毎年スカイホール全室を使って行われている展覧会だけど、ことしは例年と意味合いがちょっと違う。
大賞が、道教育大3年の森本めぐみさんの作品(「On the Field」)だからである。
もっとも、例年入選している北海道芸術デザイン専門学校の学生の作品は今年は見られず、道内勢は森本さんひとりだけなのだが(同校は学校賞を受賞)。
いずれにしても、北海道から大賞というのは、すごいことだとあらためて . . . 本文を読む
道内と、道内出身で首都圏在住の、40歳以下による展覧会。
時計台ギャラリーの全7室をつかって、2002年から毎年3月に開かれている。
この種の展覧会で、全体的な傾向に言及することにどれほどの意味があるのかわからないが、どうも今回は印象に残る作品が少ないような気がした。
いままでの流れをまとめてみれば、第3回あたりは、武蔵野美大や多摩美大在学中の出品者が増えて団体公募展の縮小版みたいな雰 . . . 本文を読む
道都大学中島ゼミの旺盛な活動については、このブログで何度も紹介してきました。
こんどは、中島公園近くに昨年オープンしたギャラリーカフェで4週間にわたり4つの展覧会を行います。
まず、第1週は、阿部真大さん、阿部拡(ひろむ)さん、石井誠さんの3人展。
阿部拡さんが染色を、あとの2人がシルクスクリーンを発表しています。
カフェと展示空間がうまく分かれ、窓の大きな空間をじょうずに利用して . . . 本文を読む
道教大4年(したがってまもなく卒業)で、油彩を学んできた中里さんの個展。
手芸品店「カナリヤ」で買ってきた布にジェッソを塗って下地とし、その上から油絵の具で描いた2点を展示している。
カーテンなどに使う布であり、キャンバスなどではない。もちろん額装もしていない。
いずれも、この会場で今月9日から滞在制作したものだ。
いま、このエントリを書いていて初めて気がついたのだが、過去のエントリで . . . 本文を読む
売上金の一部を環境保護に寄付しているグループ展で、陶芸を中心にいろいろな分野の作家が出品しています。
ことしの出品者は次のとおり。
▽木彫 小笠原み蔵(札幌)
▽衣布 吉村富美枝「此処家」(旭川)
▽押し花 坪谷直美「ギャラリー造型」(札幌)
▽陶芸 鳴海はるえ「陶工房晴」(札幌)
谷本幸子「さち陶工房」(十勝管内新得町)
清水知秀「客家窯」(帯広)
青木紀子「順心窯 . . . 本文を読む
(北川さんのお名前が違っていました。「智弘」になっていましたが「智浩」が正解です。たいへん申し訳ございません。訂正してお詫びいたします)
1967年生まれで、江別に窯を持つ北川さんの個展。
花器や皿などに、白磁の持つ端正な美をたっぷり堪能できます。
伝統を受け継ぐだけでなく、新しいかたちに挑む作者の姿勢も感じ取ることができました。
この会場からも近い「クラフトAger」の店内や、同店を . . . 本文を読む