波の中へ

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Q: AND GASMASK? A: AND GASMASK. その108

2018-06-10 01:38:54 | Q: AND GASMASK? A: AND GASMASK.

A MIDSUMMER NIGHT’S CREAM 1(その107から)

 

 

           MISFITS ‘L.A.WOMAN’ BOOT-CD HOLLYWOOD FIEND CLUB HFC001

 

(ハジメの新しい部屋)

 

Hajime「うおう、引っ越しで一番きついのは、

やっぱこのレコード箱を運ぶことかよ! 

30箱以上あるのか、数えたくねぇかよ! 

レンタカーでハイエースを借りて他の荷物と結局4往復かよ、

やっとのことで終わったはいいが、

見るかよこの散らかり具合はよ!」

 

“リリリリリリンッ、、、、、リリリリリリンッ、、、、、”

 

Hajime「うおう、新しい番号になって初めての電話かよ! 

もしかして、愛しのエミリちゃんかよ? 

まだ他に誰も教えてないからな。

いやいやまいるかよ! 

はい、もしもしかよ!」

Shin-Ichirou「よぉ、ハジメ! 

引っ越しは終わったのか?」

Hajime「何かよ、シンイチロウかよ?」

Shin-Ichirou「何よその、

お気に入りのコじゃないみたいな言い方しやがって!」

Hajime「うおう、悪い悪いかよ。

エミリに会ったのかよ?」

Shin-Ichirou「会うも何も、

今彼女は俺の勤め先の事務職に来てるんだよな。

建物は離れているが、

タイムカードを打ちに行った時にだいたい居ることが多くてな」

Hajime「そうかよ。

エミリはしょっ中職場が変わるから、

それもありかよ」

Shin-Ichirou「ところで、

今回の引っ越しでレコードを少し中古に出したって?」

Hajime「うおう、そうよ。 

全然聴かねぇレコードなんか重くて運んでられるかよ!」

Shin-Ichirou「どこの買取に出した?」

Hajime「もち、東京の店によ」

Shin-Ichirou「そうか。 

ま、確かに、ショップハンダに委託で出すよりは確実だよな」

Hajime「この街では、実際に手に取って眺めても、

金を払って買うやつなんか居やしねぇからよ」

Shin-Ichirou「その通りだ。

でも、何で突然引っ越しなんかしたんだ?」

Hajime「なんとなくかよ」

Shin-Ichirou「エミリの部屋が、双眼鏡で見えるからか?」

Hajime「ゴホゴホッ! 

な、何を言うかよ? 

エミリの家ってこの辺だったのかよ?」

Shin-Ichirou「市内局番が同じじゃねぇか!」

Hajime「マジかよ! 

全く気が付かなかったかよ!(ドキドキ)」

Shin-Ichirou「やれやれ」

Hajime「うおう、

オレをその辺のストーカーと同じにするのかよ?」

Shin-Ichirou「別にそこまでは言ってないだろ」

Hajime「気狂いピエロ団の倉庫から救ったのは、

このオレだってこと忘れてくれるんじゃないかよ!」

(※ 'AND GASMASK その60' 2017.11.16付記事参照)

Shin-Ichirou「本当だな。やれやれ、、、

ところで、その中古で一番高値で売れたのは何だった?」

Hajime「うおうこれが、

意外なブツでよ」

Shin-Ichirou「意外? 

てことは、プレスが極端に少なかった盤か?」

Hajime「確か200だったはずかよ」

Shin-Ichirou「日本のバンドか?」

Hajime「GRAVE NEW WORLD」

 

(、、、続く、、、)

 

では、Cheers!