北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

リチャード・セラ氏死去、85歳 挑戦的な公共彫刻(米国の彫刻家)

2024年03月28日 00時00分00秒 | 新聞などのニュースから
gooニュースhttps://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-_affairs_sadnews_TIQNDQHZXBMCZO36ZWWN4JAGUE  鉄の彫刻で知られ、ミニマリズムあるいはポストミニマリズムを代表する存在として活躍した、米国のリチャード・セラ氏が死去しました。  アート情報サイトのTOKYO ART BEAT は次のよう . . . 本文を読む

神田一明さん(旭川の画家)死去

2024年03月27日 18時25分32秒 | 新聞などのニュースから
 旭川の画家で、道教大旭川校教授として後進の育成に尽くした神田一明さんが亡くなりました。89歳でした。  1934年(昭和9年)東京生まれ。  45年の東京大空襲で罹災し、弟の神田日勝らとともに一家で十勝管内鹿追町(当時は鹿追村)に移りました。  開拓農家のつらい日々でしたが、帯広柏陽高から東京藝大の油画科に進学。  彫刻家の比呂子さんとは学生結婚だったと聞いています。    卒業後は北海道に戻 . . . 本文を読む

鮫島惇一郎さんの訃報と「札幌から見える山」

2024年01月09日 23時07分00秒 | 新聞などのニュースから
 9日朝、新聞を読んでいたら「おくやみ」面に鮫島惇一郎さんの名があった。  筆者としては、鮫島さんといえば、朝比奈英三さんとともに編者として名を連ねた『札幌から見える山』(北海道大学図書刊行会)である。  1981年に刊行され、地方出版としては珍しいベストセラーになった。  円山、藻岩山、手稲山ぐらいは、たいていの市民が知っている。  それ以外の、百松沢山(三段山)、空沼岳、恵庭岳、風不死岳と . . . 本文を読む

篠山紀信さんと北海道

2024年01月06日 15時16分45秒 | 新聞などのニュースから
 写真界の第一線を走り続けた写真家の篠山紀信さんが1月4日に急死した。  訃報は、朝日新聞と系列の日刊スポーツが先行した。  朝日新聞は1面に本記(末尾に一部を引用)を、社会面に、大ベテランの大西編集委員の評伝を掲載し、他の媒体を圧倒した。  本論に入る前に、このブログでは、「写真力 篠山紀信展」が札幌芸術の森美術館で開かれた2014年に、記事2本を書いているが、残念なことに 「篠山紀信 札幌」 . . . 本文を読む

遠軽の木工房「ハナノ工場」が毎日新聞で特集されていた

2023年12月12日 12時12分12秒 | 新聞などのニュースから
 2023年12月9日の毎日新聞を開いてびっくりしました。  オホーツク管内遠軽町の木工作家が、半ページほどを使って大々的にとりあげられていたからです。  筆者は22年春まで同町にいたのに、この作家は取材したことがありません。  なんだか 「やられた!」 という気持ちになりました。  検索すると、毎日新聞のウェブ( https://mainichi.jp/articles/20231208/ . . . 本文を読む

Idemitsu Art Award 2023 グランプリに高橋侑子さん(札幌出身)「室内のリズム」

2023年12月10日 07時15分00秒 | 新聞などのニュースから
 12月9日、なにげなく朝日新聞を見ていたら Idemitsu Art Award 2023 エネルギーに満ちた若手作家の活躍を応援 という全面広告が載っていました。  このAwardは昔は「シェル美術賞」「昭和シェル現代美術賞」といわれ、今年で52回目となる歴史のある美術(絵画)の賞です。  今回「室内のリズム」でグランプリを受賞した東北芸術工科大の大学院1年・ . . . 本文を読む

北見の画廊喫茶「シンチャオ!」閉店へ

2023年11月29日 21時29分52秒 | 新聞などのニュースから
 …という記事を北海道新聞デジタルで読んでから半月がたってしまいました。  その記事によると、閉店は11月28日。もう過ぎてますね。  篠木輝子店長は88歳。  筆者は、この店には行ったことがありませんが、前身の「薔薇館」(北4東3)には何十回訪れたかわかりません。  いわゆる画廊喫茶で、月替わりで絵画グループ展などを開いていました。  篠木さんは自ら絵筆を執って油彩画を描き、全北見美術展などに . . . 本文を読む

二部黎さん(彫刻家、矢臼別平和資料館を育てる会事務局長)が亡くなっていた

2023年11月04日 07時51分43秒 | 新聞などのニュースから
 10月28日、二部黎(にべ・れい)さんが亡くなっていたことを、ツイッター(X)で知りました。  80歳。死因は「がん性腹膜炎」と報じられています。  二部さんは小樽出身。  北海道教育大釧路校を卒業して教員になりましたが、30歳ごろのとき彫刻家を志して本郷新に師事したと聞いています。  2003年にオホーツク管内斜里町来運に移り住みました。  その後、陸上自衛隊矢臼別演習場(根室管内別海町など . . . 本文を読む

