カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

十二ヶ岳でモジモジ

2011-08-30 | ヤマのこと

2011.8.28(日)富士五湖にある毛無山~十二ケ岳へ。

8月は私が山に行ける週末の度に雨。結局今年は夏なのに高山へ行ったのは一度だけ・・・
この週末も土曜日は仕事、たまったうっぷんを晴らすべく、一度行ってみたかった十二ヶ岳へ。


 
4:00頃家を出発、始発で河口湖まで行き7:48発のバスに乗り「文化洞トンネルバス停」下車。
駐車場には既に2台の車が停まっていましたが、結局この日会ったのは2組だけという静かな山歩き。
この時期は、やっぱり皆さん富士山ですよねー


 
8:30スタート。
緩いのは最初だけで、風のない樹林帯の中、結構淡々と登らされ汗ビッショリ。
気温20度だったのが救い。



モヤったなかを登っていくと・・・


開けてきました。
山頂が近いようですが、カヤトの斜面、なかなかのモサモサぶり。
アザミが足にあたって痛いです。

 
登山口より約1時間半、「毛無山 1500m」到着。
もちろんあたり一面真っ白で何も見えません。
毛無・・・といえば我がダンナ様。ちゃんと帽子を取って毛のないアタマを見せてくれたのですが、
見苦しいのでモザイクとさせていただきます


山頂は数種類だけお花が咲いていました。

 
カイフウロ                         ソバナ?

 
ハコネギク?                       ??

さて小休止を終え、いよいよ今日はここからが本番です。
そして今回、初めてネタを意識した写真を撮ってきました!



-------------ここからはお見苦しい場面が増えますので、帰るなら今のうちに戻るボタンクリック------------------



それでも見たい方は・・・覚悟してご覧下さい。


行きますよーーーーー



十二ヶ岳へGO




 
まずは一ヶ岳・・・の1                二ヶ岳の二~~~!
(ちなみにポーズは考えてきたワケではありません、標識に着いたときの思いつきです)


 
三ヶ岳の三(3の倍数でアホになったよ、Jちゃん)    四ヶ岳の4!




・・・とここまでは元気に遊んでいたのですが、小さなアップダウンのち、
ロープを使って降りるところでずるっ、っとなって、ロープがひゅいん、
「う、まずい」と横にスライドしてしまった瞬間、右腰を岩に強打!!!
が、強打したのは私ではなく、腰の位置にぶら下げていたGPSちゃんが岩と私の間に挟まれ重傷・・・。
この一撃でGPSの液晶を横切る筋が入った・・・あ”~~~~まだ買って半年ぐらいなのに・・・五諭吉さん・・・



あまりの自分のバカさっぷり呆れ&思わぬ大損害に動揺してその先の「五」のポーズが浮かばず、
がっくりご苦労さんの五・・・

三点支持を守らず、ロープに体重を任せてしまった自分が悪いので大いに反省。
ここから気を引き締めなおしました。

  
開き直って六ヶ岳の六!!         七ヶ岳の七~~          八ヶ岳の八~~~!
 

 
九ヶ岳の九ーーー   十ヶ岳は通り過ぎてから発見したので、後ろを行くダンナが代理で十! 十一ヶ岳の十一!
(9/1 十一の画像張り忘れてました。Hgさんありがとうございました。疲れて足上がってないけど^▽^;)


・・・自分で書いてて段々恥ずかしくなってきました・・・ケド続けます・・・




途中、蜘蛛に巻かれたレンゲショウマちゃんと遭遇



  
登ったり降りたり・・・



難儀な下りを越えると、いよいよ?


 
吊橋を渡ると終わりかと思ったら、ここからが本番でした・・・



慎重に行けば問題ないのでしょうけれど、岩場が長いっ!これほど長いのは初体験。
まだなの?まだ続くの・・・と思いながら、ふと下を見ると先ほどのような失敗は許されなさそうなので、
四肢を使っていちにっさん、と言いながら登っていきました。



途中で後ろを振り返ったらちょっと怖かった相変わらず高度感慣れしないです。
滑り落ちたくないー(だから写真もないー)、と必死に登る。少し平坦になったと思ったらその先は・・・


 
十二ヶ岳 1683m、到着ー
富士山は相変わらず雲の中だけど、眼下に時折西湖が見え隠れしていました。



はい、最後の十二ヶ岳の十二!!終了~
(ほぼ同じペースで歩いたオジサマが先にいらしたので控えめに・・・)


