北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

二部黎「オリジン(源流)」 斜里町の道の駅で オホーツク小さな旅(114)

2020年07月27日 07時51分13秒 | 街角と道端のアート
(承前)

 「道の駅」にもいろいろなタイプがありますが、斜里市街地の道の駅しゃりは、観光案内窓口などのある建物と、物販の建物がわかれていました。

 前者の建物の出入り口に、なにげなく置かれていたのが、全道展会員のベテラン彫刻家・二部黎 に べ れいさんの木彫でした。


 冒頭画像、向かって右側に、なんかよくわからないキャラクターの立て看板みたいのが置かれていますが…。

 二部さんは2010年前後、斜里町郊外にアトリエを構えていた時代がありました(その後、矢臼別に移転)。
 「北のアルプ美術館」の館内と庭に作品がいくつかあったのもそのためだと思います。
 テラコッタや石など素材を選ばない作家ですが、これは木彫のようです。
(2枚目の画像は、てっぺんの部分)


関連記事へのリンク
二部黎さんが矢臼別に自作を展示する美術館。31日にオープン (2018)
【告知】シレトコより 二部黎作品展-版画・ドローイング・彫刻- (2011年)
ふくろうのいる風景 二部黎彫刻展(2007年)
二部黎彫刻展(07年)

二部黎木彫展(02年、画像なし)
二部黎テラコッタ彫刻展(02年)

「芽生え」「歓び」「眠り」「やすらぎ」=北のアルプ美術館


 さて、道の駅の中には、ねぷたのあんどんが飾られていました。

 斜里は、江戸期に津軽藩士が警護のため入り、多数が凍死したという歴史があります。そういう縁で、弘前市と友好都市を結び、1983年から「しれとこ斜里ねぷた」が行われています(ことしは、新型コロナウイルスの感染拡大により中止となっています)。
 オホーツク管内斜里町、渡島管内斜里町、空知管内沼田町の三つを「北海道三大あんどんまつり」というらしいです。

 手前にあるのは、カーリングの「ロコ・ソラーレ」をフィーチャーしたキャンペーン「オホーツクール」の顔はめ。
 オホーツク管内のどのマチにいっても、見かけます。
 しかし、サケのえらのあたりに、顔を出す楕円形の穴をあけるのって、ちょっとムリがあるんじゃないかな…。
 

 インスタグラムっぽく正方形にトリミングした写真がたくさん、奥の壁に並んでいました。

 その手前では、イラストの小さな個展も開かれていました。

 斜里町民は自分の町の美しい風景が誇りなんだろうなあ、と感じました。
 そりゃそうだろうなあ。美しいもん。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。