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北網圏北見文化センターに来春、常設の美術展示室が完成

2019年11月25日 10時21分15秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞2019年11月21日北見面から。

 北網圏ほくもうけん北見文化センターは、北見市の野付牛公園の中にあり、美術館、博物館、プラネタリウムなどを兼ね備えた複合施設です。
 オホーツクの中核都市を自認する北見市ですが、人口およそ10万人の規模では、それぞれを単独で建設するのは財政などの制約があったのでしょう。
 美術館についてはオープンからこれまで、企画展示室があり、所蔵品を展示するスペースはありませんでした(札幌芸術の森美術館などと同様)。

 同センターが購入や寄贈で所蔵する美術品は約750点とのこと。
 センターの歴史のなかでは、美術担当の学芸員が不在の時期もけっこうあったのですが、現在は学芸員も配置されています。今後、所蔵品を活用したキュレーティングによる、見応えある展覧会の開催に期待したいところです。


 以下、引用です。

 北網圏北見文化センター(北見市公園町)は来年4月から、常設の美術展示室を設ける。不足していた絵画などの展示スペースを確保することが目的で、19日から工事が始まった。

 展示室は、センター1階の北西側にある科学展示室の一部を改修。約131平方メートルある円形のスペースに設置する。スペースを囲う8本の円柱に沿って壁を設け、センターが収蔵している絵画や彫刻作品など、大小40~50点ほどを飾れるようにする。展示は年2~3回の頻度で入れ替える。

 センターは1984年11月に開館。2階建てで、常設の博物展示室やプラネタリウムなどを備える。美術作品は2階にある企画展示室などで扱ってきたが、展示期間が2週間程度と短いのが課題だった。

(中略)

 事業費は約1400万円で、来年3月末まで内装工事を行う。工事に合わせ、古くなったり、時代にそぐわないと判断されたりした科学展示品の一部が廃棄された。美術作品を担当する松浦葵学芸員は「北見に縁のある作家の作品を多く展示したい。展示室の常設を機に、美術に興味を持ってもらえれば」と話している。





・北見駅前から北海道北見バス「1 小泉8号」行きに乗り、「野付牛公園入口」から約370メートル、徒歩5分。日中15分間隔で運行


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