北海道の3月は、基本的に冬です。
こういう土地に暮らしていると、ロマン派的な感覚に慣れ親しんでいくような気もします。
左側の写真なんて、フリードリヒの絵みたいです。
ふと思ったこと。
ロマン主義って、日本語でも浪漫主義なんですよね。
リアリズムが写実主義、アナキズムが無政府主義、コミュニズムが共産主義、インプレッショニズムが印象主義、キュビスムが立体主義、ルネサンスが文芸復興などなど、明治の日本人は、横文字の思潮を、さんざん苦心の末に日本語に置き換えていったのだけれど、ロマン主義だけは、うまいこといかなかったんだなあ。