札幌のバス路線再編に大ショック

2023年10月28日 23時59分59秒 | 新聞などのニュースから
 blog の更新が減っており、25日はひさしぶりにアクセスが3けたになってしまいました。  忙しいのにくわえて、先日のニュースがショックでした。  札幌市内で最大の路線網を持つ「北海道中央バス」(本社は小樽)が、12月1日の冬ダイヤで大幅に路線を見直すというのです。  しかも、その理由が「赤字路線だから」ではなく、運転手不足だというのですから、なんともいえません。  筆者は西岡というところに住 . . . 本文を読む

【ユニクロ&ジーユーが"札幌三越"に出店】 オープンは『11月17日』予定 幅広い顧客層と集客力に期待

2023年10月12日 09時42分36秒 | 新聞などのニュースから
 UHB(北海道文化放送)ニュースで見ました。  Youtube を貼っておきます。  筆者が言いたいのは、衣料品店の展開戦略や、百貨店の変質、札幌駅前と大通の商戦といったことについてではありません。  三越の催事場といえば「春の院展」「東日本伝統工芸展」といった展覧会の会場なのです。  ESTAの「プラニスホール」もなくなってしまった今、これらの展覧会を開く会場としては、三越の催事場以外に . . . 本文を読む

野村仁さんが死去

2023年10月10日 22時01分05秒 | 新聞などのニュースから
 現代美術家の野村仁さんの訃報が8日の毎日新聞などに載っていたことに気づきました。  野村さんといえば、細長い「8」の字を描くように写された太陽の光跡の写真が、印象に残っています。  そして、この作品を道内で見たことがあるような記憶がずっと引っかかっていました。  しかし、現代アートの個展が道立近代美術館などで開かれるはずもなく、ギャラリーミヤシタやギャラリーレタラでコレクターお宝展などを見た . . . 本文を読む

第43回中原悌二郎賞に中谷ミチコ「デコボコの舟」

2023年08月11日 18時45分18秒 | 新聞などのニュースから
 きのう2023年8月10日の北海道新聞などに、旭川市・旭川市教育委員会が主催する第43回中原悌二郎賞の結果が大きく報じられていました。  埼玉新聞のサイトが無料で見られるので、そちらから一部をコピペします。たぶん共同通信の配信記事だと思われます。  北海道旭川市は9日、市ゆかりの彫刻家にちなみ、国内で発表された優れた彫刻作品に贈る「第43回中原悌二郎賞」に、津市在住で多摩美術大准教授の中谷ミ . . . 本文を読む

野見山暁治さん、大成浩さん死去

2023年07月06日 22時21分14秒 | 新聞などのニュースから
 野見山さんは福岡在住の洋画家。102歳の大往生でした。  文化勲章も受けている大御所ですが、最後まで月刊「美術の窓」誌に「アトリエ日誌」を連載し、個展も開くなど、ずっと現役で活躍していました。  ただ、筆者はほとんど実作を見た記憶がなく(検索したら、目黒区美術館の’文化’資源としての<炭鉱>展 で見ているようです)、北海道ではむしろ、「無言館」の作品集めに全面的に協力した画家という面のほうが知ら . . . 本文を読む

彫刻家の澄川喜一さん死去

2023年06月23日 10時09分31秒 | 新聞などのニュースから
 東京芸大学長も務めた彫刻家で、文化勲章を授賞した澄川喜一さんの訃報が、6月22日の新聞各紙に掲載されています。  4月9日、91歳で亡くなっていたとのことです。  澄川さんといえば、木彫の代表的シリーズ「そりのあるかたち」。  カーブし、反そったシャープな形態で、どこか日本刀のような「和」のテイストも漂わせながらも、理知的な作風です。  晩年に一気に知名度を高めたのが、東京スカイツリーの監修 . . . 本文を読む

田丸忠さん(北見、美術家)の遺作展

2023年03月22日 22時49分52秒 | 新聞などのニュースから
 オホーツクの現代アートを半世紀にわたって、林弘尭さんとともにけん引してきた田丸忠さん(北見)が、2022年の暮れに亡くなっていたことを、先ごろ知った。  林さんが、ポロックばりの巨大で熱い作品を手がけることが多かったのに対し、田丸さんはミニマルアートに通じるような抽象の立体や版画を制作した。静と動の関係にあったといえるかもしれない。  2人とも、オホーツク美術協会(創設時は全北見美術協会)の創 . . . 本文を読む