goo

emotions a partager




真夜中のEmotions a Partager

直訳で分かち合われる感情、共感、ほどの意味だが、何か他に含蓄があるのかしら。教えてください。


ピエール・エルメ御大によるイスパハン(薔薇、フランボワーズ、ライチの組み合わせのお菓子一般)のレシピで、エモション・ア・パルタジェを作った。

一層目がフランボワーズのみで作ったゼリー(二枚目の写真。ゼリーを流し入れた工程)、ライチを挟んで、二層目がクレーム・アングレーゼ(カスタード系)とマスカルポーネ、薔薇のシロップと薔薇水、薔薇のリキュールのムース。




午前0時前に、モノポリーのサン・フランシスコ版で遊んでから食べた。
冷たいデザートがコーヒーによく合う。

ちなみに、薔薇に「イスパハン」と名付けられた種類があり、このような赤薔薇ではなく、濃いピンク(下写真。去年冬に裸根で植え付け、今はもう高さ2メートル以上に成長)。えもいえぬ香りを放つ。が、お菓子のイスパハンには赤薔薇がつきものなのだ。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ファーナム城跡




7月も終わりに近づいてきた。

今年のイングランド南部地方の夏はさえない夏だが、昨日はやっと晴れ間が見えてきたのでうちから車で45分ほどの風光明媚な丘陵にあるファーナム城跡と公園をぶらぶらしてきた。
天気はいいが肌寒く、わたしはトレンチコートを着ていた。7月29日ですよ!

上の写真、右側が小高い位置にたつ、城のゲートハウス。
左側が公園だ。




最初はノルマン系(大陸フランス、ノルマンディー地方に居住して長いスカンジナビア系)が興した素朴な城砦から始まった。
これが12世紀、すでにウィリアム一世によるノルマン征服(1066年)が終わってしばらく経ったころ。

イングランド南部とロンドンの間の基地として、このあたりは地の利があったらしい。

悪名高きヘンリー八世(16世紀)の時代には、Bishop of Winchester(英国国教会の聖職の地位)の居住城になり、現在はその名残が結婚式場などとして使われている。

ビショップの居住城はこの円形の城壁の外側に建てられ、いざとなったらビショップ本人が従者とともに城壁内に逃げ込めるようになっていたそう。
ヘンリーみたいな王様を頂いていたら、いつなんどき処刑されるかわからないので(理論的でなく、どんな理由で怒り出すか分からないリーダーが一番怖いと言いますね。例えばオバマ前大統領は怖くないがトランプ前大統領は怖い、と。)、そういう準備は、うん、必要だったろう(笑)。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

下手の横好き@V&A




好きなことをする時間がいくらでもあるという幸せ。

時間を忘れて没頭してしまう。
下手の横好きで、デッサン。




ベルニーニ、カノーヴァ、ロダン、選び放題。

うろうろとコレクション見学したくなるのをこらえる。見始めるとキリがないので今日はがまんする。


来シーズンはコースをとって、先生について習おうかなと思っている。

刺繍やハープなども習ってみたい。

日本に住んでいるならば、琵琶や日本画が習いたいなあ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

日本での楽しみ




夏休みを利用して、日本へ一時帰国していた友達がこちらへ戻ってきた。
今夜は彼女から土産話を聞くのを楽しみにしている。


わたしは去年の3月に日本からイングランドへ戻って以来(帰国翌日からイングランドは一回目のロックダウンに突入した)帰っていない。
去年9月に立てていた一時帰国の予定が毎月延期状態になっているのだ。
去年の今頃は、「9月が無理でも、10月...いや11月は大丈夫じゃないか」12月には「いくらなんでも年が明けて春になったら」と、希望を繋ぎ続けてきた。あれからほぼ一年。今年は9月に帰れるのかしら...


人権上、国民はいかなるときも自国入国拒否はされない。
が、現在、オリンピック絶賛開催中で関係者はあらゆる面で優遇されている一方で、対一般人の規制は緩和されていない。わたしが一番のハードルに感じるのは14日間の隔離期間だ。


一年に一回ほど帰国する身にとっては、人に会ったり、おいしいものを食べたり(しかも食事の回数は毎回足りない)は当然、他にもさまざまな楽しみがある。
どんなものを楽しみにしているか、スケジュール変更の記されたカレンダーをうらめしく見つつ、書いてみる。


美容室
エステティックサロン
(ロンドンには日本の美容師さんやエステシャンの方がおられるが、選択肢は少ない。あるいは地元の馴染みのお店へ行きたい)

美容外科
(ロンドンには最新技術があるとはいえ、こちらの人と日本人の肌では処置によってはシミになりやすさなどがかなり違うそうだ。正直、こちらの処置はかなり強め)

眼科に行ってコンタクトレンズと老眼鏡を調整
(英国には検眼のためには眼科専門医にかかれないのだ)

洋服お直し
クリーニング
(洋服の歴史はこちらが長く、保存技術や修復技術も豊富ではあるものの、日本の技術は世界一だと思う)

化粧品を買う
文房具を買う
(アイデアや新製品、目のつけどころが違うのがおもしろい)

和食材を買う
和食器や雑貨などを買う
(和食材ストックの棚にはもう海苔のカスとシリカゲルの残骸しか残っていない...)

逆にわたしが日本で見ないものは、当たり前と言えば当たり前だが、ヨーロッパのブランドもの。
そして洋服。わたしは前から見ると細いが、横から見ると分厚い丸太のような体型なので、ヨーロッパのパターンが合う。


書店、神社仏閣。
百貨店をうろうろする。
香雪美術館や白鶴美術館など、小さな東洋美術館へ。
魚市場で魚を食べたり、たとえばそうめんの里でそうめん、伊勢でできたての赤福を食べるなどもしたい...
夏の海も見たいなあ...
など具体的に書き出したらキリがないのでこの辺で。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

夕暮れイスパハンのパリ・ブレスト




昨夜は急に、来週お誕生日を迎えるお客さんをもてなすことになり、猛スピードでピエール・エルメ御大のレシピでパリ・ブレストのイスパハン版を作った。

イスパハンは、薔薇とライチとフランボワーズの組み合わせのお菓子で、わたしはこの組み合わせに目がない。


クリームはクレーム・アングレーズ(カスタード系)とマスカルポーネがほとんど同量、そして薔薇のシロップで作る。
ゼラチン少しでこしをつけて絞り出すのだが、初めて作ったため、どの程度冷やし固めたら絞り出しやすいのか全く見当がつかず、ぎりっぎりの仕上がり。
中にはフランボワーズとライチがたっぷり入っている。
たまたま大粒のフランボワーズ(<イングランドでは旬)が冷蔵庫にあり、マスカルポーネは常備、ライチは缶詰、赤薔薇も咲いているし...ありものでなんとか! 

何年も前に買ってあったケーキ用の花火がこのケーキの雰囲気にとてもマッチしてよかった。

クリームの搾り出しが今後の課題(練習あるのみ)、見た目は今ひとつの仕上がりだが、味は上々、冷たい薔薇のクリームが夏の夜のデザートにぴったりだった。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