波の中へ

連続HC戯曲、歌詞対訳、クラストコア、ノイズコア、USコア、ジャパコアなど、なんでもかんでもな内容のブログです!

Q: AND GASMASK? A: AND GASMASK. その181

2019-04-30 23:46:18 | Q: AND GASMASK? A: AND GASMASK.

GET BACK THE DISCARDED ARROW 22(その180から)

 

 

(深夜。病院の守衛室。

タダヒロ、ケンジ、守衛ハセガワ)

 

Tadahiro「ふ〜っ。

カップ麺を食べたら、

無性に眠くなってくるな。

あっ、見ろよ。

ハセガワさん、

椅子にもたれたまま寝てるんじゃねぇのか?」

Kenzi「ずいぶんとまた、

あの姿勢で寝るのに慣れてるようだな」

Tadahiro「おい、ケンジ。

今のうちに、

ちょいと病院の中を探検に行こうぜ!」

Kenzi「お前、

さっきビールは飲むなって人に言っておきながら、

守衛室を出ることに関してはいいとでもいうのかよ?」

Tadahiro「しーっ! 

でかい声で話すとハセガワさんが起きちまうだろ。

病院の見取り図を確かめておくのも、

我々の任務だと考えたらどうだ?」

Kenzi「都合のいいこと言いやがって。

わかったよ。

でも探検ていって、

エミリのばあさんに挨拶に行こうってのかよ?」

Tadahiro「アホ! 

んなことするわけないだろうが。

俺たちが怪しまれるだけだろうが」

Kenzi「だったら、

さっきのBLACK FLAG、ALLIANCE組と

最近の音楽事情について喋ってくるってのか?」

Tadahiro「お前なー。

廊下の監視カメラの場所と角度を、って、、、、

おい! 

モニター見ろよ!」

Kenzi「あれは2階廊下の、、、、

なんだ? 

白い寝巻き姿が、

おう、こっちに向かって歩いてくるぞ!」

Tadahiro「やばい、隠れろ!」

Kenzi「なんで、ここで隠れなきゃならねぇのかわからんが、

とりあえず、電子レンジの棚の後ろへ! (二人隠れる)」

 

‘(ドアを叩く音)コンコンッ、、、、、ギィーッ、、、、、’

 

二人「(顔を見合わせて)、、、!?、、、」

 

「ふしゅ〜っ、、、、」

 

‘、、、、、ギィーッ、、、、、(パタン)、、、、、’

 

 

Tadahiro「、、、おい、なによ、今の?」

Kenzi「、、、聞いたか、

‘ふしゅ〜っ’っての?」

Tadahiro「おいおい、

サイコサスペンスに出てくる、

頭のおかしい殺人鬼が、

ここの病院にいるってわけじゃねぇよな、おい?」

Kenzi「見ろ、あの後、画面に映ってない! 

ってことは、

戻るのは裏の階段を使ってるってことか?」

Tadahiro「ここに来る時は表から来て、

帰る時は裏。

ケンジ、1階の画面を良く見てろよ! 

俺は3階の画面だ!」

Kenzi「さすがにこの時間になると、

しんと静まり返っているようだな」

Tadahiro「カメラに音声機能は付いてないから、

なおさら幽霊とか映るかもしれないじゃん!」

Kenzi「やめてくれよ〜! 

だんだん真夜中の病院が怖くなってきたじゃねぇか!」

Tadahiro「おかしいな〜。

さっきの白い寝巻き野郎、

どこをほっつき歩いてるんだ?」

Kenzi「あのよ〜、さっきの、

SKITSYSTEMのジャケットの、、、に、

似てねえか?」

Tadahiro「うわぁぁぁ〜っ! 

やめてくれよ! 

まじ、怖ぇじゃねぇか!」

 

SKITSYSTEM ‘STIGMATA’ CD

IRONFIST PRODUCTIONS IFPCD017

 

 

(、、、続く、、、)

 

では、Cheers!

 

 

 

 

 

 


Q: AND GASMASK? A: AND GASMASK. その180

2019-04-29 23:42:14 | Q: AND GASMASK? A: AND GASMASK.

GET BACK THE DISCARDED ARROW 21(その179から)

 

 

(夜。ハジメの部屋。ハジメ)

 

Hajime「うおう、タダヒロとケンジが来るまで、

封を切るのを我慢しようと思っていたけどよ、

こうやってブツを眺めていると

そういうわけにもいかなくなってきてるわけでよ、、、

よっしゃ、、、

このBOX SETの角を、こうやって、、、

爪で、、、引っかけて、、、

(ペリペリ)、、、

 

DISCHARGE ‘NOISE NOT MUSIC’ BOX SET

F.O.A.D.RECORDS F.O.A.D.160

 

 

‘リリリリリリンッ、、、リリリリリリンッ、、、’

 

うおう! 誰かよ? 

いいところで邪魔しやがるかよ! 

