青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

上から目線の15分

2009年05月31日 21時55分57秒 | 日常

(画像:15分の空中散歩)

何だか天気予報に反して日差しの強かった日曜日。
諸般の事情がありあまり遠出はできないのですが、久々の乗り鉄(笑)。
どこへ行こうかな?と考えて、大船と江の島を結びます湘南モノレールに乗って来ました。
って、モノレールの場合、厳密に言えば「乗りモノ」かもしれませんがw

大船から湘南江の島まで約15分の空中散歩。
料金は片道300円ですが、600円で全線フリーきっぷもあります。
途中下車を考えてこちらを購入。発売は大船駅だけですがね。

大船から富士見町、湘南町屋、湘南深沢。
この辺りは世間一般の鎌倉の雰囲気とは違った住宅街&工場街を走る。
湘南町屋駅に隣接する三菱電機への通勤客が乗客の主力です。
車両もシステムも三菱電機製で、同社の大株主でもあります。
写真は湘モノの新型車両5000系。三菱の新型インバータ搭載です。

支柱からぶら下がる懸垂型のモノレール。
足元のおぼつかない感じはありますが、文字通りの上から目線で眺めは爽快。
ちょっと非日常な目線に、子連れの親子も運転台後ろでかぶり付きでございます(笑)。
下に走るのが先日のブログでもご紹介した元・京浜急行専用道路。
今日訪れたのも、自分で書いてて興味が湧いたってのもある(笑)。

湘南深沢から先、湘南江の島へ向けてモノレールは鎌倉山の丘陵地の中へ。
ちょっと鉄道線では見られないような急勾配をグイグイと登って行きます。
特に湘南深沢~西鎌倉間は急勾配&急カーブの連続。
西鎌倉、片瀬山、目白山下と丘陵地を縫うように進み、終点湘南江の島へ。

新緑の中を豪快に加速し、鎌倉山へアタックするモノレール。
轟音を響かせ、うねる車体。
鉄道ではありえない横揺れっぷりは、まるでジェットコースターのよう。
かぶり付き親子連れもビビってましたw

 

鎌倉山と言うのは古くからの瀟洒な別荘地。
梅雨を前に、一番緑の濃い時期なんじゃないでしょうか。
この辺りの京浜急行専用道も、モノレール同様のワインディング。
歩道も信号もないんで、何となく観光道路っぽい雰囲気は残っておりますね。

有料道路でなくなった今も、当初の建設の経緯通りに京急バスが走っています。
船6系統・大船駅から鎌倉山経由江の島行き。
伝統の路線って事ですね。

あまりメジャーな交通機関とは言えないんで、実は乗るのは初体験でした。
日曜日の午前中にもかかわらず、大船へ向かう便は立ち客も出る盛況。
地域の交通手段として確固たる地位を築いているようです。
日中は約8分間隔でバンバン走って来るんで便利だしね。
8駅しかないけど、あっという間に全駅制覇してしまったw

車内には結構電車好きな子供を従えた親子連れが多かったですね。
モノ&江ノ電でワンセット、東京から行くにはいい地域なのかも。
モノレールなのにトンネルがあったり、車窓からちらっと湘南の海が見えたり…
結構面白いですよ。湘南モノレール。

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ダービーですね

2009年05月30日 16時15分43秒 | 日常

今年もダービーがやって来るのかあ。
身の回りが何かと忙しいので、ゆっくり競馬を見る時間もないんだけど。
第76回ってのがもうねwそんなにやってたんかと。
皇太子ご成婚記念が60回だったっけ?