ちょうど12:00山頂到着。もう喉はカラカラ、お腹ペコペコ。



と言えば、いつもの”オールフリー~~~~~

なかなか緊張した30分間でした・・・
ぐびぐび飲むALL FREE、汗をかいた身体にあっという間に染み込み、気持ちまでホッとしました。
いやぁ、今年はずいぶんお世話になりました、オールフリー。
アルコールの入っていないコレなら、この先どんな鎖場も急斜面も大丈夫ですよ


とか言って、その先の鬼ヶ岳に行くと、帰りが夜になってしまうので昼食後、下山します。



分岐に戻って、西湖へ向かって降りていきます。



のっけからなかなかの急傾斜。ずるずる滑りそうな斜面にはロープがありました。

 
西湖が見える開けたところに出ると、今季初のマツムシソウ
もう秋なんですねー。


 
途中は緩やかな登山道でしたが・・・
車道近くなるとまた傾斜がきつくなり、疲れた足に堪えます。



登山口に下りてきましたー。ここ、通学路だったんだ・・・すごい。



登山口から5分の場所に温泉(いずみの湯)があるなんて最高です♪
ここで汗を流し、レトロバスに揺られまた河口湖から3時間半かけて帰りました。


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ところで。


これが液晶に1センチほどの筋が入ってしまった私のGARMINちゃん
このGPSのその後についてはまた次回書くことにします。


久々に思い切り全身使って歩いた、気分爽快、すっきり山歩き
だけどどうしてこういつもアクシデントがついてくるのかは謎、なのです。



おしまい。



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【行程】××駅→大月6:22→河口湖駅7:14(河口湖・山中湖フリー切符¥4000)河口湖7:38(路線バス)→文化洞登山口8:10
登山口8:30→毛無山10:00→十二ヶ岳12:00-12:30→西湖温泉いずみの湯14:00 
十二ヶ岳登山口バス停15:48→河口湖駅16:20(渋滞)16:28→大月17:27 17:40→ホリデー快速ビューやまなし号にて戻る。


※8/31 事情により記事タイトル変更しました(^^;;






岩手よいとこ

2011-08-26 | イワテケン


三陸といえばリアス式海岸。



ダンナの実家近くの景勝地「北山崎」
20数年前、初めてダンナの実家に来た時に連れてきてもらった場所です。



田野畑村にある「北山崎」は「自然資源・海岸の部」で国内で唯一、
最高ランクの特A級に格付けされた景勝地です。



しばらくぶりに訪れたら、展望台もりっぱなウッドデッキに変わっていました。


第二展望台までの道は整備され、ウッドチップなど敷き詰められ、
子供から高齢者まで楽しめるところになっていました。



高さ200mもの断崖に、太平洋の荒波洗う奇岩怪石。
大小さまざまな海蝕洞窟と、ダイナミックな海岸線が約8kmにもわたり続きます。
展望台から望むその姿は、さながら一服の絵画のよう。



晴天時はもちろんのこと,断崖の端が靄(もや)に隠れる雨天時の姿もまた一興。
展望台から断崖直下の波打ち際まで続く718段の階段もあり、
汗を流してこそ得る絶景を独り占めすることもできます。
(田野畑村HPより引用)

※波打ち際までの急階段は現在震災の影響で落石・崩落箇所があり通行不可です。
ちなみにこの718段の階段は、山に親しんだ人でも息切れ必須です(私だけ?)


 
この迫力と手付かずの自然が多く残る場所、是非五感で感じていただきたいです。


ここと”龍泉洞”は北東北の観光スポットとして、夏は多くの観光客で賑わう場所でした。
震災の影響、電車、道路の不通の為に今年のツアー観光客は多分・・・?
北東北は放射能の影響もほとんどない安心な地域。
山好きの皆さん、早池峰山に来られる際は是非、足を伸ばして三陸のダイナミックな海の景色も見ていってください~

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実家に戻ります。


ダンナの家に毎年この時期咲いている花。
百合だと思っていたら彼岸花の仲間だって、今年初めて知りました(カルディナさんより




そして・・・7月にはこんなワンコも生まれてまして・・・今約一ヶ月でこんなに大きく。



双子?
ヌイグルミみたいな可愛さがたまりません



この子らの親のハナエです。




 
昔からいる私の大の仲良し、タロウ。そしてその母のるみ子。
結構な歳ですが、今年も元気でいてくれました。


双子ちゃんの名付けのチャンスを与えられたので、「オキ&トマ」「マリオ&ルイジ」「サブローシロー」
と言ってみたものの・・・全て却下(笑)

