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共和→岩内→倶知安→ニセコ。バス乗り継ぎで大慌て  バスと列車で後志地方の4館を巡る(6)

2016年11月28日 21時54分22秒 | つれづれ日録
(承前)

 順番が前後しますが、(5)の木田金次郎美術館の「秋から冬を迎える企画展 木田金次郎の本棚」よりも先に、こちらの記事を先にアップします。

 なお(3)の「開館17周年記念展 西村計雄・山岸正巳 それぞれの道」を見た後、西村計雄記念美術館からは、ちょうど1時間後に来た次の便の「高速いわない号」(中央バス)に乗り、岩内町の木田金次郎美術館へと向かいました。

 この区間(共和役場前―岩内バスターミナル)は、乗車18分、380円です。

 また、岩内バスターミナルから木田金次郎美術館は徒歩1分か2分。
 ターミナルから美術館は見えます。すぐです。

 さて「木田金次郎の本棚」は非常におもしろい展覧会で、時間が足りないという思いも抱きつつ、バスターミナルに戻りました。

 ここから、ニセコバスの倶知安行き(小沢こざわ線)に乗ります。
 ニセコバスは中央バスの系列会社で、車体も同じような配色です。しかし、停留所は、中央バスの赤ではなく、青を主体に塗られています。

 ターミナルに止まっているバスは、前方の出口はとびらをあけていますが、後方の入り口は閉まったままです。
 定時の11:30になり、そのまま動きだしたので、とびらをドンドンとたたきました。
 バスは急停車して後方のとびらが開いたので、乗ることができましたが、思わず
「このバスは前から乗るのかい?」
と大声でひとりごとを言ってしまいました。
 ほかに乗客は2、3人しかいません。

 バスはしばらく、先ほど「高速いわない号」で通った道を、逆向きに走ります。
 ただ、高速いわない号に比べると、停留所の数は多いです。
 とはいえ乗り降りする人が少ないので、所要時間は「高速いわない号」とほとんど変わらないように感じます。
 共和役場前(西村計雄記念美術館の最寄り停留所)を過ぎて、三叉路を右に曲がります(日明に曲がると、余市、札幌方面)。

 バスは、倶知安市街地に入り、「第九線十字街」(下の地図を参照)の先で左に曲がります。
 この時点で定刻よりも7分遅れていました。




 バスは「厚生病院前」「倶知安町役場」「後志総合振興局」を通過します。
 この時点で、乗客は自分一人しかなく、乗ってくる客もいません。焦ってきます。

 倶知安で乗り換えようとしているニセコ方面行きのバスは、倶知安駅発12:15。
 すでに12:17になっているので、終点の倶知安駅まで乗っていては、絶対に乗り換えできません。
 「倶知安十字街」で降車することにしました。





 ここから、ニセコ方面行きのバスが経由する、道南バスの「南十字街」まで駆け出します。

 停留所を降り、前方に見えている国道交叉点を左に曲がります。




 この間、およそ210メートル。

 話がややこしくなりますが、このバス停は、道南バスは「南十字街」というのに対し、ニセコバスは「倶知安十字街」と呼んでいます。
 つまり、ニセコバスの「倶知安十字街」は、2カ所に存在することになるのです。
 筆者は、片方の「倶知安十字街」からもう片方の「倶知安十字街」に走ったわけです。

 もうひとつ注意したいのは、倶知安のバス停の看板は、車道側ではなく、建物側に立っている場合が多いこと。
 遠くから発見しづらいのです。
 道内で一、二を争う豪雪地帯で、車道側に看板が立っていると除排雪の妨げになるためではないかと推察されますが、ほんとうの理由はよくわかりません。

 もう片方の「倶知安十字街」、つまり道南バスの「南十字街」で待っていると、定刻より2、3分遅れて「ルスツリゾート」行きの道南バスがやって来ました。
 間に合った。ホッとしました。

 道南バスは、前方にしかとびらのない小形の車体で、少年野球や釣り客の送迎に使うような大きさに感じられましたが、乗客は10人ほど乗っていました。

 南5条
→倶知安橋
→レルヒ公園前(車内の表記はレルヒ公園)
→高砂
→自動車学校前(車内の表記は自動車学校)
→比羅夫北
→道栄紙業前
→旧登山口
→羊蹄登山口
→大曲
→二号橋
→ニセコハイツ
→有島記念館前

 けっきょくこの間、乗客の乗り降りは全くなく、筆者が、最後に乗って最初に降りる客になってしまいました。



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