DEATH FROM BAOBAB 3(その52から)
「REVELATIONシリーズNo.二桁で、今回はNo.11
BOLD ‘S-T’ 7”EP REVELATION RECORDS REVELATION: 11
(前回からの続き。
ファイバッ公園、
ステージ横にシンイチロウ以外の者が集まり、
体を休ませながらカセットを再生)
Emily「まず、
タダヒロとハジメが買い出しに行って、
あたしとマモルくんがここを離れて」
Jorge「ヤンと2人で発電機見に行って」
Kenzi「俺とサトシがトイレの裏側に、
誘われるように向かって」
Hajime「それからの音声が、
この辺から再生になるのかよ」
Satoshi「これを録音したマモル、
ほんとに偉いよな!
ファイバッ公園のボスは、
実は君ではないのかね?」
Tadahiro「いやぁ〜、よく出来た弟よ!
兄貴のしつけがいいってよく言われてね〜!」
Emily「(バシッ)こういう時だけ、
褒めるんじゃぁないのっ!」
Yang「この音声では、
ここにいるみんなを入団させるみたいなこと言ってますね」
Kenzi「ふざけんな! ピエロ団がっ!」
Satoshi「まったく、
おととい、来なくてもいいってんだ!」
Emily「そんなことより、
今はロウを探す方が先でしょ!」
Hajime「ピエロ団は、
エミリとマモルを襲った2人と、
ホルヘとヤン、
続いてケンジとサトシをクロロホルムで攻撃した2人、
合わせて4人とマーを入れて5人と考えて良さそうかよ?」
Kenzi「それにしても、
マーの家で飲んでいる時は、
全然わからなかったよな!」
Hajime「実はケンジが来るちょっと前、
少し言い合ったりしたけど、
まさかピエロ団の一味になってたとは知る由もなかったかよ!」
Tadahiro「ひとまず、マーの事は置いておこうぜ。
ピエロ団は2台の車で消えたような音が入ってるよな」
Satoshi「さて、
シンイチロウを連れてどこへ向かった?」
Yang「マサヒトが、
ボスの弟どうのとか言ってますね」
Kenzi「務所で、
そいつに丸め込まれちまったか?」
Hajime「言いたくないが、
HCの話しが出来たことで、
相手がピエロ団であっても気を許したのかよ!」
Satoshi「前にショップ・ハンダで起きたピエロ団の騒ぎの頃は、
マーも一時期バンドを離れていたからな」
Tadahiro「おう!
ドムダー・バーガーの店長がそのボス弟と繋がってる可能性があるよな!」
Hajime「今日はここで解散して、
探す組と片付け組に分かれて行動するかよ?」
Emily「まず、マモルくんをお家に帰してあげて!
タダヒロの車に楽器類を積んで、
一旦帰ってちょうだい」
Tadahiro「そうだな。
まもなく夕方になるし、
マモルを置いてくる」
Kenzi「発電機とドラム・セットなんかは、
俺の車に積むとして」
Jorge「ほかの機材運ぶ」
Satoshi「俺の車、捜索隊で使おうぜ!」
Hajime「ありがたいかよ!
まず俺とサトシでバーガー屋に向かって、
聞き込み調査かよ。
エミリはバイク、
ヤンはどうするかよ?」
Yang「僕も、捜索隊ってことでいいですか?」
Satoshi「では、3人でドムダーに向かって、
‘ア〜〜イッ!’」
Emily「ちょっとあんた、こんな時に!
あたしは、帰って知り合いにピエロ団のこととか聞いてみるわね」
Jorge「そう、
ディストロの知り合い片っ端から聞いてみる」
Kenzi「ちょっと待てよ!
バッティング・センターの店員に、
それっぽいやつがいたから、
一応聞きに行ってみるぜ」
Satoshi「ピンときたら、
まずは実行しようぜ!」
Tadahiro「あくまで、警察沙汰にはならないようにしような!
ピエロ団の性質として、
サツに変な動きがあれば、
シンイチロウに何があるかわからないからな!」
Hajime「そうと決まれば、
行動するのみかよ!」
Jorge「今はシンイチロウみたいなリーダーいない。
全員しっかりしなければ」
Yang「誰か一人、
連絡係役に決めておいた方が良くないですか?」
Emily「そうね。
みんな、何か情報を掴んだら直ぐに私の家に電話して!
もし何もなくても、
夜8時までには連絡ちょうだい!
待機しながら、
状況のまとめ役ってのをやってみるわ!」
(、、、続く、、、)
では、Cheers!