義兄ちゃんが日本人らしい古風な名前をつけるような感じでしたけど?
そんな名前じゃ合わない大人になりそうな予感が・・・


この子達の親をみんなで考えていたら、(熊じゃないかというウワサも有)意外な事実が判明 


判定は数ヵ月後になるのでしょうか・・・楽しみです





偲ぶ夏 2011

2011-08-24 | イワテケン

2011年のお盆は特別な帰省となりました。

前回時間がなくて廻れなかった、どうしても見ておかなければならない場所へ。


まずは「普代浜」
海岸線の国道を歩いている写真ですが、右手の木々の色が変っているのが見えますか?
津波は正面からあの高さまできていたのです。
自分の身長の10倍もの黒い波、恐ろしいです。



浜の形はすっかり変っていました。


あれから5ヶ月、ずいぶん片付いているようですが・・・。
ダンナが子供の頃良く遊んだ浜ではなくなっていました。


海側から「普代水門 15.5m」を見た様子。
津波が来る前、浜からはあの水門ははっきり見えなかったのです。
がれきのあたりは一面松林、公営プールやキャンプ場がありました。


今回手元の写真を探しましたが、案外撮っていなかったようです。
少ない中から何枚か懐かしい写真が出てきました。
これは約20年前の賑やかな海水浴場だった普代浜の写真。
海の青さはかわっていませんね。


続いて「太田名部漁港」へ。

 
普代村は人的被害がほとんどなかったので、復興が早いように感じます。
漁港はちょっと見た目では普段と変らない感じにまで整備されていました。
ただ、食堂などは跡形もなく流され、公衆トイレだけがあの日のまま残されていました。
ここの食堂の「めかぶラーメン」美味しかったなぁ。


これが和村村長が「明治津波以上の高さは絶対に譲れない」と築いた「15.5メートルの防潮堤」です。
城壁のようです。

 
今まで昇ったことはありませんでした。
初めて昇ってみると、結構な傾斜だということがわかりました。


この15.5mの防潮堤により、村は助かりました。
と言っても津波の高さや強さなど、ある程度の予測は出来ても”絶対”はないのです。
防潮堤が高かったから助かった、とは言い切れない思います。
たまたまこの海岸線に到達した津波の威力が、他の地域より小さかったから?地形の関係?
本当に色々な偶然で難を逃れたのだろうと思います。

 
防潮堤から続く、神社へも昇ってみました。
こちらは更に急傾斜。思わず手すりにつかまりたくなるようですが、これだけの高さが海からすぐの場所にあれば、
逃げられる可能性は高いのでは?と思いました。


あの日、どんな思いで皆さんここから津波を見ていたのか・・・
あの日のことを思い出して言葉がありません。


(村の広報より)



赤線の中が今回被害にあったエリアです。


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そして更に先へ進みます。
この辺りでは被害の大きかった隣村「田野畑村」へ。
矢印の左方向に希少価値の高い「机浜番屋群」がありました。今はもう跡形もありません。


痛ましいです。


海岸線に立つ「ホテル羅賀荘」も3階まで被害にあい、現在営業不能状態。
被災地域の雇用問題、生活再建問題等急がなければならないことがたくさんあると思います。


あの穴が何か解りますか?


三陸鉄道のトンネルです。北リアス線は久慈駅~宮古駅まで。
久慈方面は野田玉川駅周辺が津波で流出、あとはここ島越駅周辺が流出の為一部区間のみの運転となっています。
村民の足、車を持たない私達の大事な帰省の足はなくなり、平日2往復だけの代替バスしかありません。

ここ「島越駅」は駅舎ごと流されました。
黄色いラインが線路のあった場所、あの高さまで津波に襲われ橋げただけ残り、線路流出。
いかに想像を絶する巨大津波だったかを思い知らされます。

