう黙ってはいられないワタシ

「三人で普通のハイキングコースを歩くだけではなんだか寂しい。
せっかく達人のリブルさんがいらっしゃるのだから、是非地図読みを習いたいと思うのです。
バリエーションルートで登るのはいかがでしょうか?」

と幹事を差し置いて前日の朝のぞむさんにメールをし、急遽コース変更してもらっちゃいました。
(ホント、わがままでスイマセン


 
9:00、相模湖駅集合。
私がまだ山歩きを始めたばかりの2005年2007年12月頃、偶然辿りついたリブルさんのサイト
それ以来同じ電車バス派としてずいぶん参考にさせて頂きました。お会いするのは初めて。

三ヶ木行きのバスに乗り、帝京大学前下車。そこが今日の冒険のスタートです。
車道を歩き、目指す清光寺へ到着。


 
その後松浦本に書かれている通りに進んでいくと、巡視路の入口がありました。
この黄色いポールが巡視路をさす物だと初めて知りました、早速賢くなった♪



まずは送電鉄塔を目指します。これは目の前に見えているので簡単。

 
ところがその後のコースは道が不明瞭&急登続き。
ルートファイティングどころではありません
我々凡人3人組は、達人のリブルさんの後を着いて行くだけでやっと。
倒木&乾いて滑る斜面を木に掴りながら手足フル稼働。
もし滑り落ちても受け止めてくれそうな(笑)マーチさんの前を必死で登る私でした。


本に載っていた露岩が出てきましたが、道が悪いので迂回した方がよい、とリブルさんの判断。
すっかりお任せの3人は、自分の地図など開く余裕も無く、安心して着いていきました(更に必死で・笑)

この道はもう数ヶ月~歩かれていないであろう、と皆の意見は一致。
ま、もともとバリエーションルートに入ろうと思って来たのだから当たり前なのですが。
それでも予想以上にハードな登りでした(笑)



立ち止まるところを探すのが難しいような急登&斜面を抜けやっと尾根にのったようでほっ
眼下に相模湖が覗けるところに出ました。

 
その先は明瞭な尾根道。
道なりに進むと古い石祠があり、かなり古びた硬貨がありました。


その後はまた小さくアップダウンを繰り返し・・・


554ピークかと思ってたところは違っていて、その先のピークが正しい554でした。
やっぱりなかなか自分の居場所を特定するのは難しい。

先へ進むと大岳山がずいぶん見えるようになりました。結構歩いて来たみたい


 
歩き始めて2時間ちょっと。そろそろお腹が空いてきた~
と上に見えたのがもしかして?多分山頂?リブルさんが駆け上り・・・・


 
11:50、やっと着きましたー 高塚山頂。(登ってきたのは行き止まりと書いてあった方)
普通に歩いてきたら展望もないしどうってことのないピークですが(ゴメンナサイ)
苦労して登ってきたのでミョーな達成感のあるピークとなりました


