北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

2009年6月のおもな展覧会

2009年06月30日 23時51分09秒 | 主な記事へのlink
 5月のおもな展覧会の記事へのリンクです。  書き終わっていないエントリには、まだリンクがはられていません。  このエントリは随時更新します。  ■■は、更新時に開催中の展覧会、■はすでに終了した展覧会です。 現代美術 ■■中橋修展 内包-連鎖- ■metamoric animal XIII Liaison ■612621 ■続き ■EXHIBITION of BOX ART「3」 ■堀かを . . . 本文を読む

2009年6月のまとめ

2009年06月30日 22時47分17秒 | 情報・おしらせ
 6月の1カ月間でまわった美術館・ギャラリーの数は97カ所。  今年に入ってからは最多だが、これでも、いろいろ見落としが生じている。  書いたエントリは100本。  これで4カ月連続でおなじ本数となった。  こんなにムリして大台を狙わなくてもいいのではないかという気もするが、どうしても下旬になるとついがんばってしまう。  ページビュー(pv)は、すでに27日の段階で10万を突破している。 (追 . . . 本文を読む

■井上まさじ展 (6月21日で終了)

2009年06月30日 20時58分39秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 Inoue Masaji solo exhibition  井上まさじさんは札幌の画家。  団体公募展、グループ展には所属せず、ギャラリーミヤシタでの毎年の個展がほぼ唯一の発表の場です。本州方面でも個展をひらいていますが。  今回は、うかがったのが会期末になったうえ、ブログへのアップも遅れていまい、井上さんには申し訳なく思っております。  1階と2階あわせて30点ほどの作品が展示されていま . . . 本文を読む

■本城義雄油絵展 (6月21日で終了)

2009年06月30日 20時57分47秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 本城義雄さんは歌志内在住の全道展会員。  炭鉱が閉山してすっかりさびしくなった日本一のミニ市、歌志内の中心部(旧JR駅の真向かい)にアトリエ「大正館」を構えています。  大正館は古い2階建ての蔵。中には、モティーフのために集めた古道具類がぎっしりとならんでいます。柱時計、黒電話、SPレコード蓄音機、看板、ランプ、おもちゃなど、とにかくものすごい数です。  本城さんはそれらをならべ、ほぼ正面から、 . . . 本文を読む

■北のかがやき2009 北海道書道展第50回記念展 (6月30日まで)

2009年06月30日 06時27分16秒 | 展覧会の紹介-書
 美術の世界では、道展、全道展、新道展が3大公募展としてしのぎを削ってきたが、道内の書道界では「北海道書道展」が随一の団体公募展といえる。書の世界では「道展」といえば北海道書道展なのだ。  道内で開催される大規模な書展としてはほかに毎日書道展と読売書法展があるが、いずれも全国規模の団体公募展の巡回展・支部展である。  北海道書道展そのものは、4-5月の黄金週間のころにひらかれている。あまりに大規 . . . 本文を読む

中公新書2000冊突破

2009年06月29日 23時59分25秒 | つれづれ読書録
 中公新書(中央公論新社)が1962年の創刊以来2000冊を突破し、紀伊国屋書店札幌本店でフェアが行われていた。  新書としては、戦前から刊行されている「岩波」とならぶ老舗だ。  近年こそ大手出版社の大半が参入して乱戦状態になっている新書市場だが、しばらくは岩波、中公、講談社現代が「御三家」といわれていた。  最古参の岩波が、ブランドイメージを確立しているが、永六輔を起用してベストセラーとするな . . . 本文を読む

児童ポルノ禁止法案のゆくえ -宮沢りえ写真集「Santa Fe」も所持禁止になるの?

2009年06月29日 20時52分06秒 | 新聞などのニュースから
 立場上、政治がらみの話はあまり取り上げない当blogであるが、筆者がほぼ毎日目を通している「保坂展人のどこどこ日記」に 「『Santa Fe』を1年間で処分すべしとする与党案に驚く」 というエントリがあったので、目を通していただければありがたい。  あまりマスコミでは目にしなかったニュースだが、けさ(6月29日)の朝日新聞が社説でとりあげていた。  朝日は、「放置できぬ幼い被害者」の見出しで、 . . . 本文を読む

