みーことふーこの山ある記

山歩きや身近な話など、あれこれ書いてます。

スペイン旅行21

2006-05-21 09:07:24 | スペイン旅行
世界遺産にも登録されているセゴビアで見逃せないのが完璧な姿で残る古代ローマの水道橋。
とにかく迫力ある姿には圧倒されるばかり。
長さが813メートルも続く水道橋は19世紀末まで使われていたのだとか。
夜、アルカサルや水道橋がライトアップされているのに気付き、またまた繰り出すことに。
けっこうにぎわっていて(中には酔っ払いもいたけど)昼間とはまた違った雰囲気が楽しめた。


今回のスペイン旅行は出だしでつまづいたので一時はどうなるかと思ったがあとは比較的順調にまわることができ、あっという間に帰りの日が来てしまった。
地域ごとに特徴がありどこもみんなすばらしく、機会があれば今回まわれなかったスペイン北部などもぜひ行ってみたい。

続けて読んでくださったみなさま、ありがとうございました。

スペイン旅行20

2006-05-20 16:05:15 | スペイン旅行
セゴビアのアルカサルはディズニー映画「白雪姫」のお城のモデルということでも有名。
このアルカサルを目印に車を走らせていたところ、突然目の前で道をふさがれてしまった。
自転車のレースのようだ。
右に曲がって迂回しろといっているようなのだが、いきなりそれはない。
しかたなく、入りたくない路地へ進むことに。
前のおじいさんに続いていくと・・・あれ~~、行き止まり。
つられて続いてきた車が皆狭い路地で立ち往生。
何とか1台ずつUターンして戻ることに・・・。

とにかく旧市街地はどこもそうだが、一方通行や行き止まりが多くまさに迷路のようだ。
ここを抜け出るのは至難のわざとなる。
何回も同じ様な路地を行ったりきたりしながらなんとか脱出。

あのおじいさん、脱出できたのかな~。

スペイン旅行19

2006-05-19 07:52:17 | スペイン旅行
高速道路を走っていると時々真っ黒な牛に出会う。
なんでもシェリー酒で有名なオズボーン社の看板らしい。
近づくことはできなかったがかなりの大きさである。

高速道路の標識は120kmとなっているので守っているとどんどん追い抜かれる。
いったい何kmで走っているのか。
田舎道でもみんながんがんとばす。
日本だったらせいぜい40km制限といった道でもメーターを見てみると110km出ているではないか。
それでも軽く抜かされる。

シエスタの習慣などから勝手にのんびりした人たちかと思っていたがひとたび車に乗るとみんなスピード狂?・・・いやこれが普通??
このスピードに慣れてしまうと80kmがみょうに遅く感じられるのが恐ろしい。

スペイン旅行18

2006-05-18 09:57:25 | スペイン旅行
半円形にカーブして流れるタホ川に三方を囲まれた古都トレド。
中世の街並みがそのまま残っていて世界遺産にも登録されている。
タホ側の対岸からのトレド全景はとてもすばらしくしばしうっとりと見とれる。

続いて向かったアビラは城壁がほぼ完全に残っている街。(こちらも世界遺産)
城壁全体を見渡せる場所に車を止めたところ、消防隊かレスキュー隊の方たちがおおぜいいてびっくり。
緊急の仕事中・・・という雰囲気ではなく、何かの集まりの途中で休憩している様子。数人のグループごとに座って談笑している。

私たちがアビラの街を背景に写真を取り出すとがぜん注目を集めてしまい、みんなにこにこしながらこっちを見ている。ずいぶん恥ずかしい思いをした。

城壁の街アビラ

スペイン旅行17

2006-05-17 08:35:25 | スペイン旅行
赤茶けた大地が続く、ラ・マンチャ地方。
「ドン・キホーテ」の世界が今も変わらずひろがっている。

コンスエグラの風車の前を通った時、いきなり「コンニチワ」と声をかけられた。
どこから声が?・・・とびっくりすると風車の中のおばちゃんだった。
そこは風車の中をそのまま売店にしていて中を見学してもいいようだ。
せっかく声をかけてもらったので風車の中を見学させてもらい、何も買わず(ごめんなさい)お礼だけ言って外に出た。