出走馬の血統を見ると、一応は7/18が過去のダービー馬の子供たち。
今日はこの辺りからネタをかいつまんでと思っていましたが、血統を見ても既にピンと来ないですのう。
母親も輸入牝馬からの馬が多いんでねえ。

私も「物持ちシリーズ」を始めてみようかと思って押入れを漁ってみましたが、こんなものしか出て来ませんでした。
つか、物持ち度合いって引っ越しの回数に反比例して減少曲線を描くよねw
一人暮らしを始める時にだいぶ処分してしまったからなあ…
と言う訳で、我が家に残る一番古い競馬四季報・1991年秋季号。生まれて初めて買った四季報だったなあ。表紙は安田隆行&第58代ダービー馬トウカイテイオー。18年前のシロモノですが、あんまり昔に思えないのは自分が歳を取ったと言う事なのでしょう。

それこそ当時は猿のように読んでいましたねえ四季報。飽き足らなくなって関西競馬四季報を年間購読してしまったり。ま、そんな競馬四季報も2002年から全国統一されて一冊になってるんですけどね。
関東関西が分かれていた時代の何が良かったかって、1勝以上している馬に解説者のコメントが付いてた事。結構しんどい作業だと思うのだが、各厩舎付きの専門誌TMなんかが思い入れたっぷりのコメントをしてて非常に面白かったですね。

例えばこの馬

500万条件の1勝馬で公正競馬を問いますか正見さん(笑)。
それにしても出るだけで常に鼻血ブーってどんな馬なんだろう。記憶にもねえやw
ファミリージョッキーよろしくコースにエロ本でも落っこってるのだろうか(笑)。
まあ厩舎付きのTMってのは逆に言えばこんくらい思い入れをがないと面白くないかなあとは思うけど…
正見さん、新馬でイイデセゾンをぶっちぎった時に吉永センセと夢見ちゃったんだろうなあと言う気持ちは分からんでもない。
ってそもそもイイデセゾンってそんなに強かったっけ?w
正見さんはここでも天下の岡部と柴田政人をコケにしてたりしますが。
良かったな、細川。

相変わらず週末の天気が悪いので、今日の午後はマリンの試合を見ながらダラダラ読んでしまった1991年の競馬四季報。ネット全盛時代の昨今、こんな重くてかさ張るしかも安くない(当時2,600円)紙媒体にどれほどの需要があるのか…と言う感じなんだが、これはこれで活字と記号の海へダイブするような没頭感があって良かったよね。

何だか自分はこんな感じで字と数字がいっぱい書かれてる書籍が好きみたいですよ。

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素直にI'm Sorry

2009年05月28日 20時52分23秒 | 日常
幸福の科学「金田一少年」漫画家、女子アナら衆院選へ(ZAKZAK)

ZAKZAKソースでモノを書くなんて怒られてしまいそうだが、ここで問題なのは幸福の科学が政党を結成したどうこうではない。
普段なら噛みつくべき政教分離とは何ぞや、とかでもないんです。

>この中で17人の衆院選第一次公認候補が発表されたが、麻生太郎首相の福岡8区には
>『金田一少年の事件簿』などで知られる女性漫画家、さとうふみや氏(43)

女だったんかい!

じっちゃんの名に賭けて、男だと思ってました。

追伸:北海道はナシになっちゃったんで、どっかこっそり誘ってください(笑)。
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美醜爛漫

2009年05月24日 22時37分18秒 | 日常

(画像:山王様の大鳥居)

本日は高校時代の友人の結婚式と言う事で、珍しく都内なんぞに出掛けておりました。
全く本人の日頃の行いを物語るような、蒸し暑い悪天候の佳き門出の日だw
しかし式場が赤坂の日枝神社ってのは気張り過ぎと違いますか?
都内神社仏閣ランキングで数えたら10本の指に入ると思うのだが。

場所柄、ゲーノージンなんかも式をあげたりする由緒正しき赤坂の山王様。
あ、「溜池山王」の「山王」ってのはこの日枝神社の事だったりしますが。
8歳年下と言う犯罪級の(笑)妻を娶った悪友、山王様の怒りも最高潮に達したことでしょうw
ただ、さすがに由緒ある神社仏閣だけに、神式の挙式と言うのはなかなかの凄味があって見てて面白かったですね。祝詞奏上とか三三九度とか巫女さんの舞い踊りとかさ。細かい事は分からないけど、様式美なんでしょうね。神事にならった日本のしきたりと言うものの良さ、みたいな。玉串を奉納する新郎を見つつ、「ゴリゴリの日教組の先生が神式で挙式を挙げたら玉串奉納とかどーすんだろう?」とか、「やっぱいきなり『憲法違反だ!』とか言って立ち上がったりするんだろうか?」とかバカな事考えてましたけどwそれと、雅楽のちょっと間延びしたピーヒョロ音を聞くと無条件で「ドラクエⅣや!ジパングや!」ってなる自分の頭はかなりステレオタイプだと思いましたw

