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札幌のギャラリー閉鎖3題

2023年04月26日 08時08分08秒 | 情報・おしらせ
 江別の陶芸家・画家の長畑ふみ子さんから届いたはがきを一読して驚きました。
 長畑さんが例年個展の会場としてきた、札幌市北区の画廊喫茶「手風琴」が昨年閉店したため、今年は札幌市資料館で個展を開くという意味のことが書いてあったのです。

 ネット検索してみると、9月30日に閉店したとあります。

「手風琴」はJR学園都市線「あいの里教育大駅」のすぐ前にあり、1986年の開店。
 おもに地元の画家や陶芸家の小品が壁に掛けられ、何か注文をする必要があり、客が多いときには鑑賞しづらいという、典型的な画廊喫茶。朝地信介・ミクニキョウコ夫妻がときおり展覧会を開いていましたが、かつて道教大札幌校の学生が発表の場にしていたという話はあまりきいたことがありません
 ケーキや軽食の価格は庶民的でした。



 2カ所目は「CN/28 STUDIO&GALLERY」。

 地下鉄東西線「西28丁目駅」から徒歩4、5分、北5条通り沿いのビルの3階にあったスペース。
 2021年4月からわずか2年という短い期間でした。
 広さは札幌市資料館のミニギャラリー並みという印象で、その中に可動壁を立てていたので、引きがなく、タブローなどの展示にはやや狭い感じがしましたが、ここを根城にした写真やイラストなどのグループ展はいくつも開かれていました。

 ちょうど「SAPPORO UNDERGROUND Necco」の閉鎖後だったので、ここから流れてきたグループ展もあったようです。
 グループ展ばかりで、個展が開かれていた記憶はほとんどありません。
 


 最後は「とうきゅうプレミアムスクエア」です。

 さっぽろ東急百貨店5階(中央区北4西2)にあった「美術画廊」にかわり、6階に「プレミアムスクエア」と改称・縮小してオープンしました。
 こけら落としは2019年5月、山岸靖司さんの写真展「しずかなじかん」
 その後も、いぷしろんの舟見優子さん企画によるクラフト展や、東京の若手日本画家の個展などが開催される一方、催事などにも用いられていました。

 昨年の夏か秋に、ひっそりと閉まっていたようです。

 これで百貨店のギャラリーは、三越札幌店を残すのみとなりました。


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