『非人間的酷使』/ KIIRE SISÄLLÄMME
UNKIND ‘HANGEN SYLIIN’ CD COMBAT ROCK INDUSTRY CRI-049
日常に潜む非人間的酷使が 経済成長を生み出している
返済不能の借金を 誰もが増やしていく
生き続けるために 自尊心が破壊される
人生を放棄 干からびるまで吸い尽くされる
慌てふためく どこに向かうか分からないままに
速さと効率性が 求められる
過去から残された 資源と財産
一寸先は闇であり 金銭的な不安だけが貯まる
果てしない苦悩 落伍者が世の中に溢れ出る
『何ひとつ』 EI MITÄÄN
UNKIND / POLICE BASTARD SPLIT-7“EP FIGHT RECORDS FIGHT-024
一切を諦める/
生けるしかばね同然の現代生活/
資本主義が輪縄をしっかりと固定させる/
ぐるりとひとまわりを締めつけられる首/
酸素を吸うにも悶えあがくのだ/
だのに暮らしていかなくちゃなんねぇ/
何ひとつ/
何ひとつ道が残されてねぇ/
『ティエダー・ヴィホリセッスィー』 / TIEDÄ VIHOLLISESI
UNKIND ‘WHO’S THE FUCKING TERRORIST’ 7“EP FIGHT RECORDS FIGHT-022
ずる賢く立ちまわる邪神が/
テメェを安く売れと要求してくる/
日常生活を託すために/
願望を忘れ去るために/
いいか、自分の敵を知るんだ/
やつは己を生贄に捧げろと強要してくる/
自分の夢を成し遂げるんだ/
存在理由のある希望を叶えるんだ/
おまえに苦悩があれば/
道を押し開いて進むはずだ/
未知なる経験のために/
魂のナゾに向かって
『エレメン・パイネ』 ELÄMÄN PAINE
UNKIND ‘MIELIEMME TUHKASTA’ CD COMBAT ROCK INDUSTRY CRI031
その日暮らしで
日ましに
息をつく間がなくなる
人びとは「自分の注文したものが手に入る」という
だがそんな機会などまったくない
外部からの圧力で
それは（あちら側では）軽くふざけてるつもりかもしれないが
こっちではもう十二分に打ちひしがれている
揺りかごから墓場まで
連中からは愚か者とされるありさま
『ヴェリネニォトリトォス』 VERINEN ILOTULITUS
生血を吸った光線を浴び続けるバグダッド/
天空をミサイルが照射する/
罪のない無数なる犠牲者/
徹底した破壊が街路を支配する/
誇示される血まみれの砲撃/
空しく殺害された千人もの命/
血に汚れた銃撃ショウ/
街は死に至る炎の洗礼を受けている/
戦争を脚色して仕上げられる映画作品/
だれひとり現実を記憶しない/
チャンネルは永遠に変更可能/
あの銃撃戦が（視聴者の）神経に障り始める時には/
’コラージュ’ 200×200mm 平成27か28年
