「解釈オチ」ということばがある。
朝日新聞で以前、美術を担当していた大西若人記者のことばで、あまり世間にひろまっているとはいえないようだが、現代美術を評する際、ときとして便利なことばなのだ。
筆者がこんなことを言うのもなんだけど、まあ、現代美術は、よくわからないことが多い。
だから、会場の作者に説明を聞いたり、批評を読んだりして、作品の真意を探ろうとする。
その際、ことばによる説明ですっ . . . 本文を読む
北海道新聞夕刊の後志・小樽版には週1回「しりべし旅日記」というコーナーが掲載されています。
小樽支社のデスクが文章を書き、イラストレーターが絵を担当するという、面積はかなり大きな連載です。
8日の5回目からイラストが、若手の実力派水彩画家、石垣渉さん(札幌在住)の担当になりました。ただし、モノクロです。
これが、石垣さんとは思えないほどくだけた調子のイラストで、下のほうでジンギスカンを食べ . . . 本文を読む
室蘭の道新文化センター講師による個展。うつわの販売よりは、個性的なオブジェ・花器の発表に主眼が置かれた展覧会です。
ちらしには「北海道陶芸展会員」とあり、なるほどダイナミックな作風は、同展(北海道陶芸協会)の創始者である下沢土泡さんに通じるものがあるのかもしれません。北海道陶芸協会(しつこいようですが北海道陶芸会とは別の団体)のメンバーは札幌後楽園ホテルでよく作品を展示しており、佐藤さんも自作 . . . 本文を読む