A MIDSUMMER NIGHT’S CREAM 1(その107から)
MISFITS ‘L.A.WOMAN’ BOOT-CD HOLLYWOOD FIEND CLUB HFC001
(ハジメの新しい部屋)
Hajime「うおう、引っ越しで一番きついのは、
やっぱこのレコード箱を運ぶことかよ!
30箱以上あるのか、数えたくねぇかよ!
レンタカーでハイエースを借りて他の荷物と結局4往復かよ、
やっとのことで終わったはいいが、
見るかよこの散らかり具合はよ!」
“リリリリリリンッ、、、、、リリリリリリンッ、、、、、”
Hajime「うおう、新しい番号になって初めての電話かよ!
もしかして、愛しのエミリちゃんかよ?
まだ他に誰も教えてないからな。
いやいやまいるかよ!
はい、もしもしかよ!」
Shin-Ichirou「よぉ、ハジメ!
引っ越しは終わったのか?」
Hajime「何かよ、シンイチロウかよ?」
Shin-Ichirou「何よその、
お気に入りのコじゃないみたいな言い方しやがって!」
Hajime「うおう、悪い悪いかよ。
エミリに会ったのかよ?」
Shin-Ichirou「会うも何も、
今彼女は俺の勤め先の事務職に来てるんだよな。
建物は離れているが、
タイムカードを打ちに行った時にだいたい居ることが多くてな」
Hajime「そうかよ。
エミリはしょっ中職場が変わるから、
それもありかよ」
Shin-Ichirou「ところで、
今回の引っ越しでレコードを少し中古に出したって?」
Hajime「うおう、そうよ。
全然聴かねぇレコードなんか重くて運んでられるかよ!」
Shin-Ichirou「どこの買取に出した?」
Hajime「もち、東京の店によ」
Shin-Ichirou「そうか。
ま、確かに、ショップハンダに委託で出すよりは確実だよな」
Hajime「この街では、実際に手に取って眺めても、
金を払って買うやつなんか居やしねぇからよ」
Shin-Ichirou「その通りだ。
でも、何で突然引っ越しなんかしたんだ?」
Hajime「なんとなくかよ」
Shin-Ichirou「エミリの部屋が、双眼鏡で見えるからか?」
Hajime「ゴホゴホッ!
な、何を言うかよ?
エミリの家ってこの辺だったのかよ?」
Shin-Ichirou「市内局番が同じじゃねぇか!」
Hajime「マジかよ!
全く気が付かなかったかよ!(ドキドキ)」
Shin-Ichirou「やれやれ」
Hajime「うおう、
オレをその辺のストーカーと同じにするのかよ?」
Shin-Ichirou「別にそこまでは言ってないだろ」
Hajime「気狂いピエロ団の倉庫から救ったのは、
このオレだってこと忘れてくれるんじゃないかよ!」
(※ 'AND GASMASK その60' 2017.11.16付記事参照)
Shin-Ichirou「本当だな。やれやれ、、、
ところで、その中古で一番高値で売れたのは何だった?」
Hajime「うおうこれが、
意外なブツでよ」
Shin-Ichirou「意外?
てことは、プレスが極端に少なかった盤か?」
Hajime「確か200だったはずかよ」
Shin-Ichirou「日本のバンドか?」
Hajime「GRAVE NEW WORLD」
(、、、続く、、、)
では、Cheers!