 
在りし日の「島越駅」


破壊された島の越漁港。
駅前の海岸で盆踊りや海水浴を楽しむ家族連れの姿が、つい先日のことのように思い出されました。


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最終日、宮古市田老町の防潮堤へ。

 
万里の長城と言われていた防潮堤(10m)へ昇ってみました。
昇ってみると普代村のそれとは傾斜と高さが全く違う、という事を体感しました。



巨大津波はこの防潮堤を乗り越えた。



漁港側。


車の山



防潮堤内側の震災前


震災後

 
はためく国旗、「頑張ろう田老」の文字。

誰かが言ってた「爆撃を受けた戦後の焼け野原の様だ」
そうかもしれない、と思った。

地震の直後停電したので、津波警報や情報など知る手段もなかった人がほとんどなのでは、と思う。
そして”津波が来るかもしれない”と思っても、海岸線に近いところにいたらどうするのか?
高いところに避難、と頭で解っていても、実際20分以内に上がれる高台はどこにでもあるのだろうか?
今回、被災地域を歩いてみて逃げれることのほうが難しいのでは?と思った。

残念な結果になられた方々は本当に辛かっただろう・・・、と自然に込上げてくるものがありました。合掌。



十数年ぶりに駅目指して歩いたら、どこが駅かわからなくて?
駅舎がなくなっていたのだった。


在りし日の田老駅。津波は駅のホームも超えたみたい。



駅舎はなくても、線路が通じているところだけ1日4本程度、三鉄が走ります。
ここで送ってくれた義弟にさよならして東京へ戻りました。



真の辛さは断片的に見ただけの、よそから来た私たちには絶対に解らない。
ここに暮らす人たちにしか解らない、たった5ヶ月では癒える筈もない深い喪失感と悲しみ。

何か言葉にすると傷つけてしまいそうで、失礼なことを言ってしまいそうで上手く言葉に出来ないけど。
我々が考えるよりずっとずっと、皆さん辛くてたくさん我慢している。

結局ボランティアも何もできず、世話になってる岩手の人々に恩返しも出来なかったけど、
離れて暮らす私達も、せめて1ヶ月に一日でもいいから被災地に思いを寄せよう。
同じ空の下で生きてる、生かされていることに感謝しつつ。
一瞬にして日常がなくなるかもしれないのは、どこにいても一緒。次の一瞬は自分かもしれない。



緑が多くて明るくて、海も空も青くて、美味しいものが一杯あって、人がみんな温かくて親切で。
にっぽんの故郷、大好きな三陸。
いつかまた、ここに活気が戻りますように。

皆さんの笑顔が見たいから、これからも地道な支援続けます。




トウモロコシの天ぷら

2011-08-21 | タベルこと

二日間とも雨予報にすっかり行く気を失い、この夏一番楽しみにしていた山を諦めた週末

そんな時は・・・食べるのじゃー



ダンナの実家の畑に育つ、限りなく自然に近いもぎたてトウモロコシ。
毎晩そのまま食べていると飽きるので(贅沢!)一旦蒸かしてから天ぷらにしました。
(以前、とある飲食店で頂いて美味しかったので真似てみました。)


これは高齢者やお子様にも食べやすいし、プチプチ食感も残っててオススメかも


春も美味しいけど、夏野菜でも美味しい天ぷら。
・・・さて、この週末のカロリーオーバーはどこで解消できるのでしょうか・・・






御岳山のレンゲショウマ

2011-08-17 | ヤマのこと

2011.8.16(火)

岩手県への帰省から戻ってすぐ、レンゲショウマに会いたくて「御岳山」へ。


平日だけど?お盆休みの為か?御岳駅前7:55発のバス待ち行列
こんなの初めて・・・結局増発して2台で「ケーブル下」まで。


みんなケーブルに吸い込まれて行きましたが、私たちは運動不足解消の為、
懲りずに又徒歩にて・・・またしても大汗掻きました。

NET情報より開花数が少ないような印象でしたが、会うことが出来ました

 
日向レンゲさんと日影でまだ眠たげなレンゲさん。
どちらもかわいらしくて素敵


富士峰園地は時間が経つにつれ、三脚カメラマン等混雑度も増してきました。
全体的な満開にはまだ時間がかかる感じでしたが・・・来週ぐらい?