きょう、西村計雄(共和生まれ、パリで活躍の画家)が生誕100年

2009年06月29日 20時50分23秒 | 新聞などのニュースから
 きょうは、後志管内小沢村(現共和町)出身の洋画家、西村計雄の生誕100年の誕生日です。  西村計雄記念美術館では28日に記念のコンサートが行われ、同時代のパリで活躍したメシアンの曲などが演奏されました。  ご存知の方も多いでしょうが、西村さんは東京美術学校(現東京藝大)を卒業。戦後はパリを拠点に活動した抽象画家で、ピカソの画商として名高いカーンワイラーと契約しました。  抽象画ですが、風の流れ . . . 本文を読む

■中橋修展 内包-連鎖- (7月2日まで)

2009年06月29日 20時49分55秒 | 展覧会の紹介-現代美術
   札幌の美術作家、中橋さんは、絵画から出発し、21世紀に入っては立体造形へと制作の幅を広げている。  白と黒を基調にしたシンプルな造形をインスタレーション的に展開した個展が多かったが、今回は、独立した小さめの立体作品をならべている。  といっても、いわゆる彫刻とはちがう。  一見すると、発注して作らせたもののようにも見えるほど精密にできているが、そこは手作業だけに、等間隔のスリットもわずか . . . 本文を読む

2009年6月26日のつづき

2009年06月28日 23時12分22秒 | つれづれ日録
(承前)  サイン会には出ずに、バスで東西線西28丁目ターミナルまで来ると、さてどうしよう-と思った。  Cafe&Bar Insomnia(インソムニア)へ行くことにした。  あるいて20分ほど。  このお店は、ランチは食べに何度か来ているが、夜は初めてだ。  店内に、ベテラン抽象画家のSさんがいらした。  彼女は以前、自由美術の会員だったので、井上長三郎のアトリエに押しかけていったことや . . . 本文を読む

2009年6月26日。森山大道さんのアーティストトークへ行った

2009年06月28日 23時11分07秒 | つれづれ日録
(承前。長文です)  26日。  紀伊國屋書店ギャラリーで中橋修展を見た後、タクシーで札幌宮の森美術館へ。  明るい時間帯にタクシーを利用するのはめずらしい。  急いでいたし、疲れてもいたのだ。  この日は森山大道展の初日。  写真展はいずれゆっくり見ることにして、チャペルでのアーティストトークに参加する。前から2列目!  以下、だいたいこんなことを話しておられた(要約の文責はすべて筆者にあ . . . 本文を読む

ギャラリー山の手への道

2009年06月28日 23時10分17秒 | つれづれ写真録
 地下鉄東西線の西28丁目駅は、札幌でギャラリーをまわる者にとっては、なじみの深い駅だった。  しかし、北4西27にあったtemporary spaceが北大の近くに移転して、行く機会が減った。  そして、6月いっぱいでギャラリー山の手が閉まる。西28丁目で乗り継ぐバスで行くギャラリーだった。  おなじバス路線沿いにあるギャラリー倫土(ろんど)は年中営業しているわけではないし、この駅を今後利用する . . . 本文を読む

2009年6月23日・補遺

2009年06月28日 22時35分33秒 | つれづれ日録
 先のエントリで 「くわしくはあす」 なんて書いておきながら、5日もたってしまった。  反省。  富士フイルムフォトサロンでは、米美知子さんという方の写真展がひらかれていた。  霧、川など、水のつくるさまざまな情景が美しい。  来訪者の質問にも気さくに答えていらした。アーティストに必要な資質は、あんがいこういうコミュニケーション能力なのかもしれない、と思った。  大同ギャラリーでは、ひとつ疑問 . . . 本文を読む

■第10回グループ環絵画展(小品展併催)=2009年6月28日まで

2009年06月28日 11時25分11秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 美術団体の枠を超え具象絵画のベテランが集まったグループ展が、ことしで10回目の節目を迎えた。  毎年多数の絵画ファンが訪れ、ことしは2000人に達しそうな勢いという。  貸しギャラリーの美術展としては驚異的な数といっていいだろう。  抽象画、インスタレーション、映像など、表現領域がひろがっていく一方だが、従来の穏当な写実絵画を愛好する層はまだまだ健在であることを示していると思う。  第1回から . . . 本文を読む

■metamoric animal XIII Liaison (6月28日まで)

2009年06月28日 06時50分37秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 北広島在住の山本祐歳さんの個展。   筆者は毎度 「擬人化した動物を木彫に仕上げ、さらにそれを写真に撮ったものを同時に展示したり、絵を組み合わせるなどの手法で、独特の空間をつくる」 などと紹介しているが、今回は写真は少なめで、むしろ、絵画と彫刻の合体を意識するとともに、会場との調和をめざした展開になっている。  木でできた生き物の作品が、周囲の植物という生命とハーモニーを奏でようとしているようで . . . 本文を読む