驚いたのが誰もいないだろう、と思っていた山頂が人で一杯
何かあるの?この山頂に?と思うほどでしたが、単にひとつの団体さんだったらしい。
あー、ビックリした。


もう4人ともハラペコだったのでここで昼食にしました



40分ほど休憩し、二度と忘れないであろう山頂にサヨウナラ~。


 
石老山に向かって降りていきます。
意外にも小さくアップダウンがありましたが、一般道と言うのはいかに歩きやすいか、
が身に沁みる尾根歩きとなりました。


高塚山から25分ほどで石老山頂


 
残念ながら富士山は雲の中に。もう13:00だから仕方ないかな。
初めてきた山でしたが、時間帯のせいか?もっと観光地っぽいのかと思ったら意外に静かでした。



その後も午後の柔らかな日差しを受けながら、静かな尾根歩きは続き・・・



大明神山着きました。
私はここが展望台かと思って山座同定をしましたが、展望台はまだ先とのこと。

 
5分ほどで青い空が見え、そこが大明神展望台でした。



丹沢方面は雲に覆われていました。



高尾方面はよく見えて、城山・景信山・多分陣馬山のお馬さんの白い色まで肉眼で確認できました。
眺めも良く、とても気持ちの良い場所でした。



日が長くなりましたね~と言いながらそろそろ下山。
プレジャーフォレスト(旧相模湖ピクニックランド)のバス停に着いたら15:00過ぎていました。
次のバスまで30分以上あるので歩くことにしましたが、
結局、この後八王子で待ち合わせがあったので途中からバスに乗り、相模湖駅へ。


私の思いつきで申し訳なかったのですが、ハイキング山なのに結構しっかり歩いて、大満足。面白かった~。
ほとんどが初対面のメンバーでしたが、バリルートでも和気あいあいとスムーズに歩けたのも、
皆さん歩きなれたオトナの山好きさん達の集まりだったからなのでしょうね、スイマセン



今日歩いたのはこんなコース。
赤丸の中がバリエーションルートで、GPS持って行かなかったのでどこを歩いたのかは解らないのですが。


この後、八王子で仕事だったダマチョさんと合流し、新年会。
皆さん、冬の楽しい1日をありがとうございました




のぞむさんのレポはこちら
リブルさんのレポはこちら
マーチさんのヤマレコはこちら
ダマチョさんのサイトはこちら






初富士に会いたくて三国山&◇

2012-01-10 | ヤマのこと

2012.1.8(日)

この週末はテント泊に行きたかったのだけど、土曜日出勤でなにかと忙しく無理っぽい。
ならば、と日帰りゆるゆるハイクに変更し、2012年初めての富士山に会いに行くことにしました。

小田急線新宿駅5:46に乗り、新松田駅へ。
新松田駅から御殿場駅、そこから富士急バスに乗り篭坂峠で下車、家を出てから4時間後、やっと登山口に到着です。


 
篭坂峠バス停の周りは何もありません。
この朝の気温はマイナス4度、9時ちょっと前でもさすがに寒かったです。
車道右手に見えるガードレールに沿って登っていくと、霊園があり、そこが「三国山ハイキングコース」の入口でした。


窪んで日影の寒い道を進んでいくと・・・


一旦目の前が開けました。
前方に見えるのが多分、これから進んでいく「三国山」かな。


40分ほどで「アザミ平」到着。
立山というピークへの分岐らしいのですが、時間が押しているのでそちらへは行かず進みます。



その先は明るい尾根道へと続く道でした。



振り返れば富士山。陽もさして来て少し身体が温まってきました。



メドゥサ?


ほとんどお散歩のような緩やかな道の先に、今日はじめてのピーク「大洞山 1383m」がありました。
写真を撮ろうとしたら!何やらエンジン音がし、車道が近いの?と思ったら・・・



こんな山中をバイク隊5台が走ってくるではありませんか?
確かに平坦で走りたくなるような道かもしれませんが・・・
山も色んな楽しみ方はあるのでしょうけれど、歩きだって木の根を踏むのは気が引けるのに、
わざわざバイクでグイグイ踏みつけなくても・・・


 
そんな出来事でちょっと気持ちが萎えましたが、ここは本来ブナのキレイな森。
いつまでもこのままでいて欲しいなぁ。
冬の澄んだ青空と、ブナの木のシルエットに心癒されます。


 
このハイキングコースはほとんどが平坦なお散歩道なので変化が乏しいのですが、
palletさんのレポで拝見していた手書きの道標が色を添えてくれています。



(指で押さえた部分。クイズになっていて、ひっくり返すと答えが♪)
年配の方が描かれたようですが、ウワサ通りの優しい筆使いと、
自然に溶け込む柔らかな色彩、遊び心も加わった素晴らしい作品でした。