待っていてくれよ、ボックス・セットちゃんよ♡、、、

はい、もしもしかよ」

Shin-Ichirou「ハジメ、おつかれ。

電話いいか?」

Hajime「うおう、シンイチロウかよ! 

今よ、ものすごくいいところ、

もうちょっとでイキそうになって

ぅおぅおしてるところなんだがよ!」

Shin-Ichirou「なんだ? 

ビニ本のビニールでも破ってるのか?」

Hajime「惜しいかよ! 

今回はビニ本じゃなくて、

‘ばあ〜ん!’と取り出しまたるは

BLACK VINYL SETかよ!」

Shin-Ichirou「、、、BLACK VINYLなら、

ハジメの部屋に1,000枚以上あるんじゃないのか?」

Hajime「その、普通のビニールじゃなくてよ、、、

うおう、ところで、

こんな時間にどうしたかよ?」

Shin-Ichirou「それが、

今、出張先の宿泊所からなんだけど、

明日のJZ秘宝館に行けなくなってな」

Hajime「リーダーが来なくてどうするかよ?」

Shin-Ichirou「そこをなんとか。

仕事上のトラブルってやつで、

明日も出なきゃならなくなっちまってな」

Hajijme「、、、うおう、、、

それは仕方がないかよ。

じゃー、どうするかよ? 

延期にするかよ?」

Shin-Ichirou「そうしてもらえると、ありがたい」

Hajime「わかったかよ。

オレからみんなに電話しておくかよ」

Shin-Ichirou「悪いな。 

(ピーッ)、、、あ、

10円玉が無くなってきた。

そろそろ切れる。またな」

Hajime「うおう、チャオかよ! 

(ガチャン)」

 

 

(、、、続く、、、)

 

では、Cheers!

 

 

 

 

 

 

 


Q: AND GASMASK? A: AND GASMASK. その179

2019-04-28 22:12:21 | Q: AND GASMASK? A: AND GASMASK.

GET BACK THE DISCARDED ARROW 20(その178から)

 

 

(病院の守衛室。

タダヒロ、ケンジ、守衛ハセガワ)

 

Tadahiro「今頃、ハジメのやつ、

DISCHARGEのBOX SETを開けて、

一人ニヤニヤしてんだろうな〜」

Kenzi「おぅ! 

確かライブLPの3枚組と、

ブックレットにメンバーの写真がわんさか

100点以上載ってるんだったよな?」

Tadahiro「世界で限定600セットいうから、

日本には何セット入ってきてるんだろうな。

サトシがすぐに電話予約したけど

売り切れだったらしいぜ」

Kenzi「まさかハジメも、

俺たちがエミリの撮影のことでこんなことやってるとは、

思いもしてねぇだろうな〜、ちぇっ!」

Tadahiro「これっぽっちもな!」

Kenzi「‘ホワ〜イ?’」

 

         DISCHARGE ‘NOISE NOT MUSIC’ BOX SET F.O.A.D.RECORDS F.O.A.D.160

 

Hasegawa「(バタン)

待〜た〜せ〜た〜な〜、お若いの。

泥棒が出そうな雰囲気なぞ、

まったくをもって‘なっしんぐ’じゃよ!」

Tadahiro「あ、ハセガワさん、

見回りおつかれさまです、

‘デス・ディーラーズ’!」

Kenzi「さっき、正面玄関では、

監視カメラに向かって何を言おうとしてたんですかね〜、

ねばー、ネヴァ〜、あ、原、発反対!」

Tadahiro「(くっ)」

Hasegawa「(?)ああ、あれはのぅ。

わしの机の上に

‘平凡パンチ’が乗ってるから

勝手に見ていいよ、

と言おうとしたんじゃよ」

Tadahiro「おおっ、

今週号の表紙は、河合N子!」

Kenzi「出た、

最強お⚪︎ぱい星人!」

Hasegawa「わしはこのオナゴよりも、

なんていったか、そうそう、

りあ・Dぞんの方が好みじゃわい」

Tadahiro「元祖クロフネですか? 

