北海道新聞2009年8月22日の千歳版から。
【千歳】戦中から戦後の日常風景をガラス乾板で撮影した写真83点が、ギャラリー花のん(祝梅494)で展示され、好評だ。ギャラリーを主宰する三浦昇さん(63)は「デジタルカメラ全盛の時代だが、一枚一枚大事に撮っていた写真の原点を感じてほしい」と話している。
撮影したのは、三浦さんの大学時代の友人でアマチュア映像作家の難波稔さん(63)=宇都宮市在 . . . 本文を読む
FLOWER TRAVELLIN' BAND(フラワー・トラヴェリン・バンド)。
この名前をRising Sun Rock Festival 2009 in EZOのサイトで見たときは、ほんとうにびっくりした。
1970年代前半に活躍した、筆者にとっても「歴史的」なバンドであったからだ。
つまり、じぶんにとってリアルタイムの記憶がない存在なのだ。
筆者のような老人でさえそうなのだから、 . . . 本文を読む
北翔大の美術サークル「米」(よね、と読みます。初代代表の姓からとったそうです)の現メンバーと卒業生による合同展。
いちおう、「複数ジャンル」のカテゴリーにいれておきましたが、大半は絵画です。
いちばんびっくりしたのは、北海道抽象派作家協会の若手などとして活躍中の石川潤さん「呼吸」。壁に大小13点、床には40点ものキャンバスおよびボードが散らばり、平面インスタレーション的な構成になっています . . . 本文を読む
正式名称は、第25回記念多年草展 北翔大学(旧北海道女子短期大学)工芸美術科日本画コース卒業生の会。
北海道女子短大には1966年、道内の高等教育機関にはめずらしい、日本画コースが設けられましたが、惜しくも2001年に廃止となりました。
「多年草展」は、卒業生有志の発表の場として1982年に第1回がひらかれ、2003年までは毎年、それ以降は隔年に開催されています。
今回は、記念展というこ . . . 本文を読む
(承前)
芸がないけど、見た順番に。
まず朝市会場へ足を向けたのは、ここが「朝市」の名のとおり、早朝5時からあいているのに午後1時で閉まるからである。
まるで体育館のような朝市の建物。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアでの買い物に慣れた身には、とまどってしまう対面販売。観光客で大賑わいである。
もっとも、筆者はいま買い物をすると荷物になるだけなので、なにも買わない。
最 . . . 本文を読む
日帰りで函館に行き、「ハコトリ」を見てきた。
来週は手稲山でMagical Campがあるので、今週末しか行く日がないのだ。
このブログをお読みの方ならご存知かもしれないが、「ハコトリ」と1文字違いの有名な催しがある。
「ハマトリ」である。
2001年に始まった「横浜トリエンナーレ」の略称だ。
横浜も函館もことしが開港150年。
ならば、函館も横浜に倣って…と考えたかどうかわからな . . . 本文を読む
(承前)
モノクロに加工したように見えるかもしれませんが、通常のカラー撮影です。
Bohemian Gardenの横に浮かんでいる気球です。
ことしの朝の太陽はこんな感じ。
全体的に晴れていましたが、東の方だけ雲がかかっていて、昨年ほどの美しさではありませんでした。
また来年 . . . 本文を読む
21日。
さいとうギャラリー
→スカイホール(名木野修絵画展など)
→野田額椽店アートホール
→札幌市資料館(溝口芳夫写真展 北海道彫像紀行III-希望-など)
→ギャラリーミヤシタ
→オリジナル画廊
資料館からオリジナル画廊までは徒歩。
せっかく1dayカードを利用したのに、利用額が1000円にみたない、めずらしい日。
これだけあるいても11379歩。
22日。
道新ぎゃら . . . 本文を読む
通称「ドラクエ企画」の恒例企画。
1組(個人よりグループが多い)が10点ずつ出品しており、会場の壁にずらーっとならぶさまは、壮観です。
約130組が出品しています。
1枚160円。売り上げのうち100円が作家側に入るそうです。
ポストカードのほか、Tシャツやアクセサリーなども販売しています。
学生やイラストレーター志望者が多いのですが、なかには村上 . . . 本文を読む
札幌在住の画家、名木野(なぎの)修さんが3年ぶりの個展をひらいています。
名木野さんは身近な風景を題材に、写実的な絵を描きます。
よくある風景画とも見えますが、光と影をとらえる確かな伎倆は、見れば見るほど味わいが増してきます。
ところで…。
よく印象派の概説書や画集などに、影の部分は黒っぽいだけではなく黄色や緑が入っていてナントカカントカと書いてありますが、あれってみなさん、ほ . . . 本文を読む
道内の野外彫刻を撮り続けている溝口芳夫さんの、3度目の写真展。
個展のタイトルに「希望」とあったので、厳しい時代背景はともかく、どういう意図があるのかと思いながら見ていたら、ハッとさせられました。
道内には、こんなにたくさん「希望」という題の彫刻が、公共空間に設置されているのですね。
今回は36点が出品されていますが、そのうちおよそ半数が、そのものずばり「希望」だったり、さっぽろ地下街 . . . 本文を読む
独立美術と全道展の会員、女流展の委員をつとめるベテラン画家の竹岡さんの個展。
筆者はかなり以前から竹岡羊子さんを存じ上げておりますが、昔からぜんぜん変わらないというか、お年を取らないタフな方だなあと感心させられます。トレードマーク?のオーバーオールをはき、個展では色彩鮮やかな大作をどーんと展示します。
だいたい、これほど鮮やかな(しかし、発色が生っぽくない!)紫とピンク、赤などを画面に併存さ . . . 本文を読む