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■第50回記念 国際現代書道展 (2019年1月16~20日、札幌)

2019年01月18日 17時04分12秒 | 展覧会の紹介-書
 毎日新聞の1月18日朝刊「書の世界」に、短いながら、国際現代書道展の紹介が載っていた。
 記念展ということもあるのだろうが、遠く北海道の書展にも目配りを怠らない同紙の書道担当者には頭が下がる。

 「書の世界」には、主宰者である小原道城さんの作品の写真も、小さく掲載されている。
 「万樹寒無色 南枝独有花 香聞流水処 影落野人家」
 明代の詩を行書で書いており、じつに自在な境地の運筆である。

 審査会員の文部科学大臣賞は佐藤翔雲さん(胆振管内白老町)。
 「車」の部首の繰り返しが、ぐるぐると回転しているみたいでおもしろい。

 一方、大賞には般若心経が、記念大賞のひとつには刻字が選ばれ、この書展の幅広さを示している。

 昨年と会場レイアウトが少し変わり、国際部が1階に移ってきた。
 応募401点。そのうち149点が展示されている。
 台湾、中国はもちろん、英国、米国、ロシア、イタリア、チリ、インドネシアからの作品もある。
 韓国からはハングルの5行書があり、中国からはモンゴル文字の書が出ていた(もちろん、全く読めない)。
 

 国際現代書道展は1969年、「全道書道展」としてスタート。第1回の公募出品は85点だったとのこと。
 半世紀を経て、総出品点数2192点、札幌市民ギャラリー全室の壁面を作品がびっしりと埋め尽くすほどの大規模な書展になった。

 最終日、日曜の午前には、揮毫パフォーマンスなどが行われる。


2019年1月16日(水)~20日(日)午前10時~午後6時(最終日~4時)
札幌市民ギャラリー(中央区南2東6)

□国際書道協会 http://shodoh.net/k_1index.html

第48回国際現代書道展 (2017)



・地下鉄東西線「バスセンター前駅」から約200メートル、徒歩3分

・ジェイアール北海道バス、中央バス「サッポロファクトリー前」から約520メートル、徒歩7分(札幌駅バスターミナル、時計台前などから現金のみ100円)

・中央バス「豊平橋」から約860メートル、徒歩11分


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