ハセガワさんもお盛んですねぇ〜」

Hasegawa「ふはははは。

わしに‘くびれ系’の話をさせたら

80年は喋り続けられるんじゃがのぅ〜!」

Kenzi「俺だって、

パンク・ファッション‘くたびれ系’の話だったら

少しは出来るってもんだぜ!」

Tadahiro「ケンジの場合は、

‘へべれけ系’じゃねぇのか?」

Kenzi「うるせ〜!」

Hasegawa「(?)お若いの、

言うの忘れておったが、

冷蔵庫にビールが10本ほど、、、」

二人「、、、!、、、」

Hasegawa「あ、ビールじゃなかった、

栄養ドリンクじゃった」

二人「、、、(ガックシ)、、、」

Hasegawa「夜勤の時は目を覚ますのに1番いいからのぅ〜。

もし飲みたかったら勝手にやってくれ」

Tadahiro「あ、ありがとうございます。

あのー、我々二人は

見回りとか行かなくてもいいんですか?」

Hasegawa「そうじゃのぅ〜。

正直、お若いのが出歩いてるところを

ここの従業員に見られたら、

少々厄介なことになり得るでのぅ〜。

監視カメラの画面を見る手伝いとして、

エミリさんから紹介されておる。

出来ればここ守衛室から、

トイレ以外はあまり動かないでもらいたいのじゃが」

Kenzi「はぁ、やっぱりそうですよね。

ところで、

看護婦たちも夜勤とかはやってるんですか?」

Hasegawa「この病院では、

看護婦に夜勤は極力させてないんじゃよ。

遅くても夜の10時で

派遣の夜勤組と交代という決まりでのぅ〜」

Tadahiro「さっき画面に映った二人の看護師が、

夜勤組ってことですか?」

Hasegawa「そうなんじゃよ」

Kenzi「なんでぇ、

後で看護婦詰所に行こうと思ってたのによ。

‘あのー、カセット・テープの出し入れがわからないんですけど’

とか言ってARSEHOLESカセットをチラつかせ、

そこで音楽の話に花が咲いて、

二人きりになって、それで、、、」

 

          ARSEHOLES ’PHL 2019’ CASSETTE BLACK KONFLIK BKR111 / SHR035

 

 

Tadahiro「お前、何一人で妄想してんだよ! 

‘もしかして、あなたはパラノイア(精神分裂病)ですね? 

すぐに入院しましょう’

とか言われるのがオチだぜ、はっは〜!」

Hasegawa「お若いの、

カセットならいつでも使っていいんじゃよ。

わしはこれから弁当の時間でな。

お湯ならあっちのヤカンで沸かしておくれ」

Kenzi「なんか、

カップ・ラーメンが食べたくなってきたぜ。

では、ヤカンをお借りしま〜す」

Tadahiro「あ、ケンジ。

俺の分も沸かしてくれ!」

Kenzi「おぅおぅ、それは高くつくぜ! 

今回はいったい何とトレードしてくれるんだよ?」

Tadahiro「そうだな、来週あたり、

銀行強盗を手伝ってやるよ!」

Hasegawa「ゲホッ、ゲホッ!、、、

ぐ、苦しいわい、、、

し、死ぬ〜、、、」

 

 

(、、、続く、、、)

 

では、Cheers!

 

 


『すべて最低のたわごと』

2019-04-27 21:46:39 | 歌:SKITSYSTEM

『すべて最低のたわごと』 / ALLT E SKIT

 

                            SKITSYSTEM ‘ALLT E SKIT’ CD BARBARIAN RECORDS 603

 

 

俺に対するすべてが揃った制度

俺は何も受け取っちゃいないぜ

あいつらは俺を操りたがる

あのたわごとにはほんと胸糞が悪くなるぜ

 

すべてが最低のたわごとだぜ

 

いつになったらあいつらは諦めるのか

俺の人生は台無しだぜ

あいつらの嘘と偽りで

絶対服従と裏切り行為でよ


Q: AND GASMASK? A: AND GASMASK. その178

2019-04-27 01:03:11 | Q: AND GASMASK? A: AND GASMASK.

GET BACK THE DISCARDED ARROW 19(その177から)

 

(夜。ハジメの部屋。ハジメ)

 

 

 ‘プルルルルッ、、、プルルルルッ、、、プルルルルッ、、、、、、’

 

‘ガチャンッ’

 

‘プルルルルッ、、、プルルルルッ、、、プルルルルッ、、、、、、’

 

‘ガチャンッ’

 

 

Hajime「、、、おかしいかよ、、、

この時間に、

タダヒロもケンジも電話に出ないなんてよ、、、

せっかく

DISCHARGEの

BOX SETが届いたから、

みんなで見ようと思ってたのによ!

 

         DISCHARGE ‘NOISE NOT MUSIC’ BOX SET F.O.A.D.RECORDS F.O.A.D.160

 

土曜の夜に宅配を時間指定しておいたから、

二人とも部屋に来ることになってたはずなのによ、、、

もしかして、、、? 

オレがエミリの水着写真を撮りたいって

ちょっと強く言いすぎたからかよ? 

あいつら、

それで嫌気がさしたかよ? 

そうかよ、

ならこの部屋で撮影というのは、

悔しいがやめにしておくかよ。

あの時はオレも

ビールを飲みすぎてたのもあるしよ。

うおう、

それにしてもBLACK VINYLかよ! 

よくぞ残っててくれたかよ! 

うおう、、、わかったかよ! 

タダヒロとケンジが来るまで、

封を開けるのは我慢するかよ! 

ああ〜ぐ! 

二人とも来るんなら早く来いっ来いってかよ! 

恋はスカイダイビングでも

ノーバディーズ・ドライビングでもなんでも、

でも今回の盤は

メイド・イン・イタリーかよ!」

 

 

(、、、続く、、、)

 

では、Cheers!