今年1年お世話になりました。 当ブログは、今年も更新がはかどらず、見た展覧会やイベントで、書かずじまいに終わってしまったものが、大量に出てしまいました。深く反省しています。 ひとえに私の怠慢のなせるところです。 とはいえ、仕事とギャラリー巡り、ブログ更新のほかにしていることといえば、睡眠や食事といった必要最低限のこと以外にほとんどないのですが…。(削る時間は、睡眠ぐらいしかない) 今年は、札幌圏 . . . 本文を読む
ことし読んだ書物は107冊。
2018年あたりだと年35冊などひどい年もあるので、それに比べればマシですが、仕事絡みの本が大半で、自分が読みたいアート関係の書籍がほとんど積ん読になっています。
おもしろかった本をざっと挙げていきます。
「笛吹き男」の正体(浜本隆志、筑摩選書)
世界史。阿部謹也の名著「ハーメルンの笛吹き男」の業績を引き継ぎ、中世ドイツに起きた大量の児童失踪事件の真相に . . . 本文を読む
25日から28日まで、普通の会社と同じように仕事。
この間、見に行ったのは、ト・オン・カフェのjobin. 個展のみでした。
29、30日は家でごろごろと休んでいました。
1年ぶりにブログのトップの写真を、冬の川から夕焼けの空へ入れ替えました。
なお、先週ジュンク堂書店で『石飛流』『メディアアートとしての映像』『今、絵画について考える』の3冊を買いました。
25日には『近代美学 . . . 本文を読む
針金や綿などを用いてモビールをつくるjobin.(じょびん)さん、毎年年末恒例の、ト・オン・カフェでの個展。
それにしても、数え間違っていたらごめんなさいですが、今年は個展8回を含む計12回という、ものすごい展示をこなしており
「今年いそがしかったで賞」
を差し上げたいくらいの活動ぶりでした(もうひとりの授与者は楓月まなみさんです)。
2023年12月12日(火 . . . 本文を読む
「2023年のベスト3」の補足を書きます。
この1年に見た展覧会のうち主なものを挙げておきます。
筆者はいつになく遠出の機会に乏しく、ほとんどが札幌とその近郊で開かれたものに限られます。
1月
・楢原武正展 文字の世界
・第73回全道学生書道展
・近代・現代陶芸100選展
・視線のはなし
・さっぽろ雪像彫刻展
・野田弘志 真理のリアリズム
・三浦奈津美 写真展 THE STORY
・砂澤 . . . 本文を読む
(承前)
白老町はどの地区でも空き地や道路脇にこの薄紫色の花が咲き誇っていました。
白老に旅したことを、あとで思い出すことがあったら、アート以外では真っ先にこの小ぶりな花を想起するかもしれません。
(この項、了。白老町の野外彫刻に続く) . . . 本文を読む
(承前)
虎杖浜の高台からの眺めに感動したあと、帰りも「ウイマムプロジェクト―歩いて巡る屋外写真展」の写真を探して、てくてくと歩いていきました。
内陸側の写真は帰路の途中に見ました。
虎杖浜駅に着いてちょっと驚いたのが、跨線橋 こ せんきょうに屋根がないこと。道内では初めて見ました。
さすが雪の少ない地方だという気がします。
16:02発の「441M」電車。
虎杖浜に来るとき . . . 本文を読む
…という題名ですが、まだ二、三カ所、行くつもりの所があります。
ほんとうは12月23日(土)にギャラリー巡りに出かける予定でしたが、やはり18日のダメージが響いていたのか大幅に寝坊してしまい、24日(日)に次のギャラリー・美術館に出かけました。
Gallery ESSE(未完の大器 vol.9)
→ドライフラワーと○○○ フラチルコ(obakeusako exhibition やわらかな . . . 本文を読む
昨年までは「ベスト5」でした。
しかし、いま新聞各紙やウェブメディアの回顧ものを見ても、ほとんどが「ベスト3」「今年の3冊」を挙げる形式になっています。
筆者はこれまで
「五つに絞るのだって大変なんだから、三つなんて無理だよ」
と思ってきました。
しかし、今年は三つまでは直ちに脳裡に浮かび、残り二つに迷ったので、とりあえず今年は「ベスト3」にすることにします。
かつて筆者は「「低調 . . . 本文を読む
Happy Xmas (War Is Over)
Happy Xmas (War Is Over) (Remastered 2010)
今年は絶望の思いが強い。
どうして世界から戦火がやまないのだろう。
これじゃ War is not over じゃないか。
ガザの死者は2万人を超えたと伝えられる。
ガザの子どもたちは、毎年、東日本大震災の追悼と復興への祈りをこめて . . . 本文を読む
19日(火) きのうの列車遅れのダメージを引きずったまま、仕事に突入。 とはいえ、以前のように、連日深夜まで会社に残って片付けなくてはならないほどの業務はなく、おおむね7時台に退社。 この日は朝、西岡の画廊喫茶十字館で、モーニングコーヒーを飲みながら仲浩克油彩画作品展を見ました。溶き油をあまり使わず、乾いた筆で描く道内の風景。 20日(水) 富士フイルムフォトサロンで、土肥美帆写真展「気ままなボ . . . 本文を読む
鉄の彫刻や立体造形、インスタレーションといった分野で精力的に制作・発表を続けている石狩市の川上りえさんが、2023年夏にモエレ沼公園の園内で行ったプロジェクト。
初日に行ったにもかかわらず、紹介するのを失念していまして、申し訳ございません。
この日は好天で、市民参加のワークショップも行われていました。
モエレ沼公園の公式サイトから引用します。
本プロジェクトは木々の幹に塗布する青色に . . . 本文を読む
(承前)
前項で書き忘れましたが、列車遅れであらためて実感したことがあります。
2時間20分以上も待たされたとはいえ
「駅で立ち往生するのと、何もないところで止まるのとでは、大変な違いがある」
ということです。
駅であれば、プラットホームに出て気分転換もできますし、他の列車に乗り元の駅に戻るという選択肢もあります。
しかし、駅間でストップすれば、そういうわけにはいかないんですよね。 . . . 本文を読む
16、17日の土日が仕事だったので、職場の皆さんから
「ヤナイさん、月曜は休んだ方がいいですよ」
と言われ、ありがたくお休みをいただくことにしました。
仕事となると疲れを感じてしまう筆者ですが、現金なもので、ギャラリー巡りとなると、どこからか体力がわいてきます。18日は月曜で、あいている美術館やギャラリーは少ないため、岩見沢市絵画ホール松島正幸記念館に足を運ぶことにしました。
札幌10:0 . . . 本文を読む
ギャラリー創ことし最後の展示は、写真展でしたが、一般的な写真とはかなり様相が異なった作品でした。
ぱっと見ただけでは、抽象画のようにも見えます。
いまだから正直に書きますが、コンセプトを聞いた当初はあまり興味を抱いていませんでした。というのは、街角の壁などを正面から撮った写真というのは、わりとよく見かけるからです。
しかし、今回の写真展は半端なものではありませんでした。
きけば標準も . . . 本文を読む