10:00、目的を終え、帰ります。今日は歩いたことのない「丹三郎尾根」へ。


尾根は風が通り、ケーブル側の無風状態よりは楽でした。
緩やかな自然林の歩きやすい尾根、紅葉ハイクも楽しそうだなー、と思いました。
古里駅目指して約1時間30分の道のり。


誰もいないかと思ったら、次々登ってきて10組以上すれ違いました。
みなさん、この暑さの中すごいですね尾根に上がるまでは無風ですから・・・
登山口には小さな休憩所とトイレがありました。



電車を1本逃すと30分待ちは辛いから、登山口から急ぎ足で「古里駅」まで約10分ほど。
駅も無風で暑くて暑くて・・・やっぱり暑いの苦手 間に合って良かったけど早く電車来ないかな・・・
(お約束のほっかむりぃで待つ



そして今回の目的その2は「河辺駅」から徒歩2分のところに出来た温泉、
梅の湯
駅から直結のビルの5・6階にあります。
都会的でキレイな温泉は、つるつるした滑らかなお湯でお肌スベスベ、気持ち良い~~
¥840は設備から考えたら安いな、と感じました。

こんなハイキングの時じゃないと途中下車はなかなかしないので、来れてよかったです。


おしまい。





乾徳山でゴーロゴロ

2011-08-08 | ヤマのこと

2011.8.6(土)

本当ならこの土日、テント泊山行の予定をしていたのだけど、行く予定の地域の天気予報は雨or雷雨。
満天の星を眺めるためのプランだったので悩んだ末、出発一時間前に中止。
ならば近場に日帰りで・・・浮かんだのがまだ行ったことのなかった「乾徳山」
塩山エリアなら何回も通ってるし、あまり真剣に下調べをしなくてもどうにか行けそうと急遽行くことにした。

 
塩山駅8:10発西沢渓谷行きのバスに乗り、乾徳山登山口9:00スタート。
天気予報ではこちら山梨県も15:00頃より雨。振る前に戻ってこれるかなー?
こんな天気でも人気の山、8人くらいは同じバスで来て登っていきました。
車道を歩いて登山口到着。
このところの台風の影響か、蒸し暑く、そして無風・・・

 
スタートして30分も立たないうちから既に暑さにやられます。
うちわでバタバタ扇ぎながら、何度も立ち止まりながら登りますが、
花も咲いてなければ風も吹いてこない樹林帯、
最近楽ばかりしているのでこの手の我慢が出来なくなってる自分、困りモノです

やっぱりあっち(予定していた)へ行けばよかった・・・とブツブツいいながら登っていくと、前方が開け、そこには・・・


キラキラと輝く水~~~~


命の水だーーー
冷たい水で顔を洗い、がぶがぶと水を飲みまくる私。
上部に鹿がいたのを発見したけど、もう飲んじゃったよ(お腹は壊しませんでした)

もうここでビール飲んで昼寝して帰ってもいい?というくらい気持ちの良い場所でした。


でも残念ながら「良いよ」と言ってくれないので登り始めますが、暑いーーーー
先ほどの冷たい水で手ぬぐい濡らして被ってみたものの、またすぐにへこたれます・・・
陽は出てなくても無風で蒸し暑い。このあたりが国師ヶ原というのでしょうか?



でもやっと樹林帯を抜けたみたい。あれが山頂かな?頑張りますか。




天気が良かったら気持ちのよさそうなところに出ましたよ



月見岩というかわいい名前の岩でもまた座り込んで休憩するワタシ。
「ダンナ様、一人で行って来て。私ここで待ってるから・・・」
なんか今日はバテバテです、これくらいも歩けないなんて情けないけど身体が重い・・・

ここから山頂まではまだまだ1時間以上はかかる様子。
一人で待っていてもつまらないので進み始めました。

また樹林帯に入り、だんだんと登山道に岩が増えてきた頃、
空がみるみる暗くなって、ゴロゴロと音がしてきました・・・

ポツポツしてきたけど大丈夫かな~?と油断してたら5分と立たないうちに土砂降りに
雨がバケツひっくり返したほど降り始めました。(カメラをしまったので写真はありません)


あまりの土砂降りにどうにも動きが取れない。大きな岩を見つけそこまで登って行き、
岩に貼り付くように立ったまま雨宿り。
登山道は川になり、茶色い水がどーどー流れていきました。
あまりの見事な降りっぷりにもう山頂は諦めて帰ろうか・・・と弱気モード。
時間は既に12:00過ぎていてお腹はペコペコだけど、カメラはおろか、チョコの一つも出せない状態。
それにこのままだと多分、帰りの最終バスには間に合わない・・・。

でももう少しで山頂っぽいし、どうしよう・・・と相談していたら、
さっきまでヘコタレだった私が、雨に打たれて身体が冷えたおかげか不思議と急に元気が出てきたのだ。

間に合わないならタクシーで帰ればいいよね、雨が小降りになったら山頂目指そうか?ということに決定。
幸い20分ほどで雨は小康状態に。今だ 目指せ山頂


鎖場が出てきました!