そんなに日本人ってくるのかな。
それにしてもすぐに日本人と見破られるとは・・・。


スペイン旅行16

2006-05-16 09:45:30 | スペイン旅行
グラナダからコルドバへ。
オリーブ畑があたり一面に延々と続いている。
とにかく見渡す限りオリーブの木なのだ。
これだけあると収穫はどうするのか?気が遠くなりそうな量だ。
土の色も黄色っぽい色から赤土に変わってきた。

コルドバの街中は一方通行が多くしかも道が広い為とてもわかりにくい。
普通片側3車線ずつの交差点ならそのまま直進できると思いますよね?
まっすぐつっこんだらいきなり車が向かってくる。ひえ~~~。
反対側は進入禁止の一方通行なのだ。夫もあせって結構むちゃくちゃな運転をしていた。

なんとかたどりついた、メスキータ。
紅白のアーチがずらりと並ぶ「円柱の森」は本当に幻想的。
ひんやりと涼しく(外は40度近い炎天)「外に出たくない~」と、ついつい長居してしまった。


花の小径

スペイン旅行15

2006-05-15 09:04:06 | スペイン旅行
アルハンブラ宮殿は30分ごとに入場が制限されているので日本からネットで9:30の予約をしてきた。
チケットの交換が8時からだというので少し早めにチケット売場にいくと最後尾はどこ~?というくらい、長蛇の列ができている。
これに並ぶの???と驚いていると左に短い列が。
近寄ってみるとどうも予約の人たちの列のようだ。一安心。
当日券を買うとなるとあんなに並ぶのか。予約してきて本当によかった。

私たちはすんなり入場でき、9時半と時間が決まっている王宮以外の場所を先に見ることに。

最初に向かったヘネラリフェは係の人の配置と同じくらいの時間に到着。当然1番乗りでゆったり見学。
アルハンブラ宮殿は敷地がかなりひろく、地図を片手に見てまわりながらも時間(王宮に入場の9時半)を気にしつつ・・・といった感じ。
ちょうど位の時間に王宮の入口にいくと入場の時間待ちの人たちがたくさん集まっていた。
私たちはこれまたすんなり入場。

有名なライオンの中庭

王宮は入場制限をするだけあって(世界遺産になってから入場制限をするようになったらしい)、さすがに見ごたえがある。
壁や天井に至るまで細かな装飾が施され見入ってしまった。
ツアーの日本人観光客は1時間くらいで見所だけを見て帰ってしまうこともあるらしい。それはちょっともったいないかな・・・。
ぜひたっぷり時間をとって見学することをお薦めします。

要塞アルカサバから見たグラナダの街並み


スペイン旅行14

2006-05-14 12:23:49 | スペイン旅行
シエスタといえば、2時くらいになると家路を急ぐ人たちで渋滞が起きる。
小さな町では次々と店が閉まり(スーパーも例外でなく)あっという間に街から人々の姿がなくなり、シーンと静まり返ってしまう。
初めの頃はこの感覚がよく理解できず不思議だった。

私たちが訪れた5月初旬といえば日本では一番気持ちいい季節だというのにスペインはとにかく暑い。
朝は涼しいのだが、太陽が昇ると一気に気温が上がり、じりじりと焼け付く真夏の暑さなのだ。
日が沈むのが夜の9時半すぎなので夕方の6時でも太陽はかなり高いところにある。
日中(1時~6時くらい)に炎天下を歩くのは相当体力を消耗した。
(街中で夕方の5時過ぎに38℃の表示が出ていたのには本当にびっくり)
確かに日中のいちばん暑い時間は家で休憩(昼寝)し、涼しくなってからまた働く、というのは理にかなっているのかもしれない。
シエスタを取りたい気持ちに納得。