その先も、更にブナの散歩道は続き・・・


 
「ごんぐのベンチ」残念ながら説明文が消えてしまって読めなかったのですが。
ここは通過して・・・



 
11:10、「三国山」へ到着しました。
特に展望があるわけではないのですが、静かな森の中のピーク。
葉の落ちた木々の隙間から覗く青空が、冬の静かな低山の良さを味わえる山頂でした。

本当はここで昼食の予定でしたが、時計を見ると時間的にまだ余裕あり。
先へ進んで昼食へと変更、三国峠へ降りていきます。


 
大室山~檜洞山が見える中、グングン下って三国峠・・・


 
一旦車道に出て、また登り返し。



たいした登りじゃないはずだけど、結構汗をしぼられます。



だけどさっきまでの森とは違い、富士山と山中湖の素晴らしい眺めの中を登る爽快感!


 
20分ほどで「鉄砲木ノ頭1291m」到着しました。
ここは「高指山」方面への分岐でもあります。山頂は広く、石割山や大平山とよく似た風情でした。
違うのは祠があること、「山中諏訪神社奥宮」と書いてありました。

昼食にしましたが、やはり風があり寒いのでささっと済ませて終了。




ここからは北岳~塩見岳、ちょこんと甲斐駒、八ヶ岳まで良く見えました!
こんなに見えたのは初めてかも~~



と、喜びもつかの間。
さっきまであんなに天気が良かったので、グレーの雲がドンドン流れてきて・・・
富士山が隠れそうになってしまいました、陽も陰り寒さ度UP!


んーーっ、嫌な予感が 


 
山頂は眺めが良くてヨカッタのですが、寒すぎて身体が冷えてしまうので山中湖畔へ下山することにします。
途中の「パノラマ台」までは車で来れるので、観光客?で賑わっていました。

「三国山ハイキングコース(東電寮)」バス停まで降りてきたら、予想CTを大幅に短縮してしまったらしくまだ13:00。
バスの時刻は14:10・・・1時間も何もないところで待つには寒すぎる・・・
かといって目的地まで歩くには遠すぎる・・・
このエリアは4回ほど通ってて距離感は掴めていたので、「平野バス停」まで歩いてそこで時間を潰そうと決定。


        


てくてく歩いて15分ほどで平野到着。
バス停の休憩所?で寒さをしのぎながらバスを待ちます。
休憩所にあった自販機で温かい飲み物でも飲みましょう。

 
あれ?1本買ったけどなんかギラギラしてる自販機・・・7が4つ揃ったから当たりでもう一本
・・・って嬉しいような悲しいような・・・


こんなところで運つかっちゃダメなのーーー


そうです、今日の目的は「ダイヤモンド富士」なのです
ダイヤモンド富士チャンスのこの時期、出来れば山歩きと絡めたい、と、
今回はいつもと違う山で計画して来たのでした。

昨日の土曜日も、その前日の金曜日も好天で見れていた(はず)
今回で5回目のトライ、今度こそ!と思って来たけれど、今日は朝から天気がイマイチで・・・
でもせっかく遠くまで来たので前回(高尾)のように途中で帰る訳には行かない(笑)
車移動じゃない私たちは、バスの時刻をきっちり合わせて計画してきた
今日は最後まで絶対見届けるぞ~~~!


時間をつぶすこと約1時間、ようやく平野バスターミナルに来た「ふじっ湖号」に乗り、目指すは「花の都公園」です。


 
 初めて来た「花の都公園」
ダイヤ時間1時間前に公園に着いたけど、風が強くて寒い
こちらはにわかカメラマンなので三脚も持っていない、風をよけるように茶屋脇で時間まで待つことにしました。



15:00、山頂がかろうじて見えているだけの状態。
富士山手前の雲が上がったり下がったり・・・時間までなんとか見えていて欲しい


ポイントは風の通り道で寒いのに、カメラマンの皆さんはずっとスタンバイしてます。
さすがです。
こうしている間にも、観光バスで見物の団体客がゾロゾロやってきていました。



