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札幌市資料館ミニギャラリーが再開

2006年08月29日 23時07分37秒 | 展覧会の紹介-写真
 しばらくの間、改装のため休館していた札幌市資料館(中央区大通西13 地図C)のミニギャラリーが8月29日、再開しました。
 1室を6日間借りていちばん安い部屋で12600円という価格は、利用者にとってはありがたい存在です(逆の立場からすれば、官による民業圧迫以外のなにものでもないけど)。

 2階の全6室という構成は変わりませんが、これまでのギャラリー4が「大通交流ギャラリー」という名になって、資料館の資料写真などを飾るコーナーになりました。それにしたがって、ギャラリー5と6がひとつずつずれています。
 壁などがきれいになったのはもちろんですが、時代を感じさせるのは、全館が禁煙になったこと。もうひとつは、指定管理者制度を導入し、建物の管理をNTTグループが行うようになったことです。
 これで、どれくらい税金の節約になるのか知りませんが、利用者の使い勝手がわるくならないよう望みたいものです。

 札幌市資料館ミニギャラリーの展覧会日程の基本パターンは、

火曜から日曜まで、午前9時-午後7時

です。
 ただし、開始時間が10時だったり、終了時間が6時だったりする展覧会はけっこうありますので、注意を要します。
 また、月曜が祝日だったりすると、月曜開館、火曜休みになります。

 再オープン第1弾の展覧会は
「武田京子写真展 光と愛と風と」
「第5回マンダラアート展」
「写遊塾写真展」
「第8回アップル・グリーン水彩展」
「第19回花いろ会水彩展」
の5つ。
 「写遊塾」のみ9月10日まで、ほかは3日までです。

 このうち、「北海道の自然風景を撮る」という副題の付いた「写遊塾写真展 四季逍遥2006」は、なかなか見ごたえがありました。
 出品者は上田湧三、梅木正勝、後藤了、小路正幸、田森征詔、宮野勝男の6氏。
 いずれも、狙いのしっかりさだまったネイチャーフォトです。
 上田さんの「夕照の海」は、フジクロームベルビアというせいもあるでしょうが、この世の光景とは思えないほど鮮烈な赤が、空と海面とを蔽っています。
 小路さんの「悠久の流れ」は、山間の川べりの緑がじつにあざやか。1秒というスローシャッターも効果をあげているようです。

 「第8回アップル・グリーン水彩展」「第19回花いろ会水彩展」は、いずれも道展会員の寺井宣子さんの教室展です。
 


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1 コメント

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写真展について (ももこんぐ)
2008-06-14 15:11:45
宮野勝男さんの写真がとてもよかったです。

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