今日の写真は日本のコマーシャルでも使われていた、バルセロナの「考える牛」

スペイン旅行13

2006-05-13 13:57:05 | スペイン旅行
夫が風邪をひいたみたいで体がだるいと言い出した。
夜9:30頃まで明るいため、ついつい張り切って歩き回りすぎたか。
今日はグアディクスまで行こうかと思っていたのだが、やめて早々にグラナダのホテルに入り、シエスタをとることにした。

夕方、アルハンブラ宮殿のチケット売場の下見に出かける。
当日券は既に売り切れ。
私たちがうろついているとひとりのおばさんが近寄ってきてチケットがいるか聞いてくる。
たくさんチケットがあるというのだ。ひょっとしてダフ屋?

アルハンブラ宮殿が見渡せるという、アルバイシン地区のサン・ニコラス展望台へ向かう。
道は狭くて坂が多くまるで迷路。ホテルでもらった地図は何の役にも立たない状態。
道が分からず迷っていると何度も同じ観光客らしき人とすれ違う。
あの人たちも展望台への道が分からず迷ってるのかなぁ・・・などと考えながら歩いているうちに何とか展望台へ到着。
びっくりするくらい人が集まっていて、有名な「アルハンブラの想い出」を弾いているお兄さんまでいる。
哀愁を帯びたメロディーにうっとりしながらアルハンブラ宮殿を眺めることができた。
(写真はサン・ニコラス展望台から見たアルハンブラ宮殿)

ジプシーっていないよね。といっていた矢先、グラナダのカテドラル付近、アラブの雰囲気のするあたりでそれらしき人たちに遭遇。
手に手にどこかでちぎってきたようなローズマリーを持ち、観光客をつかまえては渡そうとしている。
もらってしまうとお金を請求してくるようだ。
目の前に突き出してくるがいらないといって通り過ぎる。

スペイン旅行12

2006-05-12 13:19:56 | スペイン旅行
お気に入りのスーパー、カルフールのお惣菜コーナーでパエリアを作っているのを見かけた。
出来上がったら買おうと時々のぞきにいくのだが結構時間がかかるようだ。
何回目かでようやく完成。
さっそく注文しようとするとお店のお姉さんにパエリアがほしいのね。という表情をされてしまった。
考えてみればそうだわな。あやしい(?)東洋人が目の前を何回も行ったり来たりすればいやでも気がつくわね・・・。
大きなパックを見せるのでそれに入れてと頼み、5杯ほどすくってもらって受け取った。
出来立てで食べたかったのでさっそく車の中で「いただきま~す」
いか、えび、あさりなどシーフードがいろいろ入っていてなかなかおいしい。
レストランで食べたらまた違った味なのかもしれないが私たちにとっては大満足!!
(写真はあまりおいしそうに見えないけど・・・)

スペイン旅行11

2006-05-11 09:05:39 | スペイン旅行
白い村のひとつ、フリヒリアナへ向かう。
ここは「いちばん美しい村」と紹介されている写真を見て以来、ぜひとも訪れてみたいと思っていた場所である。
白い村は街中を歩くより外から眺めた方が美しいところが多いが、ここは街の路地が白い壁と階段に囲まれどこも全て絵になる。
当然のんびりした散歩が似合う村だ。
ただ、足の疲れは既に限界に。いつもならガイドブックの写真の場所などを見つけることが楽しみの一つなのだが、今回は案内所のおねえさんに頼ってしまった。
フリヒリアナの写真を見せてどこか分かるか聞いてみると、「よく見せて」と写真をじっくり眺めてから地図で場所を教えてくれた。
行ってみると一度通っている場所ではないか。写真に写っているブーゲンビリアの花がない~。気がつかなかったはずだ。
村は観光客で賑わっていたが、少し外れると猫たちがのんびりとくつろいでいる、本当に素敵な村だった。