登ったり降りたり・・・(ここ180度?曲がるところが足滑らせそうで一番怖かった)


振り返り見ると、あの草原のようなところがさっきいた「月見岩」かな?



何個か鎖場通過したけど、ホールドがあるから思ったよりすんなり。

 
高さのある鎖を登れば・・・(注:私は残念ながら迂回路へ)



ほよ

 
山頂着いたどーーー




山頂からの眺めは残念ながらご覧の通りだったけど、
途中何度もへこたれたから嬉しかったなぁ。


お花に頑張ったね、と褒めてもらったようでした。

山頂についてもまだ雨は少し降っているし、雷もゴロゴロしている。
さっきのような降りに巻き込まれたら鎖場の下りが辛いし、ここで雷に当ったらシャレにならない。
昼食は我慢して下ることにしました。
下山道もあるらしいのですが、なぜか今日歩いている皆さんピストンの様なので、
私たちも無理せずピストンにしました。


下りは早いねー、草原のような扇平を過ぎて・・・

 
月見岩まで戻ってきましたー、13:30、もうハラペコです。
木陰にびしょ濡れのカッパを干しながら、やっとランチタイム

今日のランチは・・・


金ちゃんヌードル(笑)

 
山頂で飲もうと思っていた「オールフリー」で遅いランチです。
疲れた身体に沁みわたるシュワシュワ感がたまりません!
夏はもう、手放せないですね



天気が良ければお昼寝でもして、ゆっくりしたら楽しそう。
素晴らしーく気持ちのよさそうな場所でした。

ランチを始めふと時計を見るともしかしたらバスの時間に間に合うかも?
14:00、慌てて下山開始。

この後また雷がゴロゴロ、雨も降り出してまた合羽のお世話に
変わりやすい天気と言われてたから仕方ないけど。
ランチの間だけ降らなかったのには助かりました。


 
下りは「道満尾根」を選びましたが、最後のほうはなかなかの急坂でした。


 
急げ急げ  バス停まであと少し。

こうして無事に15:55のバスに間に合いました。


帰りはバスの運転手さんに聞いて「仲沢バス停」で下車し、初めての「塩山温泉」へ。



何も調べないできたのでキョロキョロしていると・・・
魅惑的な「公衆浴場」の文字発見。



おそるおそる中を覗くと、立て膝座りのステテコに頭タオルのおじさんが、
「なに!?温泉?」
「は、はい、今入れますか?」
「ああ、いいよ!何人?」
「二人なんですけど・・・」
「一人400円!二人なら800円!入るか?!」
「は、はい、お願いします」

なんで怒ってるんだーー(笑)でも心は優しいんだろうな、こういう方って


 
お湯はつるつるすべすべ とっても気持ちの良いものでした。
地元の方が毎日のように入りにこられるのが納得できますねー。
(公衆浴場なのでシャンプー等はありません)(宏池荘
良い温泉見つけたので、また塩山にきたらここに寄ろう。
急に思い立って来たわりには楽しい山歩きが出来、充実した1日でした。

おしまい。


【行程】新宿5:38→塩山7:50 西沢渓谷行きバス8:10→乾徳登山口8:42
バス停9:00→国師ヶ原→扇平→乾徳山頂上→(ピストン)扇平→道満山→乾徳登山口15:40
(休憩・雨宿り・昼食含む)


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山のお好み焼き

2011-08-01 | タベルこと

ここ数年、テント場での食事担当はダンナ様。
私はいつも現地に行くまで何を食べさせてもらえるのか知りません。


今回はちょっとビックリ 面白かった&美味しかったのでご紹介



お好み焼きの粉を用意。適当にフライパンへ。



キャベツを適量千切りにします。

  
具は毎回、酒のつまみで持ってくるのに、少しずつ食べ残してしまうかわき物。
なぜかイカ2種類(笑)どんだけイカ好きなんだー



かわき物適量フライパンに投入、水も適当に投入して・・・

 
弱火で待つこと10分くらい? 裏返して両面こんがりと焼いて・・・
(ほんの少し水を鍋肌に入れ、蒸し焼きにすると中まで火が通りやすくなります)



あまった具材で腹持ちの良い山のお好み焼き完成~。
キャベツ以外は乾燥したものを使用しているので、長期縦走にも使えそう。
かつおぶしとソースの香りが、たとえ疲れた身体であっても食欲を呼び覚ましてくれるのです!
もちろん、ビールのお供に最高


以上、簡単山メシでした