AIN’T NO FEEBLE MUSTARD NO KICKIN’ SCAPEBOAT 9(その196から)
(昼すぎ。ハジメの部屋。
ハジメ、タダヒロ、ケンジ、サトシ、
ヤン、ホルヘ、シンイチロウ、エミリ)
DISCHARGE ‘NOISE NOT MUSIC’ BOX SET F.O.A.D.RECORDS F.O.A.D.160
Tadahiro「ほら、
客が‘FIGHT BACK’演ってくれって叫んでるぜ!」
Kenzi「‘オーケー!
The next song is、、、ファイバッ!’
(ブンブンブン)」
Tadahiro「危ね〜っ!(笑)
80年の10月ってことは、
まさに初期シングルが3回立て続けにリリースされたばかりの頃だな」
Hajime「その3シングルの曲は、
このライブで全部披露してるかよ」
Satoshi「‘WHY’からは、
‘AIN’T NO FEEBLE BASTARD’の1曲しか演ってないな」
Yang「この‘ALTERNATIVE VERSION’って、
どういうことなんですかね?」
Kenzi「この頃はまだ‘WHY’EPの全曲を作りかけで、
この曲もベースの刻みをどうするかで
RainyとBonesで意見が食い違ってたらしく、
それで保留にしてたんだ」
Shin-Ichirou「ケンジ、ほんとか?」
Kenzi「そういう可能性もあったってことよ」
Satoshi「おいおい!」
Yang「それにしてもRainyのベースからは、
いつも爆撃機のエンジン音を思い浮かべますよ」
Jorge「ヘヴィさではマックスこの上ない」
Emily「Rainyは人気あるのに、
どうしてPoochはあまり話題にならないの?」
Hajime「うぐぐぐぐぐ、、、」
Tadahiro「出た!
ハジメ特有の拒絶反応!」
Kenzi「そうだぜ。
そういう偏見はやめてもらいたいね」
Satoshi「それがホントの‘プレジュディス’だぜ!」
Hajime「うるせーかよ!
(ドゴッ)」
Emily「やめなさいよ〜!
これでDISCHARGEの演奏がストップしたら、
あんたたちどう責任取るつもりなの?」
Jorge「次は自分で修理すればいい」
Tadahiro「ははっ!
だけどよ、
この時のBonesはエフェクターを使わないで
ギターから直でアンプに繋いで弾いてたって
何かで読んだことがあるけど、
それがどうして、
何故にこんな音が出せるんだろうかな?」
Hajime「実はギターの裏側に、
TONEBENDER貼り付けてたりしてよ!」
Kenzi「なに言ってやがる!
Bonesの場合、
エフェクターがどうのこうのではないんじゃないのか?」
Yang「おそらく世界中で、
彼のようなギター・サウンドを出したくて、
今日も四苦八苦しているギタリストが
星の数ほどいるのではないでしょうか?」
Emily「あたし今ふっと思ったんだけどさ〜。
Tezzが初期にヴォーカルやってて、
Calが現れたから途中でドラムに代わったじゃない。
もしもずっと彼がヴォーカル担当だったら、
バンドはどんな感じになってたのかしらね?」
(、、、続く、、、)
では、Cheers!