スペイン旅行10

2006-05-10 08:15:40 | スペイン旅行
少し時間があるからとジブラルタルへ向かうことに。
ジブラルタルはイベリア半島の南の端にあるイギリス領の町。

入口でパスポートのチェックを受け、一歩中に入るといきなり英語の世界である。ロンドンの2階建てバスが走っていたり、看板は全て英語だったり。
ついそこまでスペインだったのが嘘のようでイギリス領ならではの雰囲気に驚くばかり。
車では入国しにくいとの情報で手前に車を停めて歩いていったのだがかなりの距離があり、じりじりとした暑さとでへとへとになってしまった。
最近、テレビでジブラルタ生命のコマーシャルを見るたびなつかしく思い出される。

スペインとモロッコ(つまりアフリカ大陸)はジブラルタル海峡をはさんでむかいあっている。
ジブラルタルから20kmほどの距離にあるアルヘシラスの町からフェリーに乗ればなんとたったの45分ほどでアフリカ大陸に上陸できるのだとか。
あと1日か2日余裕があったらモロッコまでいってみたかったな・・・。

スペイン旅行9

2006-05-09 08:37:14 | スペイン旅行
白い村のどこかで1泊するつもりだったのだが、なかなか宿が見つけられず結局ロンダまでいくことになってしまった。
ロンダは峡谷の切り立った絶壁の上に町があり、有名なプエンテ・ヌエボ橋が旧市街と新市街を結んでいる。
ヌエボ橋から谷底までは約100メートル。覗き込むにはちょっと勇気がいる。

翌日、朝からロンダの旧市街を散策。
観光客はまったくなく、静かで城壁跡からのながめはすばらしい。
散歩に出てきた犬がその辺を自由に走り回っている。そのうち、私たちに気づき、後ろを振り向きながら道案内をしてくれた。

スペイン旅行8

2006-05-04 08:49:52 | スペイン旅行
いよいよ白い村巡りへ向かう。
私たちにとって初めての白い村はカルモナだったのだが、アンダルシアはどこの町も白い村だ。
ガイドブックには載っていない白い村が次々と現れ、感動しながらのドライブである。(実際は小さな白い村の名前は道路標識に出てこないことが多く、かなり道に迷った)

白い村の1つオルベラの旧市街は、ただでさえ車1台通るのがやっとという細い道にびっしり路上駐車。迷路のような細い路地を抜けても抜けても難関が・・・。
つきあたりを曲がるだけでも一苦労。
もう観光どころではない。ふたりとも真っ青。
ほうほうのていで脱出し、次の村へ。
かなり車の運転に慣れている夫が後になって、今まででいちばん大変だった・・・と言っていた。

途中の村で一番気に入ったのは、セテニルの村。
谷間にびっしり白い家がへばりついていて、中には岩の下を住居にしている家もある。
さっそく村を探検に出かけると観光客はなく、本当にひっそりしている。
東洋人が珍しいのか、たまにすれちがうおばさんやくつろいでいるおじさんたち(なぜかどこの村でもひまそうに井戸端会議をしているのはおじさんたちだ)にオラと挨拶された。
オラは便利だわ~。

スペイン旅行7

2006-05-01 09:14:57 | スペイン旅行
セビリアはとにかく人、人、人・・・。
観光客があふれかえっていて、有名なヒラルダの塔のまわりなどまっすぐ歩けないほど。
バルセロナの「サグラダ・ファミリア」といい、ここといい、人の多さには驚かされる。
今まであちこちの観光地に行っているが、こんなに観光客がいる場所ははじめて。たまたま観光シーズンだったのか、スペインが人気なのか・・・。

普段人ごみになれていないのでどうも落ち着かず別の場所へ移動。
そうして見つけた私たちのお気に入りが「スペイン広場」。
広すぎて全体の写真は撮れなかったが、左右対称の建物や壁のタイル画に感動。
人も少なくてほっとできる場所だった。

世界遺産「セビリア大聖堂」右上がヒラルダの塔
~2005年5月のメモ書きより~ つづく・・・