んで、祝宴。
神式ですので、乾杯も枡酒。
日本酒はそんなに好きではないが、檜の枡で飲む樽酒は美味い。
日本酒の味と檜の香りが合わさったところに、枡の角に塩をなすり込んでクイッと引っかけるのが美味いですな。
まあそんな感じの厳かな披露宴に乗り込んで、我が卓だけ場を乱すような発言の数々申し訳ありませんでしたw
綺麗なものを見ると破壊したくなるんですw

美醜爛漫。

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他人のブログから

2009年05月24日 00時25分33秒 | 日常
GW明けからここんとこネタがないもんだから、引き続き人の褌で相撲を取る事によって更新を続ける私w
今日はグッピー氏のブログから。なんか「世界の車窓から」みたいだが。
いつも思うのが、氏が泊まるところが非常にへんてこりんな場所であると言う事に感心しますw
「鯰温泉」なんて富山の人でも知っている人は少ないと思われる。

富山新港の渡し船は、タダらしいですね。
氏のご想像の通り、この渡船は鉄道廃止の名残であって、以前は常願寺川沿いの新富山を出て北へ進み、四方(よかた)から富山港を渡って新湊へ通ずる富山地方鉄道射水(いみず)線と言う鉄道が昭和56年まで走っていたそうだ。射水線と言う名前は、昔の電車の本見てて特徴的な線名だったんでかすかに記憶がありますけどね。以前は高岡から加越能鉄道~新湊~射水線経由で富山を結んでいたんで結構な利用者があったのだが、富山新港の建設で鉄道がぶった切られてからは利用者が激減してしまい廃線となったそうだ。
ちなみに同線にはそのものズバリ「鯰鉱泉前」と言う駅があり、それこそ「鯰温泉ふじのや」の前にホームがあったそうで、この辺りのブログに当時の詳細が詳しいです。グッピー氏は果たして気付けたのだろうか。射水線廃止後は地鉄バスが当時のルートをほぼ踏襲しているようで、廃線跡を利用したバス専用道路なんかもあるらしいのだが。

グッピー氏が乗った万葉線の以前の持主である加越能鉄道、古いチンチン電車が長い長い庄川の鉄橋をヨロヨロと行くイメージ。幼い頃ケイブンシャの大百科シリーズを読みあさっていた時から、「加越能」って何?と思っていたのだが、夢はでっかく「加賀・越前・能登」を網羅する事を目標として作られた鉄道会社なんだそうで。この事を知った時に目からウロコが落ちました。会社に託した大きな目標が成就しなかった例としては東武東上線(前身の東上鉄道は「東京」と「上州の渋川」を結ぶ予定であった)とか小湊鉄道(当初計画の終点は外房の天津小湊)なんかがありますがね。夢破れて鉄路あり。

閑話休題。
ともあれ、北陸地方には今でものんびりした雰囲気ある地方鉄道が多くて、いつか乗ってみたいと思っております。
福井県なら福井鉄道と京福電鉄、石川の北陸鉄道、富山の富山地方鉄道とかね。
新潟の新潟交通とか蒲原交通が廃止されてしまったのが残念だけど。
特に富山地方鉄道は沿線に残る富山平野の散居村と北アルプスの織りなす雄大な景色といい、各駅に残る小さな味のある駅舎といい、自分の中で今一番旅心と写欲を刺激される鉄道会社です(笑)。

願わくば今年中には訪問してみたい。
コメント (4)
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