15:20、うひゃー 又雲が上がってきた!山頂が隠れちゃうよー
そんな、行きつ戻りつを繰り返し1時間待ち・・・



いよいよダイヤまであと13分!どうなるダイヤになるのかならないのか



15:31、不思議と手前の雲が下がって富士山のシルエットが見えてきたよ?
頑張れー 頑張れーー


そして・・・



いよいよ・・・・・その瞬間がやってきた。







15:33、富士山頂ド真ん中に太陽が沈んだ
だけど・・・だけどダイヤの輝きは????

天気さえ良ければ誰もがあの後光の差すようなダイヤモンドが見れるのだと思っていた私。
あの見事なダイヤの輝きは、撮影技術が伴わなければ撮れないみたい・・・


そうなの~~~~~


今、気づいたよぉ。
ほとんどの写真に残像のような?光が写ってしまうし。




15:35、富士山頂に沈み始めた太陽は・・・



15:40、あっという間にその姿を消した。

その瞬間はあまりにもあっけない・・・3分ほどの短いショータイム。
この瞬間の為に何時間も待って、5回目の挑戦でやっと見れたのに、お粗末な写真しか撮れなかった。
勘違いで見逃したあの日から早5年、やっとダイヤに会えたけど、
ただ撮るだけでダイヤモンドになると勘違いした、私らしい終わり方だ


 
それでも5年越しの願いが叶って、ダイヤモンド富士の瞬間に立ち会えたことは事実。
今日は諦めずに待ってて良かった、とりあえずバンザイしよ

富士山の麓からダイヤモンドを見ることにこだわって5年。
ようやくダイヤに会えたから追っかけるのはこれで終了。
・・・と思ったら、今度はちゃんとしたダイヤの輝きをこの目で見たい、
カメラに収めたい、という欲がふつふつと。ああ、欲深いワタシ。


こうしてダイヤモンド富士にハマっていくのかもしれませんね。
何はともあれ、新年に初ダイヤが見れたことに感謝。
幸先の良い、一年の始まりということにしましょう。


この後はまた40分ほどバスを待ち、「ふじっ湖号」で「紅富士の湯」へ。
冷え切った身体を温めて帰りました。

おしまい。


【行程】小田急新宿駅5:46→新松田駅7:04 御殿場線新松田駅7:23→御殿場駅7:55 バス御殿場駅→籠坂峠8:45
    登山口9:00→アザミ平9:40→大洞山10:15→づな峠11:00→三国山11:10
    →三国峠11:30→鉄砲木ノ頭(明神山)11:50~12:20→三国山ハイキングコース入口13:00(休憩・昼食含む)

    平野バス停14:07→花の都公園14:40~ダイヤ~16:17→紅富士の湯16:22
    中央高速バスマウント富士入口18:30→新宿駅21:10


【ダイヤモンド富士追っかけ山行】
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歩き初めは鍋割山

2012-01-05 | ヤマのこと

2012.1.4(水) 歩き始めはやっぱり鍋焼きうどんが食べたい!!



と、1/4は二人とも休みだったので、新年の1座目と決めていた「鍋割山」へ。
この日から仕事始めという方も多かったのか、珍しくガラガラのバスで大倉へ。



目だし帽ならぬ耳だし帽?をかぶったようなニャンコに見送られ、8:00出発


・・・・・・・・・・・・・・・・・



毎度お馴染みのなが~~~い林道歩きを約二時間、やっとこさ水ボッカポイントへ。



今回は鈍った身体の試運転、ということで私は自分のうどん分だけの2リットル。
ダンナは・・・えーーーー?そんなに入れて大丈夫?な6本12リットル運びます(やっぱりMだね)

