空芯菜を見ると必ず思い起こす風景がある
30年ほど前、マレーシアのクアラルンプールに暮らしていた頃、
ローカル食堂の裏路地で
食堂のスタッフが道に座りこみ、
プラスチックのタライに空芯菜を山に積んで、葉っぱを摘んでいた
「空芯菜」を見ると、その光景を思い出す
「青菜炒め」といえば、
『カンコン ブラチャン』と言って、
カンコン(空芯菜)をブラチャン(エビを発酵させた調味料)で味付けした炒め物を
よく注文した
ガーリックがきいて、ブラチャンの風味が味わい深く、なんともいえず美味しかった
当時は日本で空芯菜を見たこともなく、
馴染みのない野菜だったが
今は近所のスーパーでも手に入る野菜になった
「空芯菜」は、
遠い昔を思い出させてくれる
懐かしい野菜だ
今日はガーリックをきかせ、
ブラチャンの代用でアンチョビを使って
「空芯菜の炒めもの」を作ろう