・・・と、ここで服を脱いだ瞬間に携帯を地面に落とした私。
何も気にせずふと、画面を見るとナント 液晶にヒビ?複数の黒い筋 なんてこった
新年早々またやってしまった・・・GPSの液晶すらまだ修理に出していないのに・・・
メールが読みにくいーーー見えにくいーーー
しょっぱなからこんなで、この先大丈夫なんだろうか・・・と不安な幕開けでした(恥)



ちょっと元気を失いかけましたが、行くしかないでしょう、毎度のことだもん。
うどん目指して進みましょー。



後沢乗越からは北西の冷たい風を受け、暑いのに?寒い!
風の強いところは早く通り抜けたくて、ついついハイペースになりました。



水ボッカオヤジ・カオガタコミタイダヨ




バスの中から見えていた富士山は、すっかり雲の中に。かすかに海が見えるだけ。



ただひたすら山頂を目指し、着きました~


 
山荘に行くと、小屋の外に前回は見かけなかった水を入れるタンクが置いてありました。
運んできたペットボトルから、水を移し変えて任務完了



一仕事?終えた後の鍋焼きうどんは格別な味♪ やっぱりまいう~でした。



山頂は風もなく、人もまばらで静かでした。
こんな静かなのは久しぶりなのですが、雲行きが怪しく雪がちらほら舞ってきたので帰りましょう。




いつもの味の鍋焼きうどん、グローブのような手で作ってくれる草野さん、いつもありがとう、又来ます。




ここからはまたいつもの道を歩いていきます。


 
冬枯れの稜線歩きも楽しいんですよねー、何度歩いても飽きないのが不思議です



金冷からはいつものように塔には寄らず下山です。
振り返り見るこの眺めも、いつも同じだけど何度見ても好き



海に向かって降りていく感じがなんともたまりません



あ!チャンプ~~~こんにちは!
今年も会えて嬉しかった、また元気をもらいました



花立まで来たけれど、やっぱり富士山は雲の中。今日はもう会えないんだろうなぁ。
小屋もお休みで「おしるこ」も食べれなかったので、そのまま下山します。
(この日は大倉尾根の小屋・茶屋は全て閉まっていました)



てけてけ、てけてけ。



大倉バス停に戻ってくると、静かな青空にぽっかり浮かんだふわふわな雲。
気持ちの良い山歩き初めを迎えられたことに感謝した一日でした。



【行程】大倉バス停8:00→二俣→水ボッカポイント9:50→鍋割山頂11:20~うどんタイム~12:05
    金冷13:05→花立13:20→大倉バス停15:35 (昼食・休憩含む)









希望の年に

2012-01-03 | ヒビのこと

2012年、新年は岩手県のダンナの実家で穏やかに迎えました。


2011年の年明けは荒天で、大晦日から吹雪いて大変だったけど、今年は穏やかでいいね、
と義母が嬉しそうに話していました。
思えば、あの荒天の年明けが・・・と、結び付けたくは無いけれど考えてしまうようです。



2012年は「復興元年」
とにかく前に進みたい。



(画像左・黒いラインが新しい線路の土台)
被災地も瓦礫の山の傍らで、少しずつですが復興が進んでいる場所もあります。
十数年単位でかかるだろう、と思っていた流出した線路の一部開通が2012.4月に予定されています。
なんて早いの!やっぱり凄いね、日本人!嬉しいニュースです。



海の幸が豊富な漁場:三陸海岸、飾り気のないおおらかな山々など・・・
東北は魅力的なところがたくさんあります 
今年は東北の観光名所にも、たくさんの方に来て欲しいな、以前のように。


まだまだ先へ進めず、ご苦労されている方も大勢いらっしゃいます。
出来るだけ早く、以前の生活に戻ることができるように引き続き応援します。
被災された地域が、日本が、前進したな、と確かな手ごたえを感じられる一年であってほしいと願います。



今年も楽しいこと、おせっかいなこと、自分勝手なこと、いろいろ綴って行くつもりです。
こんな拙いブログですが良かったらお付き合いください。よろしくお願い致します